日本臨床歯科補綴学会 特別記念講演会 開催される
2月16日(日),日本歯科大学 富士見ホール(東京都千代田区)において,「顎機能に調和した補綴と矯正の基準」をテーマに標記講演会が開催された.
日本臨床歯科補綴学会(会長・渡辺正宣氏/仙台市・旭ヶ丘歯科クリニック)は,平成2年に設立された「日本臨床歯科補綴研修会」を前身として活動を開始し,平成15年に「日本臨床歯科補綴学会」に名称を変更し,現在に至っている.
午前の部では,黒江和斗氏(鹿児島市開業,日本矯正歯科学会理事)による「顎顔面矯正法のすすめ」,本会会員である浅野栄一朗氏(福島県伊達市開業)による「フルマウスインプラント補綴・顎顔面外科矯正の実際」の講演が行われ,顎顔面矯正,小児の咬合育成,インプラントと咬合など,顎機能と補綴・矯正との関係について論じられた.
午後は,下條 茂氏(ナチュラルメディカルカレッジ学長・ナチュラルメディカルジャパンCEO)による「全身と咬合を科学する」,小出 馨氏(日本歯科大学新潟生命歯学部教授)「咬合の果たす役割の大きさを知ろう」の講演が行われ,咬合と全身との関わりについて解説された.