9月20日(金)~22日(日)の3日間,岡山コンベンションセンター(岡山市)で標記会が開催された(会頭:滝川正春氏・岡山大).
サテライトシンポジウム11「口腔内の痛みを考える-基礎から臨床まで-」では,「口腔粘膜における痛み感受性チャネルの局在と機能」(城戸瑞穂氏・九大),「口腔内疼痛の疾患別特徴」(小見山道氏・日大松戸),「舌痛症におけるArteminの役割」(篠田雅路氏・日大),「口腔内に痛みを引き起こす疾患と治療の実際」(野間昇氏・日大),「口内炎による疼痛発症メカニズム」(人見涼露氏・九歯大)の5題で,基礎と臨床が交互に発表する形をとり,痛みのメカニズム解明に向けた研究の最前線と痛みを訴えて来院する患者の実態の両面から,さまざまな意見交換が行われた(オーガナイザー:岩田幸一氏・日大).
特別講演Ⅰ「Stem and progenitor cells for tooth renewal」では,Irma Thesleff氏(ヘルシンキ大)が登壇.進化の過程で歯の生え替わりの回数が減っていったことを指摘.氏の研究室で行われてきた,さまざまな幹細胞・始原細胞による研究を紹介した.
次回大会は,2014年9月25日(金)~27日(日)に福岡国際会議場(福岡市)で開催される.