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第6回LDA学術講演会開催される

 10月21日(日),ベルサール三田(東京都港区)において,LDA(Leading Dentists Association,チェアマン:東京都開業・近藤隆一氏)の第6回学術講演会が開催された.「LDAが提案する『全方位型歯科治療』~CTユーザーになってわかった常識・非常識」と題された今回の講演会は,現在市場に流通するほぼすべての歯科用CTをカバーし,それぞれのユーザーを演者に迎え,臨床応用に関する網羅的で有用性の高い情報交換の場となった.

Dr大黒.JPG大黒俊樹氏

 演題はまず,今回の講演会のコーディネーターである大黒俊樹氏(神歯大,吉田製作所)より,「なぜ歯科用CTでなければならないのか」のタイトルで,寸法計測とCT値の観点から歯科用CTの特徴に関する概説と,画像診断の将来性に関する報告があった.

Dr秋山.JPG秋山裕氏

 続いて,3DX(モリタ)ユーザーの立場から,秋山 裕氏(日大)が「3DXおよびVE3D―3次元画像診断と臨床応用」と題し講演.埋伏歯抜歯の難症例を例に,患部が見えることの驚きと真のMI手術が可能となる喜びを率直に語り,また課題として画像情報の向上に応じた技術の必要性をあげた.


Dr船木.JPG船木勝介氏

 アルファード(朝日レントゲン)のユーザーとしては,船木勝介氏(東京都・たけした歯科)が「CT活用―骨造成とinfection control」のタイトルで講演.主にインプラント治療でのCT応用について,①上顎洞炎等の感染源をつくらない,②オトガイ下動脈に注意し偶発症を防止,③骨増生の確認等における有用性を解説した.
 

 ランチョンセミナーでは,3D eXam(Kavo)ユーザーのDr. Jack T. Krauser(アメリカ・The Implant Center of the Palm Beaches)が,CTにより実現される“Reality of Anatomy”を強調し,予知性向上,手術時間短縮,MI,そして患者の継続的な通院にCTが欠かせない由述べた.
 

Dr鈴木.JPG鈴木彰氏

 スローン(日立メディコ)のユーザーである鈴木 彰氏(神奈川県・ベル歯科医院)は「予防+治療型歯科医療におけるCT装置の活用法」と題して,インプラント,エンド,ペリオの術前診査を主な用途とし,歯根破折,根尖病巣,骨吸収,唾石等の確認で幅広く活用しいてる状況を説明した.

Dr椙岡.JPG椙岡宣好氏

 椙岡宣好氏(石川県・飯野歯科医院)はファインキューブ(吉田製作所)ユーザーの立場から,「視覚が変える歯科医療の世界」として,CT画像と解剖学書とを併読することで,自身の解剖学的理解が確実に向上すると説明.患者にも3D画面を見せることの有効性を述べた.また画像処理フリーソフト“Osirx”の活用法について言及した.

Dr浅野.JPG浅野栄一朗氏

 最後に,浅野栄一朗氏(福島県・伊達デンタルクリニック)が「MRIの診病連携利用による顎関節・咬合臨床」と題し,医療用画像処理・配信システムのアクエリアスネット(テラリコン)を導入し,近隣の病院のMRIを活用している概況を報告.特に顎関節の動的診断,嚥下機能のチェックにおけるMRIのアドバンテージを詳述した.
 各演者が共通して,導入コスト,チャージ,1日に何人の患者でCTを使えばペイするかといったきわめて実際的な内容にコメントし,また講演後テーブルクリニックが行われるなど,約100名の参加者の欲する情報が確実に得られたであろう1日となった.

会場風景.JPG

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