やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第5版の推薦のことば
 アイオワ大学のDensen教授によると,医学知識の倍加時間(the doubling time of medical knowledge)は1950年では50年であったものが,1980年には7年となり,2010年では3.5年になり,そして2020年には0.2年(73日)になると推測されるということである※.代表的な医学書,たとえば『Harrison's Principles of Internal Medicine』(McGraw-Hill,2011年刊)などをみても,内容はますます充実してくるようだが情報量の増加が目立ってきて,今日の医学生はたいへんだなあという感を抱いていた.しかしDensen教授の論文を読むまでは,これほどのスピードで増えているとは思いもしなかった.この膨大な医学情報の中から,必要なものをどのようにして医学生たちが学びとればよいか,また大学で教えたらよいか.これは現代の医学教育における最も重要な課題だと思う.また医学生にかぎらず,研修医や勤務医,さらには開業医も必要な医学知識を取り入れるのにどのようにすればよいか,またいまの電子媒体を如何に活用するかも現代の医師のみならず医療従事者(medical professionals)すべてにとって重要な課題である.
 このようなことが気になっているときに,本書(第5版)の推薦文を依頼され,全部ではないが主要部分のゲラを通読した.まず感じたことは執筆者のほとんどが第一線で活躍中の経験豊かな臨床医であるだけに,一般の医学教科書にはみられない臨場感と熱意が伝わってきたということである.これは初版から感じていたことだが,いささかの衰えもない.いや,ますます顕著になっているようである.また編集の基本方針での「社会的存在である病人の全体像を捉えるには,自然科学的観点にとどまらず<生物・心理・社会モデル>で患者を捉えていく視点」が十分にいかされている.これも本書のシリーズに貫かれているフィロソフィーといえるであろう.さらに単に治療面にとどまらず社会的な面などかなり広い視点で捉えているが,きちんとEBMを重視する路線が敷かれている.これは医療におけるサイエンスの役割と論理をしっかりと認識してのことであろう.そして,高齢化がますます進んでいく社会に対応して,高齢者のケアについて一層深くまた広く書かれていると感じた.
 医学書を読むのを「読書」というかどうかは議論のあるところであろう.それを論じるには紙幅が許さないが,医学書のなかには単なる実用書,専門書以上の,「読書」の対象になるものがかなりあることは事実である.もちろんそれは一冊の医学書のすべての章について言えることではないが,専門的なことを取り扱っていながら,医師としての自己形成に役に立つといえる論述のある書籍もある.
 昨今の大学生には,読書離れ,活字離れがみられることが指摘されているので「書物を読む」ことについて言及しておきたい.日本の優れた社会学者,評論家であった清水幾太郎氏は「自分の理解に合った書物を読むという謙虚な態度を持っていたら,また,それを教えてくれる先輩に恵まれていたら,と考えると今でも口惜しくなる」と述懐している.筆者の学生時代は半世紀も前になるが,基礎医学から臨床にいたるまで,すべて原書(英語またはドイツ語)でなくてはという,今思えば虚栄心に近い気持ちといえるが,自分の理解に合った書物を読むという謙虚な気持ちを持っていなかった.いまとなってはつくづく愚かであったと思うこともある.
 本書はマニュアルとして座右に置き,日常の診療に活用してはじめてその価値があることはいうまでもない.しかし,ぜひ一度通読してみてほしいという思いもある(とくに第1章から第8章まで).それにより,冒頭に述べたような医療情報の洪水の中で溺れることなく,いかに対応すればよいかが分かってくるだろうし,少なくともそのヒントを読み取ることができると思う.今日までの推薦文にも同様のこと,すなわち通読の勧めを書いたように思うが,今回は改めて強調しておきたい.
 ともあれ本書が第5版にいたったことに対して,編集者,執筆者その他の関係者の熱意と努力に敬意を表し,また医学生,研修医のみならず多くの臨床医によって本書が読まれ,大いに活用されることを強く望み推薦のことばとする.
 ※Densen P:Challenges and opportunities facing medical education.Trans Am Clin Climat Assoc 122:48-58,2011
 2016年5月
 京都大学名誉教授,天理医療大学学長
 吉田 修


第5版の序
 第4版の発刊後8年を経過し,「第5版はいつ頃?」という,読者の皆さんからの少なくない問い合わせをお寄せ戴いておりました.その第5版をようやくお届けできるようになりました.
 2004年に始まった卒後臨床研修制度も10年以上がたちました.医師偏在化などいくつかの課題は残してきましたが,大学病院中心のストレート研修だった卒後研修からプライマリケア重視の臨床研修指定病院中心の研修に変わりました.本書は,その構成・内容が全人的な,プライマリケア重視の医師教育の在り方に対する一つの回答になっていると自負しています.
 専門分化した現代医療のなかにあって,患者を「病をもつ人間」として捉えることは,より一層重要になってきているといえます.さらに社会的存在である病人の全体像を捉える姿勢が臨床医にますます求められてくるでしょう.この,自然科学的観点にとどまらず「生物・心理・社会モデル」で患者を捉えていく視点は,大学病院で行われていた(かつてのストレート)研修では欠けていた部分ではないでしょうか.本書第1章から第4章にまとめた,臨床研修制度で「行動目標」にあたるこれらの部分は,いかなる臨床医を育てるべきかというわれわれの実践的回答と考えています.
 第5版の特徴は以下のようなものです.
 (1)第1章「臨床医に求められるもの」に前版第2章にあった「患者の苦しみや苦悩を理解するために」「インフォームドコンセント」「患者会・障害者団体・家族会など」を含めました.新規第2章「安全な医療のために」では「メディカルリスクマネジメント」の項目を「院内医療安全管理委員会」を設置することとなった法改正後の状況を含めて,市中病院医療安全管理医師によって大幅に改訂して戴きました.
 (2)旧第2章を第1章にまとめたため,臨床研修の「行動目標」に該当する章は第1章から第4章までになりました.第3章「高齢者・要介護者のケア」では人口高齢化に伴い重要度を増すため,「CGA(高齢者総合機能評価)」「成年後見人制度」「脳性麻痺キャリーオーバー」「終末期ケア」を新たに加えました.
 (3)EBM(根拠に基づく医療)を重視する路線は第5版でも踏襲しています.第8章以降,実地研修の「経験目標」にあたる,従来の医学書における症候・疾患編では,国内外の診療ガイドラインを参考にするだけでなく,批判的な吟味に努めています.海外でのエビデンスが,わが国の患者相手にそのまま当てはまらないことがあることは,第一線臨床医には周知のことでしょう.
 (4)臓器別の症候・疾患編となる各章も見直し,全般に項目を増やしました.項目選択には,一般臨床で頻度が高いことを優先しました.前版までの担当編集委員の亡きあとの第15章「血液疾患」は癌研有明病院・畠 清彦先生に執筆陣を取りまとめて戴き,各稿が一新しています.
 (5)多臓器にまたがる項目として,第6章「オンコロジー」,第7章「多臓器系統にまたがる症候」を新設し,第8章「感染症」と併せて臓器横断的なmedicalproblemsの対応に努めました.
 (6)薬剤師の協力を得て全薬剤の量・配合禁忌などについて引き続きダブルチェックをしています.
 第一線の臨床医が中心となり,編集・執筆していることが『臨床医マニュアル』の最大の特徴であり強みです.しかしそのことは,多忙な日常の合間を縫っての執筆・編集作業であることを意味します.複数の編集委員で繰り返し原稿に手を入れてきましたが,いまだ不十分な点を残していることを危惧しています.願わくば今後も改訂を続け,より多くの第一線で活躍の臨床医に使っていただけるマニュアルに育てていきたいと考えています.率直なご意見・ご批判をお寄せいただければ幸いです.また,本書の母体となったto do listである『当直医マニュアル』『外来医マニュアル』(いずれも医歯薬出版刊)ともどもご愛用いただければ幸甚です.
