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日本顕微鏡歯科学会 第15回学術大会・総会開催される
 4月21日(土),22日(日),大阪大学コンベンションセンター(大阪府吹田市)にて標記学会が「Seeing is believing―百聞不如一見―」をテーマに掲げて開催された(大会長:木ノ本喜史氏/大阪府).
 基調講演では木ノ本氏がマイクロスコープの齲蝕治療および根管治療,歯根端切除術への応用例を示すとともに,今大会はマイクロスコープを自費の先端医療に用いるだけでなく一般診療にも取り入れてもらえるようなプログラムを組んでいると述べた.
 特別講演では下野正基氏(東歯大名誉教授)が「治癒の病理~臨床の疑問に答える~」と題し,歯髄の治癒能力,リバスクラリゼーション,上皮性付着の臨床的意義等の15の“臨床の疑問”を基礎研究者の立場から解説した.
 その後は「一般診療へのマイクロデンティストリーの活用」を掲げた両日にわたるシンポジウムにおいて,修復,歯髄処置,歯内療法(外科・非外科処置),補綴,歯周治療(外科・非外科処置,形成外科),インプラント,口腔外科の各領域におけるマイクロスコープの活用例が報告され,「歯科用顕微鏡を用いたハイジーンワークの現在(いま)」をテーマとした歯科衛生士シンポジウムも行われた.各シンポジウムの演題と演者は次の通り.
シンポジウム1:一般診療へのマイクロデンティストリーの活用1
「マイクロスコープを用いたコンポジットレジン修復」菅原佳広氏(日歯大新潟)
「助かる歯髄、助からない歯髄、強拡大視野下で診断する」泉 英之氏(滋賀県)
「マイクロエンドを好きになろう」松永健嗣氏(石川県)
「前歯部症例から始めるApical Microsurgery」田中利典氏(東京都)
「精密補綴治療」小林 実氏(大阪府)
シンポジウム2:一般診療へのマイクロデンティストリーの活用2
「非外科的歯周治療にマイクロスコープは必要とされているか? 2018年現在」阿部 修氏(東京都)
「マイクロスコープを用いた歯周外科」勝部義明氏(大阪府)
「ペリオドンタルマイクロサージェリーの真実」松川敏久氏(奈良県)
「マイクロスコープはインプラント治療を高めている。いつでも、どこでも、誰でも!」柴原清隆氏(福岡県)
「群馬大学口腔外科におけるマイクロスコープの導入と活用」小川 将(群大)
歯科衛生士シンポジウム:歯科用顕微鏡を用いたハイジーンワークの現在(いま)
「見える!伝える!マイクロスコープ下での歯周初期治療」高橋規子氏(兵庫県)
「患者さんとDHの信頼関係を深めるマイクロスコープメンテナンス」大野真美氏(大阪府)
「マイクロスコープで見るインプラント周囲の炎症」片山奈氏(京都府)

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