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第5回東海障害者歯科臨床研究会総会・学術大会 開催される

  7月28日(日)静岡県男女共同参画センターあざれあ(静岡市駿河区)にて,第5回東海障害者歯科臨床研究会総会・学術大会が,「地域で見る障がい者歯科」160名強の参加者のもと開催された(大会長:服部清氏/静岡市障害者歯科保健センター).

  午前に行われた認定医講習会では,安藤千晶氏(社会福祉士・静岡県地域包括支援センター)が「地域で障がい者を支えるために必要な社会福祉の知識」と題し,障害者福祉に関係する基本的な知識を解説.
  歯科の有する特性は,地域において見落とされがちな支援ニーズの発見に寄与する可能性を指摘するとともに,多職種がチームとして障害者の支援を行うために,地域包括支援センターとの連携の重要性を強調された.

  午後の「総合討論会」では,東海4県における障害者歯科をめぐる現状について,各県歯科医師会からの報告をもとに,障害者を地域で診ていくための課題が,会場を交えディスカッションされた.

  特別講演「地域で診る障害者歯科のこれから」では,緒方克也氏(福岡県開業)が登壇.長らく医療と福祉の垣根を越えた活動を行ってきた経験から,地域福祉の観点から障害者歯科のあるべき姿を提言された.歯科医師は地域福祉のキーパーソンとなりうる存在であり,その自覚と責務として障害者歯科に向き合う姿勢が必要と強調された.

  次回大会は2014年7月13日(日),三重県歯科医師会館にて開催される(大会長・鈴木俊行氏).


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緒方克也氏は,福祉との重なる領域としての障害者歯科の姿について講演

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安藤氏は,歯科医院によるニーズの「発見機能」
と,
多職種チームによる支援の重要性を解説




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