 最後に,ともすれば挫けそうになったわれわれを励まし続けてくださった医歯薬出版に深謝します.
 2016年5月
 編集委員一同


第1版の序
 (1)本書は,臨床医が日常遭遇する疾患(common disease)の診断と治療について,何をなすべきかを示した実践的マニュアル書です.しかし,単にやるべきことの羅列(to do list)にとどまらず,診断と治療の基礎となる疫学や病態なども述べているのが本書の特徴です.
 (2)本書の企画は,『当直医マニュアル』『プライマリケアマニュアル』(ともに医歯薬出版)の編集会議の中から生まれたものです.両マニュアルを企画した当時われわれは,まだ駆け出しの研修医でした.数多くの文献を読まないと自分の知識・診療に自信がもてず,時間的制約の多い当直帯に迅速に指示が出せないもどかしさが,両マニュアルを作った出発点でした.手分けして数多くの文献を読みあさり,その中から実践的で無難な初期診断と治療を常に携帯できるサイズにまとめたのは,文献を読むまでの時間を生み出すためでした.幸い両マニュアルは,予想以上の好評を得て4版を重ね,われわれの病院の研修医たちも愛用してくれています.
 (3)しかし,われわれが指導医の立場におかれるようになって感じたのは,研修医たちがマニュアル書に頼り,基礎的文献を読む余裕もなく診療に追われていることでした.われわれが研修医時代を過ごした15年前と比べ,医学が大きく進歩しているので,身につけるべき知識は増えており(自分の専門外の領域のことを考えても),無理からぬ面もあると思われます.しかし,ひとつの診断や治療方法の背景にある疫学や病態の理解,薬剤や検査法の基礎的知識がないのでは,よき臨床医になれるはずはありません.
 (4)改めて医学書を探してみて,この目的を1冊でかなえる臨床書が意外なことに見あたらないのに気づきました.多くの医師が専門分野以外の知識を求めるときに参考にしている本は,診断か治療,検査か薬剤のどれかに限定されていたり,to do listにとどまっているように思えます.基礎的なことから学ぼうと思うと,雑誌の特集か専門分野別に編集された本を診療の合間を縫って探すことが多いのではないでしょうか.「実用的でかつ根拠も示し,忙しい臨床医の必要を1冊で満たすマニュアル書がほしい」そんな思いを形にしたのが,この『臨床医マニュアル』です.
 (5)本書の特徴をあげれば,まず(1)診療科を越えcommon diseaseについて,(2)診断から治療,予後や利用できる社会制度まで,主治医となる臨床医に必要な知識を総合的に取り上げたこと.(3)さらに知識だけでなく,研究中心の医師とは異なる臨床医に必要な資質・能力についても,EBM(evidence-based medicine)やbio-psycho-socialな患者のとらえ方,インフォームドコンセント,マネジメントなどを取り上げ第1章で述べたことです.そして(4)実践的な to do list(ホワイトページ)に加え,その背景にある疫学・病態・その疾患を巡る論争なども記載し,(5)両者の区別が一目でわかるようグリーンページ(スペード印)にto do listの背景となる事項を示しました.(6)専門外の医師や研修医にとっても必要な情報をわかりやすくするため多分野の編集委員により原稿をチェックし,執筆者に何度も書き直しをお願いしました.(7)執筆者は研究者としては有名でなくとも,経験が豊富な優れた臨床医であることは,内容をご覧になればおわかりいただけると思います.
 (6)われわれ編集者自身,本書の原稿を読むことで大変勉強になりました.多くの臨床医の先生方にも少なからずお役に立つと自負しています.いまだ不十分な点や編集作業に手間どったために,その分野の進歩を十分反映していない部分については,ご批判,ご意見をいただき,より有用なマニュアル書にしていきたいと願っています.
 最後に,なれない執筆陣に根気強くつきあい,くじけそうになった編集陣を励ましてくださった医歯薬出版株式会社に深謝いたします.
 2000年11月
 編集委員一同
 第5版の推薦のことば(吉田 修)
 第5版の序
 第1版の序
 本マニュアル使用の前に
 グリーンページ(スペード)目次
1章 臨床医に求められるもの
 1 臨床医に求められるもの
 2 生物・心理・社会(bio-psycho-social)モデルに基づく国際生活機能分類(ICF)
 3 健康と心理・社会的因子
 4 患者とのコミュニケーション
 5 根拠に基づく医療実践(EBM)
 6 診療ガイドライン総論
 7 診療ガイドライン各論
 8 マネジメントの基礎知識
 9 患者の悲しみや苦悩を理解するために
 10 インフォームドコンセント
 11 患者会・障害者団体・家族会など
2章 安全な医療のために
 1 メディカルリスクマネジメント(医療事故防止のために)
 2 院内感染対策
 3 職業的感染予防のために
3章 高齢者・要介護者のケア
 1 老年症候群
 2 高齢者総合機能評価(CGA)
 3 高齢者・要介護者へのリハビリテーション(廃用症候群とその予防)
 4 誤嚥と嚥下障害
 5 高齢者の栄養管理
 6 要介護者の排泄管理
 7 要介護者の療養場所と社会資源
 8 脳性麻痺キャリーオーバー
 9 介護保険制度
 10 成年後見人制度
 11 在宅ケア(訪問診療・往診)
 12 終末期ケア
4章 社会・環境問題への対応
 1 アスベスト(石綿)関連疾患
 2 塵肺
 3 喫煙・禁煙
 4 アルコール依存症
 5 ドメスティック・バイオレンス(DV)
 6 化学物質過敏症(シックハウス症候群など)
 7 ホームレス患者への対応の実際
5章 救急医療
 1 救急救命処置の診断と流れ
 2 心肺蘇生
 3 ショック
 4 多発外傷
 5 急性中毒
 6 横紋筋融解症・挫滅症候群(クラッシュ症候群)
 7 熱中症
 8 偶発性低体温症
 9 軽症患者への対応
 10 急性上気道狭窄/閉塞
 11 災害時の対応
6章 オンコロジー
 1 クリニカルオンコロジー(1)(疫学〜予後予測)
 2 クリニカルオンコロジー(2)(放射線療法)
 3 クリニカルオンコロジー(3)(免疫療法)
 4 クリニカルオンコロジー(4)(リハビリテーション)
 5 クリニカルオンコロジー(5)(栄養療法)
 6 原発不明癌
 7 オンコロジーエマージェンシー
 8 緩和ケア
7章 多臓器系統にまたがる症候
 1 発熱
 2 食欲不振
 3 浮腫
 4 リンパ節腫大
 5 意識障害
 6 失神
 7 睡眠障害
 8 頭痛
 9 めまい
 10 痙攣
 11 歩行障害
 12 感覚障害
 13 胸痛
 14 動悸
 15 呼吸困難
 16 嘔気嘔吐
 17 腹痛
 18 黄疸
 19 腰背部痛
 20 関節痛
8章 感染症
 1 不明熱
 2 敗血症
 3 インフルエンザ
 4 細菌学的検査(塗抹検査,培養検査)
 5 発熱性好中球減少症
 6 日和見感染症(概論)
 7 深在性真菌症
 8 ニューモシスチス肺炎
 9 サイトメガロウイルス感染症
 10 カテーテル関連血流感染症
 11 AIDS(HIV感染症)
 12 STD/STI(性行為感染症)
 13 届け出が必要な感染症・輸入感染症
 14 新型コロナウイルス感染症
9章 呼吸器疾患
