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K.I.M 2014 Winter Meeting 開催される

 3月23日(日),愛歯技工専門学校(東京都板橋区)にて標記会が開催された(会長:吉永修氏・熊本県開業).
 議事の後,本会最高顧問である桑田正博氏(クワタカレッジ主宰,愛歯技工専門学校名誉校長)が講演・公演・口演など口頭で発表する際の注意点について簡潔にまとめ,会員の周知と注意を促した.

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 その後,会員発表が行われ,西耕作氏(福岡県開業)は「The Harmonized Aesthetic Ceramic Treatment」と題し,桑田氏によるFunctionally disoccluded occlusion(FDO)理論に基づくフルマウスリコンストラクションを行った症例を紹介した.
 遠山敏成氏(東京都開業)は「Functionally disoccluded occlusionの臨床~半世紀に渡り多くの咬合理論から導かれた道標~」と題し,FDO理論を利用した症例の紹介をしつつ,角度や数値など理論的な面の考察も行った.
 昼には園田晋平氏(熊本県・吉永歯科医院)がジーシーがバイトアイにあわせて開発したワックスを紹介.従来のブルーシリコーンの問題点を克服するとともに,バイトアイには適応できていないスカイラーワックスとほぼ同等の性能をもっていることを述べた.
 午後の会員発表では,まず長野靖弘氏(熊本県開業)が「ブラキシズムを伴う咬合不調和患者にアンテリアガイダンスを施した症例」と題し,咬合の問題から顎関節に症状を来した患者に対し,精密な診査・診断ののち咬合の調整を行うことで症状を緩和した症例を紹介した.
 西山和彦氏(福島県開業)は「クワタ・モデルとスカイラー論文よりFDO conceptを考察する」と題し,桑田氏の咬合論との出会いから,その理解をどのように深めてきたかなど,FDO理論の項目を整理することで紹介した.
 最後に菅義嗣氏(NEW TREND D.L・歯科技工士)が登壇.「Functionally disoccluded occlusion~その理論と実際を1つの症例から学ぶ~」と題し,桑田氏自身の口腔内をもとに,歯科技工士の立場でFDO理論を踏まえながら計画を立てていった過程を紹介した.

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