去る1月18日(日),標記セミナーが,「あなたとクライアントのための“健口美”」をテーマに開催され,歯科衛生士を中心に300名を超える聴講者を集めた(於:渋谷区千駄ヶ谷・津田ホール).
本回は,眞木吉信氏(東京歯科大学教授)を座長に,特に高齢者に焦点を当てた内容構成が組まれていた. 午前の部は,落語家・桂前治としても活躍される中島英雄氏(中央群馬脳神経外科病院・理事長)が基調講演「笑いの科学」で登壇.ストレスによるホルモンへの影響など,データを用いて,笑いの医学的効果を発表された.

中島英雄氏(中央群馬脳神経外科病院・理事長)
午後の部では,藤本篤士氏(渓仁会西円山病院)が「高齢者の元気を支えるオーラルケア」を,川崎陽一氏(㈱ プレイケア代表取締役)が「遊びとコミュニケーション」を,高野ルリ子氏(㈱ 資生堂ビューティーソリューション開発センター)が「口もとの美しさへのアプローチ」をそれぞれ演題に発表された.
藤本氏は,高齢者の身体特徴としてサルコぺニアや廃用症候群を挙げて整理され,口腔内の環境だけを整えるだけでは十分ではなく,機能面も含めた視点と,それに即した栄養提供,機能訓練までみることの必要性を訴えた.川崎氏は,自社製品(プレイケアスカーフ/3枚セット)を参加者全員に配布し,実演もまじえ講演された.デイケア施設などでは,日々の高齢者のレクリエーションがマンネリ化して困っているというが,同社製品は多くのラインナップがあり,遊びながら知らずに全身の筋肉を動かし廃用を防ぐ効果があると評判の様子.遊びを提供する「プレイリーダー」なる人材育成にも力を注いでいるという.高野氏は,メイクによって受ける印象をモニターアンケートにより発表.口元の印象を美しくし,心も笑顔も美しくした「健口美」による,豊かな生活を送る大切さを言及された.

聴講者も体験,プレイケア実演の様子