 1 呼吸不全
 2 急性呼吸促迫症候群(ARDS)
 3 人工呼吸器管理
 4 在宅酸素療法
 5 胸水・胸膜炎
 6 気胸
 7 喀血・血痰
 8 気管支炎・肺炎
 9 肺抗酸菌感染症(肺結核・非結核性抗酸菌症)
 10 過換気症候群
 11 睡眠時無呼吸症候群
 12 遷延性咳嗽・慢性咳嗽
 13 気管支喘息
 14 慢性閉塞性肺疾患
 15 びまん性汎細気管支炎
 16 気管支拡張症
 17 好酸球性肺炎
 18 肺真菌症
 19 過敏性肺炎
 20 特発性間質性肺炎
 21 膠原病肺
 22 薬剤性肺障害
 23 縦隔病変
 24 肺癌
 25 胸膜腫瘍
 26 肺動静脈瘻
 27 サルコイドーシス
10章 循環器疾患
 1 高血圧症
 2 心不全
 3 不整脈
 4 虚血性心疾患
 5 心タンポナーデ
 6 弁膜症
 7 心筋炎
 8 心膜炎
 9 感染性心内膜炎
 10 肥大型心筋症
 11 拡張型心筋症
 12 特定心筋症
 13 大動脈瘤
 14 大動脈解離
 15 肺血栓塞栓症
 16 動脈硬化
 17 閉塞性動脈硬化症
 18 下肢静脈瘤
 19 深部静脈血栓症
 20 表在性血栓性静脈炎
 21 リンパ浮腫
11章 消化器疾患
 1 急性腹症
 2 下痢
 3 便秘
 4 腸閉塞(イレウス)
 5 吐血・下血
 6 胃食道逆流症
 7 マロリーワイス症候群
 8 食道・胃静脈瘤
 9 食道癌
 10 消化性潰瘍
 11 機能性ディスペプシア
 12 胃癌
 13 NSAID起因性胃腸障害
 14 過敏性腸症候群
 15 急性虫垂炎
 16 ヘルニア
 17 感染性腸炎
 18 虚血性腸炎
 19 炎症性腸疾患
 20 大腸憩室疾患
 21 大腸ポリープ
 22 大腸癌
 23 人工肛門患者のマネジメント
 24 痔
 25 肝障害
 26 急性肝炎
 27 急性肝不全
 28 B型慢性肝炎
 29 C型慢性肝炎
 30 薬物性肝障害
 31 アルコール性肝障害
 32 NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患/NAFL+NASH)
 33 自己免疫性肝疾患
 34 肝硬変
 35 原発性肝癌(肝細胞癌,肝内胆管癌)
 36 肝膿瘍
 37 IgG4関連疾患
 38 胆石症
 39 急性胆管炎
 40 胆嚢ポリープ(胆嚢隆起性病変)
 41 胆嚢癌
 42 胆管癌・乳頭部癌
 43 急性膵炎
 44 慢性膵炎
 45 膵嚢胞性腫瘍(IPMN/MCN)
 46 膵臓癌
12章 腎疾患・電解質異常
 1 尿検査異常(血尿・蛋白尿)と腎機能の評価
 2 尿量異常
 3 急性腎不全/AKI
 4 原発性糸球体疾患
 5 ネフローゼ症候群
 6 二次性糸球体疾患
 7 CKD(慢性腎臓病)
 8 血液浄化療法
 9 酸塩基平衡異常
 10 ナトリウム代謝異常
 11 カリウム代謝異常
 12 カルシウム代謝異常
 13 リン代謝異常
13章 代謝・内分泌疾患
 1 糖尿病
 2 糖尿病細小血管障害
 3 糖尿病性壊疽
 4 糖尿病性昏睡
 5 低血糖
 6 肥満症
 7 脂質異常症
 8 高尿酸血症・痛風
 9 メタボリックシンドローム
 10 甲状腺機能亢進症
 11 甲状腺機能低下症
 12 甲状腺腫
 13 急性副腎不全症
 14 下垂体疾患
14章 神経・筋疾患
 1 神経・筋疾患の診療
 2 髄膜炎
 3 単純ヘルペス脳炎
 4 ヒトT細胞白血病ウイルス-I関連脊髄症
 5 亜急性硬化性全脳炎
 6 プリオン病
 7 パーキンソン病およびパーキンソニズムを生じる疾患
 8 脊髄小脳変性疾患
 9 筋萎縮性側索硬化症
 10 ギラン・バレー症候群,慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー,多巣性運動ニューロパチー,フィッシャー症候群
 11 Bell麻痺
 12 多発性硬化症,視神経脊髄炎
 13 筋ジストロフィー
 14 周期性四肢麻痺
 15 重症筋無力症(成人)
 16 ライソゾーム病
 17 副腎白質ジストロフィー
 18 ハンチントン病,有棘赤血球を伴う舞踏病(有棘赤血球舞踏病,McLeod症候群)
 19 脊髄空洞症
 20 スモン
 21 もやもや病,Willis動脈輪閉塞症
 22 ミトコンドリア病
 23 ビタミンB1欠乏症,ビタミンB12欠乏症
 24 後縦靱帯骨化症,黄色靱帯骨化症,広汎性脊柱管狭窄
 25 ウィルソン病
 26 多発ニューロパチー
 27 頭部外傷
 28 脳血管障害
 29 原発性脳腫瘍
 30 転移性脳腫瘍
15章 血液疾患
 1 血液病学総論
 2 鉄欠乏性貧血
 3 溶血性貧血
 4 巨赤芽球性貧血
 5 二次性貧血
 6 赤芽球癆
 7 再生不良性貧血
 8 急性白血病
 9 骨髄異形成症候群
 10 骨髄線維症
 11 慢性骨髄性白血病
 12 慢性リンパ性白血病
 13 悪性リンパ腫
 14 成人T細胞性白血病・リンパ腫
 15 多発性骨髄腫
 16 特発性血小板減少性紫斑病
 17 血栓性血小板減少性紫斑病
 18 抗リン脂質抗体症候群
 19 血球貪食症候群
 20 サイトカイン(G-CSF)の使用法
 21 血液腫瘍における制吐剤
 22 播種性血管内凝固症候群
 23 骨髄バンク認定施設について
16章 膠原病とその類縁疾患
 1 膠原病総論
 2 関節リウマチ
 3 全身性エリテマトーデス
 4 全身性強皮症
 5 混合性結合組織病
 6 多発性筋炎皮膚筋炎
 7 シェーグレン症候群
 8 結節性動脈周囲炎
 9 MPO-ANCA関連血管炎,顕微鏡的多発血管炎(顕微鏡的PN)
 10 ベーチェット病
 11 リウマチ性多発筋痛症
17章 精神・心療内科疾患
 1 睡眠障害
 2 せん妄
 3 認知症
 4 うつ状態・うつ病
 5 アルコール依存・離脱症状
 6 自殺企図
 7 心身症
 8 パニック障害
 9 身体表現性障害
 10 統合失調症
 11 症状・器質精神病(薬剤反応性を含む)
 12 発達障害
 13 摂食障害
 14 薬物依存症(アルコールを除く)
18章 運動器疾患
 1 骨折・脱臼
 2 大腿骨頸部/転子部骨折
 3 頸椎疾患
 4 肩関節疾患
 5 肘関節疾患
 6 手部疾患
 7 腰椎疾患
 8 股関節疾患
 9 膝関節疾患
 10 足関節・足部疾患
 11 骨粗鬆症
 12 ロコモティブ・シンドローム
19章 小児疾患
 1 小児診療の心得
 2 発熱
 3 熱性痙攣
 4 呼吸困難
 5 脱水
 6 下痢
 7 嘔吐
 8 腹痛
 9 腸重積症
 10 異物誤飲
 11 咳と喘鳴
 12 かぜ症候群
 13 扁桃炎
 14 クループ症候群・急性喉頭蓋炎
 15 百日咳
 16 急性細気管支炎(RSウイルス含む)
 17 肺炎
 18 麻疹
 19 風疹
 20 水痘
 21 流行性耳下腺炎
 22 伝染性紅斑
 23 アデノウイルス感染症
 24 突発性発疹
 25 手足口病
 26 伝染性単核症
 27 溶連菌感染症
 28 髄膜炎
 29 急性脳炎・急性脳症
 30 てんかん
 31 インフルエンザ
 32 蟯虫症・アタマジラミ
 33 よくみられる感染症の登園・登校の基準
 34 気管支喘息
 35 アトピー性皮膚炎
