2018/05/14
2018年5月12日(土)，13日（日），秋葉原コンベンションホール（東京都千代田区）において，標記の総会が開催された（大会長：天川由美子氏／東京都）．
Women Dentists Club は林美穂氏（福岡県）を会長とするスタディグループで，東日本，関西，東日本の3支部に分かれて日頃は活動し，年に1回，総会が開催される．
12日は会務報告のほか，6題の会員発表が行われた．
・全顎症例に取り組んで／山本直美氏（福岡県）
・難治性根尖性歯周炎に対する歯根端切除術の適応／小川直子氏（福岡県）
・精密な小児歯科治療のためにできること／岩泉理沙氏（東京都）
・寒天・アルジネート連合印象材の可能性を考える／岡本亜希子氏（大阪府）
・埋伏智歯を活用した欠損補綴症例／雨宮花氏（東京都）
・全顎治療の中で下顎の前方移動に苦慮し，途中から治療変更した症例／小原清見氏（岡山県）
日頃の臨床の取り組みの成果や演者が気になり調べたことなど，多彩な内容が発表され，各発表の後には議論も活発に交わされた．
WDC会長の林美穂氏（左端）と各支部会長，会員講演演者
13日は，山崎長郎氏による“Interdisciplinary management of Complex Esthetic Treatment”と題する一日講演で，山崎氏の長年渡る臨床から選りすぐりの症例が紹介され，症例の診かたや治療の進めかた，マテリアルの選びかたなど，審美や補綴臨床に関わるさまざまなトピックが示され，会場の聴衆は山崎氏一流の方法を会得しようと，真剣に聞き入っていた．
次回のWDC総会は，2019年5月19日（日）に開催される．10周年記念ということで，会員以外も参加できる講演会となる予定．