2012年12月1日(土),天神エルガーラホール(福岡市)にて,標記会が行われた.
本会は田中秀樹氏(福岡県開業・TEP主宰・秀志会顧問)のもと,勤務医中心に発足したTEPと開業医中心に発足した秀志会が行う会であるが,今回は徳永哲彦氏(福岡県開業)の主宰するR・R2と,安東俊夫氏(福岡県開業)の主宰するPABCと合同で開催され,審美・矯正・補綴・歯内療法など,幅広いテーマの会員発表9題が行われた.
また,特別講演では,田中氏が「これからの歯周治療,インプラント補綴を考える」と題し登壇.患者が治療に対してどのような期待をするか考慮しながら,口腔内全体のバランスをみつつも1本1本の天然歯をきちんと診断し,先を見た治療計画をたてる必要性を,具体的な症例をもとに示した.
総評では,岡村和彦氏(福歯大准教授),徳永氏,安東氏,田中氏が会員発表について,厳しくもこれからを期待するコメントがなされた.さらに徳永氏や安東氏からは今後も本会への参加希望が出され,高いレベルでの切磋琢磨が期待される締めくくりとなった.