 36 食物アレルギー
 37 学校心臓検診異常所見者の扱い
 38 川崎病
 39 学校検尿異常所見者の扱い
 40 尿路感染症
 41 急性腎炎症候群
 42 ネフローゼ症候群
 43 アレルギー性紫斑病
 44 起立性調節障害
 45 児童虐待
 46 小児の心身症
 47 予防接種
20章 女性疾患
 1 女性科診療の心得
 2 女性科領域の急性腹症
 3 不正出血
 4 無月経(原発性・続発性)
 5 更年期障害
 6 性器の感染症:帯下・陰部掻痒感
 7 月経困難症と子宮内膜症
 8 子宮筋腫
 9 子宮頸癌と子宮体癌
 10 卵巣腫瘍と卵巣癌
 11 性器脱(子宮脱・膀胱脱・直腸瘤)
 12 尿失禁(腹圧性・切迫性・溢流性・混合性)
 13 受胎調節と避妊指導
 14 妊娠中の患者への生活指導
 15 流産・早産(切迫症状を含む)
 16 妊娠高血圧症候群
 17 乳腺炎
 18 乳癌
21章 泌尿器疾患
 1 排尿障害
 2 尿閉
 3 前立腺肥大症
 4 神経因性膀胱/神経因性下部尿路機能障害
 5 尿路結石症
 6 尿路感染症
 7 泌尿器系の癌
 8 亀頭包皮炎・嵌頓包茎・精巣(睾丸)捻転症
 9 勃起不全
22章 眼疾患
 1 眼の見方
 2 眼科救急
 3 結膜充血
 4 視野障害
 5 屈折・調節異常
 6 前眼部疾患(感染性結膜炎ほか)
 7 緑内障
 8 白内障
 9 網膜・ぶどう膜疾患
 10 全身疾患と眼
 11 糖尿病網膜症
 12 その他の眼疾患
23章 耳鼻咽喉疾患
 1 鼻出血
 2 耳痛
 3 急性の難聴
 4 異物症
 5 鼻アレルギー
 6 急性鼻副鼻腔炎
 7 慢性副鼻腔炎
 8 アデノイド
 9 顔面神経麻痺
 10 Bell麻痺
 11 急性喉頭蓋炎
 12 嗄声
 13 急性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎)
24章 皮膚・軟部組織疾患
 1 臨床皮膚科の原則
 2 いわゆる湿疹について
 3 紅斑および紫斑をきたす疾患
 4 蕁麻疹とその類縁疾患
 5 水疱および膿疱をきたす疾患
 6 細菌による皮膚疾患
 7 真菌による皮膚疾患
 8 ウイルスによる皮膚疾患
 9 小動物による皮膚疾患
 10 皮膚付属器疾患
 11 皮膚腫瘍
 12 熱の出る皮膚疾患
 13 体表創傷,感染症
 14 熱傷
 15 難治性皮膚潰瘍(褥瘡管理ほか)
25章 薬物使用法
 1 輸液剤の選択と投与法
 2 高カロリー輸液の実際
 3 カテコラミンの使用法
 4 抗菌薬
 5 輸血と血液製剤
 6 抗凝固療法(経口薬)
 7 ステロイドの使い方
 8 ステロイド外用薬の原則
 9 小児の薬用量
 10 妊娠中の薬
 11 授乳中の薬
 12 薬物血中濃度
 13 副作用・薬剤相互作用
 14 薬疹
 15 配合禁忌
26章 検査
 1 心エコー
 2 腹部エコー
 3 冠動脈造影読影のポイント
27章 資料
 1 肺区域
 2 肝区域
 3 関節可動域(ROM)抜粋

 索引
 事項索引(和文)
 事項索引(欧文)
 薬剤索引

グリーンページ目次
 1章 臨床医に求められるもの
  ・なぜ生物学的側面の医学研究が心理・社会科学的側面より先に発展したのか
  ・なぜ心理・社会的因子が健康に影響するのか
  ・地域居住高齢者の機能低下の危険因子:系統的文献レビュー
  ・死亡率を高める危険因子としての介護
  ・地域居住高齢者における社会的孤立と認知機能低下
  ・介入不可能な心理・社会的因子の情報は不要か
  ・患者の大病院志向と医師-患者関係の力
  ・患者-医療チーム関係
  ・自分の診察スタイルを見直す法
  ・医療面接と問診の相違と体系化の歴史
  ・解釈モデル,受療行動,LEARNのモデル
  ・行動変容と患者教育
  ・難しい患者,嫌な患者
  ・人格障害(DSM-IV)
  ・逆転移,転移
  ・心理的防衛機制
  ・直面化,解釈
  ・社会的支援ネットワーク
  ・UpToDate
  ・DynaMed
  ・Cochrane Library
  ・Best Evidence
  ・Clinical Evidence
  ・MEDLINE利用の仕方の実際
  ・IOMによる2つの診療ガイドライン新基準
  ・キューブラ・ロス『人生は廻る輪のように』
  ・脳卒中患者の障害の受容(克服)過程
  ・結果
  ・障害の受容(克服)過程
  ・インフォームドコンセントの歴史
  ・家族告知
  ・インフォームドコンセントに臨む医療者の望ましい態度
  ・病名告知後のサポートシステム
  ・“I can cope program”とは
  ・癌の病名告知に関する患者の意識
  ・癌の病名告知の現状
  ・病名告知後のサポートが重要な根拠
  ・告知の意味するもの
  ・手術の説明をする時期は慎重に決定する
  ・化学療法のインフォームドコンセントで注意したいこと
  ・説明を尽くすことがもたらすもの
  ・患者が自分自身の真実について知らないと取り組めない医療
  ・難病情報センター
 2章 安全な医療のために
  ・手指消毒と流水と石鹸による手洗いの違い
  ・手指衛生を行うべき状況
  ・流水と石鹸による手洗いを実施するべき状況
  ・手指衛生のガイドラインの遵守率
  ・手袋の使用方法
  ・マスクの種類
  ・咳のエチケット
  ・眼の粘膜保護における眼鏡の効用
  ・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
  ・緑膿菌
  ・滅菌と消毒とは
  ・微生物の消毒薬抵抗性
  ・消毒薬の水準によるグループ分け
  ・消毒薬の作用機序
  ・消毒薬の化学的分類
  ・消毒薬の商品名
  ・消毒薬の効力に及ぼす有機物の影響
  ・消毒薬の材質への影響
  ・消毒薬各論
  ・ATL(成人性T細胞性白血病)と血液曝露事故
  ・梅毒と血液曝露事故
  ・HIV曝露後の予防内服
 3章 高齢者・要介護者のケア
  ・Advanced ADL
  ・廃用症候群の概念
  ・廃用症候群の臨床的意義
  ・Wallenberg症候群
  ・脳血管障害における嚥下障害での摂食の進め方
  ・除脂肪体重と窒素死の概念
  ・NSTとは
  ・排尿チェック
  ・排尿援助に使う用具・トイレの知識
  ・死亡した人の約半数は半年前から要介護状態
  ・長期療養施設とは何か
  ・療養病床
  ・介護老人保健施設(老健)
  ・特別養護老人ホーム(特養,特老)
  ・主な居宅サービス
  ・身体障害者手帳
  ・障害年金の等級表
  ・脳性麻痺の定義
  ・乳幼児期からの筋緊張異常と陰性体験
  ・尖足の問題
  ・側彎の進行
  ・アテトーゼと頸椎症
  ・呼吸と筋緊張
  ・脳性麻痺のてんかんの特徴
  ・PVLと視知覚認知障害
  ・食事形態と嚥下の検査
  ・ケアマネジメント
  ・地域包括支援センター
  ・地域密着型サービス
  ・地域包括ケアシステム
  ・Ageism(エイジズム)の問題
 4章 社会・環境問題への対応
  ・塵肺のXp所見
  ・アルコール依存症は慢性進行性致死性の疾患
  ・アルコール問題のコスト
  ・酩酊しての受診にどう対応するか?
