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「愛知学院大学歯学部同窓会・歯科技工専門学校同窓会主催 平成25年度歯科医師・歯科技工士合同セミナー」開催される

126日(日),愛知学院大学楠元キャンパス(名古屋市千種区)にて標記セミナーが開催された.本セミナーは歯科医師と歯科技工士の連携をテーマに,愛知学院大学歯学部同窓会の愛知県支部と歯科技工専門学校同窓会が主催しているものである.6回目を迎える今回は,「誰でもできる、誰にもぴったり総義歯製作法」と題して前田芳信氏(大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座.歯科医師)と佐藤幸司氏(名古屋市守山区/佐藤補綴研究室.歯科技工士)が講演を行い,歯科医師72名,歯科技工士63名の計135名が聴講した.

 

前田氏は冒頭で「誰か一人だけにしかできない100点の技術よりも,誰でも実現可能な70点の技術のほうが教育的観点からは重要です」と話し,患者の受ける治療の質の差を少なくするためにも,まずは一定の質を担保できるようなシステムを設けることが重要だと語った.また,BPSBiofunctional Prosthetic System.Ivoclar vivadent社とヨーロッパの歯科大学や臨床医が共同開発した総義歯製作システム)を応用した総義歯製作の手法を供覧するなかで,正しい概形印象と顎間関係の採得が質の高い義歯を重要であると指摘し,各ステップにおける作業のポイントを解説した.(中略)

 

佐藤氏は力学や生理学,解剖学的な観点から総義歯形態や咬合様式を考察することの重要性について言及.「咬合様式を先に定めてしまい,それに合わせて咬合平面を決定するようでは,患者それぞれに合わせた理想的な咬合を得ることはできません」と述べ,歯列の左右や前後でも咬合様式は変わってくる場合もあるため,歯槽軸の方向(Axis)と対合関係を読み取って咬合平面を考察することが重要だと指摘した.(後略) 

 

Web aigaku.bmp

 

※本セミナーの詳細については,月刊『歯科技工』の後続号のRecord記事および参加レポート記事にて報告する予定です.

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