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第16回日本睡眠歯科学会学術集会 開催される
 11月3日(金・祝),4日(土)の2日間,標記会が岩国国際観光ホテル(山口県)にて「広げよう 睡眠歯科のかけはし」をテーマに開催された(大会長:佐々生康宏氏・ささお歯科クリニック口腔機能センター).
 4日の学術集会では,開会式の後,臨床セミナー1「内視鏡実演」が佐々生氏によって行われた(座長:小谷泰子氏・平成歯科クリニック).1970年代から口蓋裂患者のスピーチに関するツールとして歯科分野にも応用された内視鏡であるが,睡眠歯科分野の診断にも利用されている状況を解説し,実演をしながら解説を行った.
 教育セミナー「摂食嚥下と睡眠歯科」では,研究編として奥野健太郎氏(大歯大)が登壇.「なぜ高齢者の誤嚥性肺炎は夜つくられるのか?~睡眠中の嚥下動態について~」と題し,誤嚥性肺炎の原因としての不顕性誤嚥の解説から,睡眠中の嚥下について氏の研究を解説し,睡眠歯科と摂食嚥下をつなぎ,臨床への有用性を感じるテーマとなった.次に臨床編として野原幹司氏(阪大)が登壇.「ポリファーマシーに挑む 睡眠歯科の視点からのアプローチ」と題し,医科で処方された薬剤が歯科治療に及ぼす影響を解説し,問題がある場合は臨床所見をつけて医科へ対診に出すべきであり,そのためには歯科医師も薬剤を知っている必要があると説いた.摂食嚥下分野で著明な氏だからこその説得力のある講演になった(座長:濱田 傑氏・近畿大).
 シンポジウム1「医科の立場から見た歯科との医療連携」では,耳鼻咽喉科の立場で千葉伸太郎氏(太田睡眠科学センター),精神科の立場で林田健一氏(スリープストレスクリニック),呼吸器内科の立場で林 俊成氏(所沢呼吸器科クリニック),循環器内科の立場で初野健人氏(初野医院)がそれぞれ登壇.従来は歯科の側から医療連携を考える講演が多かったが,実際に医療連携を行っている医科の専門家の立場で考察を行うという貴重な場となった(座長:外木守雄氏・日大,山本知由氏・あいち小児保健医療総合センター).
 特別講演「閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは何か?-歴史的視点から混乱の過程をふりかえる」では,立花直子氏(日本臨床睡眠医学会理事長,関西電力医学研究所)が登壇.睡眠ポリグラフィ検査やREM睡眠の発見など,精神科医が中心に研究を始めた歴史から,OSASに注目する過程,CPAPの有効性をめぐる課題など,歴史から詳細に見ていくことで浮き出る現在の睡眠医療の問題点をわかりやすく解説した(座長:佐々生氏).