  ・抗酒剤・抗渇望薬の使用について
  ・ノン・アルコール飲料の使用について
  ・アルコール依存症の3類型と治療メニュー
  ・グループ治療(集団精神療法)とは何か
  ・自助グループに関する最低限の常識
  ・CRAFT
  ・『底つき神話』
  ・化学物質過敏症と中毒,アレルギーとの違い
  ・生活上のワンポイントアドバイス(化学物質過敏症)
 5章 救急医療
  ・緊急気道確保
  ・イメージトレーニングと事後の評価
  ・RRS(rapid response system)
  ・胸骨圧迫のポイント
  ・Mouth-to-mouthと感染
  ・窒息の場合
  ・Hands only CPR
  ・迅速導入気管挿管(RSI)
  ・輸血療法
  ・血行動態モニタリング
  ・アドレナリンの適応
  ・Surviving Sepsis Campaign Guidelines(SSCG)
  ・重症度スコア(ICU患者)
  ・日本版敗血症診療ガイドラインとSSCG 2012 との相違
  ・トライエージDOAの偽陽性・偽陰性
  ・活性炭の単回投与と繰り返し投与
  ・中毒疾患に対する急性血液浄化療法
  ・アルコールをめぐる社会問題
  ・非ミオグロビン尿性急性腎障害(運動後急性腎障害;ALPE)
  ・偶発的低体温症患者における除細動
  ・偶発的低体温症患者における薬剤投与
  ・独歩受診する重篤な疾患例
  ・外科的気道確保
 6章 オンコロジー
  ・Oncogenic driver mutation
  ・がん幹細胞
  ・Intratumoral heterogeneity
  ・抗CTLA-4 抗体
  ・抗PD-1 抗体
  ・樹状細胞療法
  ・リンパ球療法
  ・高カルシウム血症(がん患者)
  ・緩和ケアで用いられる放射線療法
 7章 多臓器系統にまたがる症候
  ・Differential Diagnosis in Primary Careより(発熱)
  ・代表的な疾患(発熱)
  ・Pitting edema
  ・全身性のリンパ節腫大をきたす疾患“CHICAGO”
  ・エコーによるリンパ節腫大の評価
  ・CTによるリンパ節腫大の評価
  ・生検を考慮すべき症例を判別するZ score(改)
  ・昏睡の解剖学と病態生理
  ・失神の疫学
  ・失神の原因
  ・失神の病態
  ・反射性失神(神経調節性失神)
  ・血管迷走神経性失神
  ・起立性低血圧
  ・チルト試験で誘発される血管迷走神経性失神の病型
  ・食後性低血圧
  ・状況性失神
  ・失神による外傷
  ・多剤併用について(睡眠障害)
  ・ブランド化した処方薬:処方薬依存
  ・ベルソムラ(R)(スボレキサント)
  ・頭痛の疫学
  ・頭痛の分類
  ・片頭痛
  ・群発頭痛
  ・一次性頭痛の病態生理
  ・トリプタン製剤の使用方法
  ・薬物乱用頭痛
  ・クモ膜下出血
  ・特発性低髄圧症候群
  ・めまいの検査
  ・めまいの代表疾患
  ・痙攣の意味
  ・てんかん重積状態
  ・抗てんかん薬使用上の注意
  ・てんかんの外科治療の適応
  ・抗てんかん薬血中濃度
  ・薬剤性過敏性症候群
  ・てんかんを有する人の運転
  ・診察の実際(感覚障害)
  ・神経電気生理検査
  ・5-HT3受容体拮抗薬
  ・NK1受容体拮抗薬
  ・Fitz-Hugh-Curtis症候群(ク
  ラミジア肝周囲炎)
  ・まれな腹痛の原因
  ・赤血球のlife cycleとビリルビン合成,肝臓への運搬,胆道系への排泄
  ・Charcot関節
 8章 感染症
  ・EGDTの有効性について
  ・ALBIOS study
  ・強化インスリン療法の是非
  ・典型的なインフルエンザの特徴
  ・インフルエンザウイルスの構造
  ・予防投与(インフルエンザ)
  ・新たな抗インフルエンザ薬
  ・新たな検査キット
  ・インフルエンザ脳症
  ・ワクチン(インフルエンザ)
  ・鳥型インフルエンザ〔高病原性鳥型インフルエンザ(HPAI)〕
  ・鳥型インフルエンザ
  ・グラム染色の方法
  ・グラム染色の染色機序
  ・Ziehl-Neelsen染色(抗酸菌染色)
  ・単染色(メチレンブルー単染色)
  ・墨汁染色
  ・検体採取
  ・グラム染色以外の迅速診断法
  ・血液培養
  ・グラム染色における白血球の意義
  ・深在性真菌症の予防
  ・β-D-グルカン
  ・HIVの流行状況
  ・針刺しなど,HIV陽性血液との接触対策
  ・HIV/AIDSに関わる医療福祉制度
  ・届け出が必要な主な感染症
 9章 呼吸器疾患
  ・その他の原因疾患(胸水・胸膜炎)
  ・気管支炎・肺炎の疫学・病態
  ・肺炎の予測指標
  ・主な肺炎の起炎菌による特徴
  ・去痰薬
  ・確定診断後の対応
  ・接触者健診
  ・潜在性結核感染症(LTBI)
  ・気管支・肺放線菌症
  ・定義・病態(睡眠時無呼吸症候群)
  ・病因(睡眠時無呼吸症候群)
  ・リモデリングとは
  ・ピークフローとピークフローメーター
  ・ペットが疑わしい場合
  ・吸入ステロイド以外の長期管理薬は必要か?
  ・何を吸入ステロイドに併用するのが適当か?
  ・吸入ステロイドの選択のポイントは?
