7月22日(日),株式会社ジーシー GC Corporate Center(東京都文京区)にて,標記セミナーが56名の参加者のもと開催された.
本セミナーは,「歯科医師と歯科衛生士のコラボレーションによる 新・改めて学ぶ歯周治療セミナー」と題し,牧野明氏,畔川澄枝氏(富山県・まきの歯科医院)を講師に,“歯周治療が得意になって歯科臨床が楽しくなる”を目標に掲げ,日々の臨床の悩みや疑問にわかりやすく答える講演内容が展開された.
まず牧野氏は,歯周治療の流れのなかで歯科医師と歯科衛生士がイメージを共有し,適切な役割分担がなされることが重要であると述べた.特に,ブラッシングの徹底とルートプレーニング開始のタイミングが歯周治療成功の鍵であるとし,そのためには確実なシャープニングの技術と,X線写真・口腔内写真の規格性が求められると強調された.
畔川氏は,ルートプレーニングを行ううえでの技術的なポイントを丁寧に解説するとともに,シャープニングの実際をデモとともに紹介した.
会場は,歯科医師と歯科衛生士が共に参加する姿が多く見られ,医院の総合力として歯周治療に取り組む意識の高さが伺われた.