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青森インプラント研究会特別シンポジウム開催される

 11月4日(月・祝),弘前歯科医師会館(青森県弘前市)にて,青森インプラント研究会特別シンポジウムが「補綴学的視点からこれからのインプラント治療を考える」をメインテーマに開催された(会長:梅原正年氏/青森県開業).

 まず,椎貝達夫氏(東京都開業)が「高齢者に対するインプラント治療のポイント」と題し講演.高齢者のパーソナリティに応じたインプラント治療の特徴と,術後対応への配慮を中心に,これからの時代のインプラントの位置づけが示された.
 続いて小柳圭司氏(大阪府開業)は,「高齢化社会とインプラントオーバーデンチャー」のテーマで,可撤性義歯が固定性補綴に比して有利となるシチュエーションについて症例より考察.可撤性と固定性のあるべきすみわけについて提言を行った.
 武田孝之氏(東京都開業)による「インプラント補綴を前提とした欠損歯列のリスク評価」では,欠損歯列の診断に基づいた補綴計画がなければ,インプラントによって,さらに厳しい欠損歯列への進行を招く可能性があるとし,上下顎のバランスに配慮した補綴計画が重要とした.
 
  その後,事前に主催者より提示された症例への治療計画を参加者が提出してのセッションが行われ,欠損歯列の有するリスクの評価と治療計画,術後対応の展望まで,参加者を交えてのディスカッションが展開された.
 シンポジウム全体を通し,超高齢社会のなかでのインプラント治療においては,「年齢」という視点のもち方がより重要になってくることが強調されたと感じる.


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