  ・アスピリン喘息(NSAIDs過敏性喘息)
  ・喘息死について
  ・COPDの身体所見について
  ・オーバーラップ症候群について
  ・GOLDの分類
  ・呼吸リハビリテーションの実際
  ・6 分間歩行試験
  ・エリスロマイシン少量療法
  ・病態(気管支拡張症)
  ・気管支・肺形成異常(肺分画症,先天性気管支閉鎖症など)
  ・Swyer-James症候群
  ・肺寄生虫症(幼虫移行症)
  ・病因(過敏性肺炎)
  ・肺胞蛋白症
  ・アミロイドーシス
  ・肺胞微石症
  ・HTLV-1 associated bronchiolo-alveolar disorder(HABA)
  ・IIPsの分類と表記
  ・日本におけるIPFの実態
  ・気腫合併肺線維症(CPEE)
  ・IIPsの予後予測
  ・疫学(薬剤性肺障害)
  ・病因・病態(サルコイドーシス)
 10章 循環器疾患
  ・血圧の測定
  ・高血圧診療の実際
  ・高血圧の非薬物療法
  ・急性心不全症候群の病態と治療目標
  ・慢性心不全の病態と検査
  ・陽圧呼吸療法(ASV)
  ・CRT-D
  ・アルドステロンブレイクスルー
  ・心不全に対するインターバルトレーニング
  ・その他の発作性上室頻拍
  ・アップストリーム治療
  ・待機的血行再建におけるPCIとCABG
  ・心タンポナーデの原因疾患
  ・心タンポナーデの病態生理
  ・奇脈(paradoxical pulse)
  ・肝頸静脈逆流(hepatojugular reflux)
  ・心膜摩擦音(cardiac friction rub)
  ・大量の心嚢液内での心拍動
  ・心膜穿刺の実際
  ・大動脈弁狭窄症の病態
  ・大動脈弁狭窄症の成因
  ・大動脈弁置換術(AVR)の推奨(クラスI)
  ・AVRの手術危険率
  ・大動脈弁逆流の病態
  ・大動脈弁逆流の成因
  ・手術適応と大動脈弁置換術(AVR)の推奨(クラスI)
  ・AVRの手術成績
  ・僧帽弁狭窄症の病態
  ・PTMCの推奨(クラスI)と手術成績,遠隔成績
  ・OMCの推奨(クラスI)と遠隔成績
  ・MVRの推奨(クラスI)と遠隔成績
  ・僧帽弁閉鎖不全症の病態
  ・僧帽弁手術(弁置換術と弁形成術)の推奨(クラスI)と手術成績
  ・三尖弁逆流の血行動態
  ・三尖弁逆流症の成因
  ・二次性三尖弁逆流症の外科的治療指針
  ・心筋炎の原因ウイルス
  ・心膜炎と虚血性心疾患
  ・疣腫の経過
  ・感染性心内膜炎の手術適応(クラス1)
  ・概念(肥大型心筋症)
  ・肥大型心筋症と薬物療法
  ・概念(拡張型心筋症)
  ・心筋症の定義と分類
  ・腹部大動脈瘤の現況
  ・胸部大動脈瘤の現況
  ・大動脈解離の現況
  ・肺梗塞
  ・病理(動脈硬化)
  ・閉塞性動脈硬化症の現況
  ・硬化療法
  ・ストリッピング手術
  ・高位結紮術
  ・血管内レーザー治療,血管内高周波治療
 11章 消化器疾患
  ・腹部の触診
  ・下痢の概念
  ・日常扱う頻度の高い下痢
  ・感染性腸炎の特徴と動向
  ・腸管出血性大腸菌(EHEC)への対応
  ・海外旅行者の下痢(旅行者下痢症)
  ・サイトメガロウイルス(CMV)腸炎
  ・イレウス管挿入のポイント
  ・イレウス管造影
  ・イレウスをきたす特殊疾患
  ・上部消化管出血の予後を悪くする因子
  ・凝血塊がたまって出血部位がわからないとき
  ・胃洗浄は必要か
  ・硬化療法の合併症
  ・クリップ止血法
  ・バイポーラー凝固法
  ・HSE止血法
  ・純エタノール局注法
  ・GERDの病因
  ・胃酸逆流のメカニズム
  ・食道の酸クリアランス
  ・GERDの食道外症候
  ・特発性食道破裂との鑑別
  ・内視鏡的硬化療法(EIS)
  ・内視鏡的結紮術(EVL)
  ・胃静脈瘤の治療
  ・EISとEVLどちらの治療が優れているのか
  ・食道・胃静脈瘤治療のエビデンス
  ・欧米の治療との比較
  ・上皮内伸展と副病巣(壁内転移と原発性多発巣)
  ・診断内視鏡
  ・intraepithelial neoplasia(上皮内腫瘍)の取り扱いについて
  ・Barrett腺癌について
  ・消化性潰瘍の疫学
  ・P-CAB:カリウムイオン競合型アシッドブロッカー
  ・FDの歴史的経緯
  ・RomeII,IIIにおけるFD
  ・ガイドラインとRomeIII
  ・FDの病態
  ・GERDおよびIBSとの相違
  ・H.pylori感染症
  ・アコチアミド塩酸塩(アコファイド(R))
  ・FDに有効な漢方薬
  ・胃癌の疫学
  ・胃癌の肉眼分類
  ・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
  ・HER2 陽性進行・再発胃癌に対する化学療法
  ・ABC分類
  ・Helicobacter pylori除菌による発癌予防
  ・発症機序(NSAID起因性胃腸障害)
  ・PG合成酵素;COXについて
  ・非アスピリンNSAIDとアスピリンの関係
  ・疫学(NSAID起因性胃腸障害)
  ・HPとの関連性
  ・IBSの病態生理
  ・IBSの薬物療法(補足)
  ・IBSと感染性胃腸炎
  ・IBSとプライマリケア
  ・ストレスとは
  ・IBSの今後
  ・診断および治療に注意を要する虫垂炎
  ・外鼠径ヘルニア・内鼠径ヘルニア・大腿ヘルニア
  ・閉鎖孔ヘルニア
  ・臍ヘルニア
  ・「米のとぎ汁様の白色下痢」
  ・ORTについて
  ・主要な病原体(感染性腸炎)
  ・そのほかの虚血性腸炎
  ・潰瘍性大腸炎と癌
  ・潰瘍性大腸炎の十二指腸病変
  ・潰瘍性大腸炎の病理
  ・ステロイド,5-ASAが炎症性腸疾患に効果をもたらすメカニズム
  ・潰瘍性大腸炎とCMV感染
  ・Crohn病の病理
  ・オリゴ糖
  ・微量元素欠乏
  ・疫学(大腸憩室疾患)
  ・adenoma-carcinoma sequence
  ・CT colonography(CTC)
  ・Pit pattern分類
  ・大腸ポリープ切除後のサーベイランス
  ・sessile serrated adenoma(SSA)からの癌化経路:serrated pathway
  ・改訂ベセスダ基準(2004年)
  ・注腸バリウム検査
  ・便潜血反応
  ・PET検査
  ・大腸癌の組織発生機序
  ・大腸癌と遺伝子異常
  ・肛門の解剖・機能
  ・脾腫と肝障害
  ・肝生検の適応
  ・肝細胞以外の肝臓臓構成細胞
  ・ALTとLDHの比
  ・肝炎ウイルス以外のウイルスによる肝障害
  ・ヒアルロン酸
  ・体質性黄疸
  ・透析とC型慢性肝炎
  ・bacterial translocation(BT)
  ・妊娠,女性ホルモンと肝障害
  ・トランスアミナーゼの呼称
  ・各検査値の施設基準・性差
  ・問診(薬物性肝障害を見落とさない)
  ・遺伝性肝疾患
  ・各急性ウイルス性肝炎の特徴
  ・凝固因子の臨床的重要性
  ・急性ウイルス性肝炎の鑑別疾患
  ・急性肝不全,類縁疾患の概念整理
  ・B型肝炎再活性化―de novo B型肝炎対策を含めて
  ・B型キャリア重症化例の肝不全防止目的の抗ウイルス療法
  ・血液濾過透析療法(HDF)CHDF,high flow CHDF,on line HDFを含めて
