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日本歯科保存学会2013年度秋季学術大会 開催される

 10月17日(木),18日(金)の2日間,標記大会が秋田県総合生活文化会館(秋田市)にて開催された(大会長:宮崎真至氏・日大).

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大会長の宮崎教授(左)

 1日目の特別講演Ⅰ「Publishing in 2013-An Editor's Perspective」では,Jeffrey A. Platt氏(インディアナ大学)がeditorをつとめるOperative Dentistry誌での経験をもとに,Online Publishingの現状やOpen Access Journalの問題点をはじめ,学術誌をめぐる現状を丁寧に解説した.宮崎氏による訳や追加説明もわかりやすく,参加者は熱心に聞き入っていた(座長:宮崎真至氏・日大).

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 シンポジウムⅠ「歯みがきを再考する-エビデンス(根拠)とコンセンサス(合意)-」は日本歯科保存学会・日本口腔衛生学会の共催で開かれたものである.最初に,座長による本テーマの解説が行われた後,臨床の場からブラッシングの効果を検討した「長期症例を通して歯みがきを考える」(楠雅博氏),研究を整理と最前線を紹介した「酸蝕症とブラッシング」(北迫勇一氏・東医歯大)「Caries and erosion:To brush or not to brush, that is the question」(飯島洋一氏・長崎大),歯磨剤の役割について解説した「デリバリーシステムとしての歯磨剤の役割」(高塚勉氏・サンスター)の4題が講演された(座長:桃井保子氏・鶴見大,眞木吉信氏・東歯大).

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 2日目の特別講演Ⅱ「高齢者の摂食機能の問題点と歯科保存治療への提言」では,植田耕一郎氏(日大)がこれまでの氏の経験をもとに,病態維持期の歯科治療である「障害の医学」に対する心構えを提言.そのような患者に対して,「残根」や「仮封」を積極的に評価する姿勢など,これからの時代に即した新たな考え方を提言し,注目を集めた(座長:川浪雅光氏・北大).
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