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5-D Japan 第9回総会 開催される
 3月11日(日),ザ・グランドホール品川(東京都港区)において,標記会が開催された.
 最初にファウンダーの石川知弘氏(静岡県)の開会の辞の後,参加者全員で東日本大震災の犠牲者への黙祷を行った.
 午前の会員症例発表は,増田 貴氏(東京都)の「インプラントと矯正を用いた咬合再構成」,上妻和幸氏(神奈川県)の「全顎補綴とインプラント,その考察と結果」,金子博寿氏の「露髄歯におけるVital Pulp Therapy」,安部貴之氏(静岡県)の「Save The Tooth 深いポケットを有する症例に対する考察」の4題であった.本会ならではの幅広いテーマ構成をそれぞれ簡潔にまとめられていた.
 午後の症例検討会は,演者に澤田則宏氏(東京都)を迎え,ファウンダーの福西一浩氏(大阪府)と「絶対に諦めない歯内療法!!~歯内療法専門医から見た抜歯基準とは?~」をテーマに,2部構成で講演が行われた.MTAの登場により,歯内療法がどう変わったのか.澤田氏が文献による精密な考察を行い,自院の症例を供覧する一方で,福西氏は症例をもとにした閉鎖創としての歯内療法の特徴や,それに伴う垂直破折の抜歯基準について議論を展開した.臨床実感や文献考察のいずれにも偏らずにバランスをもった両者の講演は,歯内療法をめぐる正しい知識の重要性を印象づけた.

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