  ・B型肝炎の疫学
  ・B型慢性肝炎のウイルス学的諸事実
  ・B型肝炎の父子感染
  ・B型肝炎ウイルスの遺伝子型
  ・B型肝炎新規治療薬の展望
  ・C型慢性肝炎の疫学
  ・慢性肝炎の劇症化
  ・慢性肝炎の生検組織所見の診断基準
  ・C型慢性肝炎の抗ウイルス療法
  ・トランスアミナーゼ,AFP低値の意義と主な肝庇護剤
  ・慢性肝炎患者に安静は必要か
  ・HCVキャリアの自然経過
  ・HCV抗体陽性者の感染
  ・輸血以外のHCV感染ルート
  ・HCVワクチン開発の展望
  ・DAAs治療の問題点は耐性ウイルスの存在
  ・代謝性特異体質
  ・投与開始日からの日数と発現頻度(薬物性肝障害)
  ・投与開始日からの日数とALT値(薬物性肝障害)
  ・副作用被害救済制度
  ・E型肝炎
  ・薬剤性過敏症症候群(DIHS)
  ・重症型の定義(薬物性肝障害)
  ・重症型アルコール性肝炎の診断
  ・アルコール性肝障害,とりわけアルコール性肝炎のメカニズム
  ・重症型アルコール性肝炎の治療
  ・NASHの疫学
  ・NASHにおける非侵襲的スコアリング
  ・two-hit theoryとmultiple parallel hits hypothesis
  ・酸化ストレス
  ・インスリン抵抗性
  ・レプチン
  ・アディポネクチン
  ・TNFα
  ・NASHにおける肝生検の位置づけ
  ・Fibroscan(R)
  ・burned-out NASH
  ・肝臓における脂質代謝
  ・HMG-CoA還元酵素阻害薬
  ・PPAR
  ・薬物誘発性NAFLD/NASH
  ・タモキシフェン
  ・PNPLA3 遺伝子SNP
  ・特殊な状況でのNASH
  ・その他(NAFLD/NASH)
  ・自己免疫性肝炎の診断(診療ガイドラインを含む)
  ・急性発症型自己免疫性肝炎
  ・自己免疫性肝炎の寛解維持療法
  ・AIHのオーバーラップ症候群
  ・ミトコンドリア抗体の意義― 早期PBC,AMA陰性PBC自己免疫性胆管炎の疾患独立性を含めて
  ・ウルソデオキシコール酸(UDCA)の効果をもたらす機序
  ・PBCの予後予測
  ・原発性硬化性胆管炎(PSC)の発症要因に関する仮説
  ・PSCの病理組織像
  ・PSCに対するUDCA投与
  ・肝硬変の疫学
  ・クモ状血管腫,teleangiectasia,手掌紅斑の成因
  ・腹壁静脈怒張のパターンと意義
  ・羽ばたき振戦の誘導方法と意義
  ・肝硬変の体液貯留のメカニズム―肝腎症候群,特発性細菌性腹膜炎,肝性胸水を含む
  ・難治性腹水の治療法
  ・肝硬変原因疾患の鑑別
  ・ウイルス性肝硬変の自己抗体
  ・肝硬変でない鑑別疾患(1):門脈血行異常症
  ・肝硬変でない鑑別疾患(2):血液疾患
  ・肝硬変とインスリン抵抗性
  ・肝硬変と過栄養
  ・門脈圧亢進症と消化管粘膜病変
  ・肝性昏睡の誘発因子
  ・肝硬変の栄養状態の特徴―蛋白・エネルギー低栄養状態
  ・肝硬変患者の肝移植
  ・混合型肝癌・嚢胞腺癌の新分類―肝幹細胞,癌幹細胞の概念との関連
  ・胆管上皮内腫瘍性病変と肝粘液嚢胞性腫瘍の定義
  ・有機溶剤による職業性胆管癌
  ・わが国の原発性肝癌における1930 年代の出生コホート
  ・腫瘍随伴症候群(paraneoplastic syndrome)
  ・肝細胞癌の腫瘍マーカーの意義
  ・肝細胞癌の造影エコー
  ・肝細胞癌の多段階発癌と結節内血行支配,Kupffer細胞数の関係
  ・肝細胞癌診断におけるFDG-PETの有用性
  ・肝癌の鑑別疾患:画像診断上の鑑別点
  ・肝癌の統合ステージングシステム
  ・RFA治療の進歩と課題
  ・新たなTACE
  ・肝細胞癌に対する肝移植(ミラノ基準外の肝細胞癌に対する肝移植を含む)
  ・肝細胞癌の新しい放射線療法
  ・Sorafenib単独時代に終止符?―新たな化学療法剤の動向
  ・アメーバ性肝膿瘍:感染危険因子,疫学
  ・肝膿瘍の横隔膜・胸膜への炎症波及
  ・肝膿瘍造影は必要か
  ・アメーバ性肝膿瘍に膿瘍ドレナージは必要か
  ・肝膿瘍に対する抗菌薬動注療法
  ・IgG4 とは
  ・その他のIgG4-RD
  ・胆道系の区分
  ・胆管結石症の低侵襲治療法
  ・胆石症状の機序
  ・胆石の超音波検査
  ・胆道系腫瘍マーカー
  ・胆石症のESWL
  ・胆石症の開腹術
  ・知っておいたほうがよい略語(急性胆管炎)
  ・病態(急性胆管炎)
  ・胆嚢隆起性病変の基本4 種類
  ・胆嚢ポリープのエコー像
  ・胆嚢ポリープの画像診断における血流診断
  ・早期胆嚢癌のUS像
  ・胆道癌の発生母地別分類
  ・胆管癌の肉眼分類
  ・肝門部領域胆管癌
  ・乳頭部癌
  ・膵局所合併症の改訂アトランタ分類
  ・ERCP後膵炎とその予防策
  ・疫学(慢性膵炎)
  ・慢性膵炎治療における基本的な疑問点
  ・リパクレオン
  ・IPMN診療のパラダイムシフト
  ・疫学(膵臓癌)
  ・膵癌高リスク群という考え方
  ・膵腫瘤に対する超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)
  ・Borderline resectalbe膵癌への挑戦
  ・根治切除不能膵癌に対するFOLFIRINOX療法
 12章 腎疾患・電解質異常
  ・その他の血尿の原因
  ・selectivity index
  ・微量アルブミン尿
  ・臨床上最もよくみられる乏尿・無尿
  ・乏尿期における透析療法の適応
  ・バソプレシン測定について
  ・尿細管間質性腎炎
  ・造影剤による腎機能障害(造影剤腎症;RCIN)
  ・横紋筋融解症
  ・肝腎症候群
  ・腫瘍崩壊症候群
  ・ガドリニウム造影剤による腎機能との関連
  ・コレステロール塞栓症
  ・IgG4 関連疾患
  ・心腎症候群(CRS)
  ・低補体血症
  ・腎生検の適応
  ・腎生検前評価
  ・腎生検の手順
  ・腎生検の合併症
  ・腎生検結果
  ・溶連菌感染後急性腎炎とNAPlr
  ・ANCA陽性急速進行性腎炎症候群の治療方針
  ・IgA腎症と妊娠
  ・ネフローゼ症候群の合併症
  ・巣状糸球体硬化症(FSGS)
  ・膜性増殖性腎炎(MPGN)
  ・ネフローゼ症候群で用いられる免疫抑制剤
  ・遺伝性腎疾患
  ・血液透析と比べたときの腹膜透析(CAPD)の利点
  ・血液透析と比べたときの腹膜透析(CAPD)の欠点
  ・腎移植
  ・血液浄化療法の種類
  ・バスキュラーアクセスの確保
  ・慢性透析患者の緊急透析
  ・不均衡症候群
  ・酸塩基平衡
  ・動脈血液ガス分析
  ・静脈血液ガス分析
  ・Naと水調節系
  ・Osmolal gap
  ・SIADHの診断治療と鑑別(CSWSとMRHE)
  ・高カリウム血症の原因
  ・低カリウム血症の原因
  ・高カルシウム血症をきたす疾患
  ・低カルシウム血症をきたす疾患
  ・CKD-MBD
  ・FGF23(fibroblast growth factor 23)
  ・refeeding syndrome
 13章 代謝・内分泌疾患
  ・食品交換表第7 版の炭水化物比率
  ・糖尿病と糖質制限食
  ・インスリン製剤の作用時間による分類
  ・強化インスリン療法
  ・インスリンポンプ療法
  ・糖尿病の成因分類
  ・1 型糖尿病
