2018/03/26
3月25日（日），ベルサール飯田橋ファースト（東京都文京区）にて標記会が「歯科業界の未来への展望」をテーマに開催された．
午前は坂本静生氏（日本電気株式会社）が「歯科医院におけるAIの運用について」としてバイオメトリクス技術の概要や災害時の歯科臨床情報への活用の可能性を述べた．その後，同会2017年度マニュアル作成コース表彰式にてMVPに米丸美里氏（鹿児島県），2位に山井裕生氏（神奈川県），3位に佐藤秀雄氏（埼玉県），阿部祐一氏（北海道）らが選出された．
午後は澤瀬 隆氏（長大）が「インプラントデザインの新展開」としてオッセオインテグレーションの定義を再確認するとともに，コラーゲンの配向性と骨質を意識したインプラント体のデザインに関して研究成果を報告した．松尾浩一郎氏（保衛大）は「超高齢社会における歯科のパラダイムシフト」として高齢化に伴う多疾患，多障害時代における歯科のプレゼンスや栄養改善と感染予防の観点からの患者のライフステージに合った対応（口腔ケア・アセスメント）について考察した．
最後に理事交代式が行われ，現理事の顧問就任，理事長職の荒井昌海氏（東京都）から和田匡史氏（徳島県）へのバトンタッチ，理事新体制が発表された．
▲左から，新理事長の和田氏，新理事の立浪康晴氏（富山県），武知幸久氏（京都府），栗林研治氏（千葉県），瓜生和彦氏（福岡県），最高顧問に就任する荒井氏，顧問に就任する飯田吉郎氏（愛知県），森岡千尋氏（滋賀県），佐藤弘樹氏（秋田県），金平俊毅氏（京都府）