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第32回日本接着歯学会学術大会 開催される

 11月30日(土),12月1日(日)の2日間,福岡県歯科医師会館(福岡市)にて標記大会が開催され,約300名の歯科医療従事者が参加した(大会長:高橋 裕氏,福歯大).

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 会長講演では,日本接着歯学会会長である桃井保子氏(鶴見大)が「日本接着歯学会が他学会との連携で目指すもの」と題し,歯科の各分野における接着などについて具体的な内容をもとに紹介し,日本歯科医学会の専門分科会である本学会として,これからの他学会との取り組みについて提言を行った(座長:高橋英登氏・東京都開業).

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 技工セッションでは,末瀬一彦氏(大歯大)が「臨床応用に効果的な接着技工」と題して,オールセラミックスレストレーションの普及が広がる昨今において適切な接着技法の知識と技術の重要性が高まっていると指摘し,福井淳一氏(長大病院技工室)は「歯科技工における接着システムの活用」として,機械的結合と化学的結合のメカニズムや接着の破壊様式の違いについて解説したほか,ラボサイドで実践できる接着トラブルの回避法の一例として,適切な接着面処理を施すことや,積層界面のぬれ性を高めるモデリングリキッドを活用することを挙げた.

 シンポジウム2では,松村英雄氏(日大)が「機械的維持と機能性モノマーによる補綴装置の接着」との演題で,主にセラミックス材料の接着技法に言及.十分な歯面清掃と補綴物の種類(組成)に応じた表面処理が肝要と訴えた.「メタルフリー補綴装置接着の留意点」との題で登壇した新谷明一氏(日歯大)は,ファイバー補強ハイブリッドレジン(FRC)ブリッジを接着ブリッジに応用した際の生存率について海外の文献から考察したほか,有限要素法による応力解析によってFRCブリッジとメタルブリッジにおける荷重の加わり方の違いを検証した.

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 ほかにも田中卓男氏(鹿大)による特別講演「補綴治療における金属/プラスチック結合技術の変遷と今後の課題」やポスター発表など,幅広い分野にまたがった本学会ならではのプログラムに,活発な議論が起こっていた.

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