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長野県矯正研究会50周年記念大会開催される

 10月26日(日),長野市のホテル国際21において,標記会が開催された.
 長野県矯正研究会は,矯正治療を勉強したいという熱意をもった長野県下の開業歯科医12名により,1959年に発足.東京医科歯科大学歯学部矯正学教室の高橋進次郎教授(当時)をはじめ,歯科矯正を代表する大学教授を講師に招いて,県内で年に数回の例会をもちながら活動を続け,今秋50周年を迎えた.
 午前中の記念大会では,布施隆二会長の挨拶の後,北川原健・元会長がたくさんの写真をスクリーンに映しながら,研究会の50年の歩みを振り返った.続いて行われた15名の会員による症例リレー発表では,歯周や補綴と矯正治療のコンビネーション,長期観察症例,家族間の遺伝的要素の考察など,一般開業医ならではの視点と取り組みを感じさせる興味深い矯正治療のケースが呈示された.
 午後は記念祝賀会となり,歴代の講師の先生方(三浦不二夫・元東医歯大教授,黒田敬之・元東医歯大教授,花田晃治・前新潟大教授,山田一尋・松歯大教授,後藤滋巳・愛院大教授)が,それぞれに研究会とのかかわりや思い出を話された.
 全会員が一般開業医であるにもかかわらず,診断には必ずセファロ分析を行い,全顎的な矯正治療を手がけているという.名だたる教授陣が「私も勉強させてもらった」と語るほどの臨床の実力と,「長野県から一人でも多くの不正咬合患者をなくしたい」との熱意をもって,会員一人ひとりが矯正治療に取り組んできた結果が,50年もの長きにわたって会を支えてきた原動力と感じられた.

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