  ・緩徐進行1 型糖尿病
  ・劇症1 型糖尿病
  ・劇症1 型糖尿病診断基準(2012)
  ・インスリン抵抗性の指標
  ・境界型
  ・食前血糖か食後血糖か
  ・自己血糖測定(SMBG)
  ・妊娠と糖尿病
  ・糖尿病と歯周病
  ・糖尿病と骨粗鬆症
  ・糖尿病と癌
  ・ヨード造影剤と糖尿病
  ・NSAIDsと糖尿病腎症
  ・日本人のG F R推算式(eGFR)
  ・糖尿病足病変の原因
  ・チーム医療の重要性
  ・日本人肥満者の特徴
  ・肥満症の手術療法
  ・歯磨きの勧め
  ・サノレックス(R)について
  ・オブリーン(R)について
  ・脂質異常症治療薬剤
  ・横紋筋融解症
  ・家族性高脂血症(FH)
  ・高尿酸血症・痛風の概念
  ・高尿酸血症の分類
  ・TSH受容体抗体(TRAb)
  ・無痛性甲状腺炎(painless thyroidoitis)
  ・亜急性甲状腺炎(subacute thyroiditis)
  ・甲状腺クリーゼ
  ・抗甲状腺薬による無顆粒球症
  ・Basedow病に伴う周期性四肢麻痺
  ・抗サイログロブリン抗体とサイロイドテストの違い
  ・乳頭癌
  ・濾胞癌
  ・髄様癌
  ・未分化癌
  ・悪性リンパ腫
  ・原発事故と甲状腺癌
  ・急性副腎不全症の原因となる慢性副腎機能低下を起こす病態
  ・慢性副腎機能低下症の精密検査
  ・各ホルモンのpitfall
  ・下垂体前葉機能低下症(hypopituitarism)
  ・下垂体腫瘍(sellar mass,pituitary tumors)
  ・デメクロサイクリン(レダマイシン(R))によるSIADH治療
 14章 神経・筋疾患
  ・髄膜刺激徴候とは
  ・髄液検査と脳ヘルニア
  ・髄膜炎の疫学
  ・細菌性髄膜炎の予後と後遺症
  ・髄膜炎の病態
  ・ウイルス性髄膜炎の原因
  ・Mollaret髄膜炎
  ・薬剤性髄膜炎
  ・結核性髄膜炎
  ・クリプトコッカス髄膜炎
  ・Gerstmann-Straussler-Scheinker症候群(GSS)
  ・致死性家族性不眠症(FFI)
  ・プリオン病感染対策
  ・パーキンソン病の疫学と予後
  ・非運動症状に対する治療
  ・麦角系ドパミンアゴニスト使用時の注意
  ・Wearing offとその対策
  ・ジスキネジアの対策
  ・パーキンソン病の手術療法
  ・パーキンソン病療養ノート
  ・パーキンソン病の治療中にみられる悪性症候群
  ・パーキンソン病患者の支援
  ・パーキンソン病体操
  ・家族性パーキンソン病
  ・遺伝性脊髄小脳変性症
  ・球脊髄性筋萎縮症(SBMA,Kennedy-Alter-Sung症候群)
  ・脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy)
  ・平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
  ・認知症を伴うALS
  ・多巣性運動ニューロパチー(MMN)
  ・神経筋伝達障害をきたしうる薬物
  ・糖尿病性ニューロパチー
  ・頭部外傷の分類
  ・脳に影響を与える損傷に対する対応
  ・外傷性てんかん(PTE)
  ・脳血管障害の各病型の特徴
  ・7 seriesの見方
  ・extinction test
  ・CTのmass effect所見
  ・脳出血のCT所見の経時的変化
  ・無症候性脳虚血
  ・early CT signs
  ・脳室拡大:脳萎縮か水頭症か
  ・CTで左右差を認めたら
  ・脳の支配動脈・血流分布
  ・MRIの撮像原理
  ・MRAにおけるアーチファクト
  ・慢性期における脳血管障害に対する手術療法
  ・急性期脳梗塞に対するアスピリン
  ・rt-PA(アルテプラーゼ)
  ・ウロキナーゼ
  ・血栓溶解をめぐる議論
  ・penumbra
  ・ヘパリン
  ・Hemodilution療法
  ・超急性期脳塞栓の血栓溶解療法
  ・グリセロールも長期予後改善のエビデンスは乏しい
  ・脳血管障害に対するステロイド
  ・脳血管拡張薬をめぐる論議
  ・人工呼吸器装着には家族の同意を
  ・血圧対策(脳血管障害)
  ・脳循環自動調節能
  ・脳卒中病棟(SU)の治療効果
  ・積極的な降圧が脳卒中二次予防に有効
  ・急激な降圧に注意
  ・危険因子としての糖尿病
  ・アスピリンの再発予防効果
  ・痙攣部分発作では治療のしすぎに注意
  ・リハビリテーションは早期から
  ・リハビリテーション科へのコンサルテーションの必要性
  ・段階的嚥下訓練のリスク
  ・D-マンニトール
  ・神経膠腫の予後
  ・小脳転移
  ・脳転移
 15章 血液疾患
  ・自動血球測定機器の結果評価での注意事項
  ・貧血とHbA1cとの関係
  ・平均赤血球容積(MCV)の評価時の注意事項
  ・鉄剤内服時のポイント
  ・鉄剤静注時のポイント
  ・鉄代謝に関して
  ・鉄過剰症(HC)
  ・Coombs陰性自己免疫性溶血性貧血
  ・先天性溶血性貧血(酵素異常症・膜異常症)の検査診
  断
  ・異常ヘモグロビン症の検査
  ・Mentzer Index
  ・巨赤芽球とは?
  ・ビタミンB12の吸収過程と欠乏症
  ・肝疾患に伴う貧血
  ・内分泌疾患に伴う貧血
  ・高齢者(再生不良性貧血)
  ・妊娠(再生不良性貧血)
  ・染色体異常(再生不良性貧血)
  ・治療効果判定(骨髄異形成症候群)
  ・分子標的治療薬(骨髄線維症)
  ・治療効果のモニタリング(慢性骨髄性白血病)
  ・フルダラビン療法
  ・ITPの治療プロトコール
  ・SLE治療中の注意
 16章 膠原病とその類縁疾患
  ・診断基準(膠原病)
  ・注意すべき発熱
  ・自然免疫と獲得免疫について
  ・国の難病行政について
  ・その他関連トピックス(関節リウマチ)
  ・抗リン脂質抗体症候群(APS)
  ・免疫抑制剤の使用
  ・Steroid
  ・ステロイドの副作用
  ・SLEの難治性病態
  ・病因について(全身性強皮症)
  ・強皮症(Scleroderma)
  ・CREST症候群
  ・重複症候群・オーバーラップ症候群
  ・病因(多発性筋炎/皮膚筋炎)
  ・皮膚筋炎/多発性筋炎の最新トピック
  ・抗MDA5 抗体+多発性筋炎/皮膚筋炎と間質性肺炎について
  ・封入体性筋炎(inclusion body myositis)
  ・病因(シェーグレン症候群)
  ・診断に必要な検査と手順
  ・SSの分類と患者数
  ・新生児の房室ブロック
  ・血管炎の疾患概念と定義
  ・小血管炎の新分類
  ・ANCAの臨床的意義
  ・新規代替療法について(ANCA関連血管炎)
  ・ベーチェット病
  ・滑液包
  ・RS3PE
 17章 精神・心療内科疾患
  ・ノンレム睡眠とレム睡眠
  ・睡眠・覚醒のリズムとその年齢変化
  ・主な超短時間型・短時間型睡眠薬における一過性前向性健忘の出現頻度
  ・せん妄の病態仮説
  ・せん妄の治療薬
  ・認知症から「神経認知障害」(DSM-5)へ?
  ・各種評価スケールについて
  ・軽度認知障害(MCI)
  ・レビー小体型認知症
  ・自殺念慮の聞き取り方とその対処
  ・認知療法・対人関係療法
  ・最近のうつ病診療におけるドグマチールの位置づけ
  ・うつ状態とうつ病
  ・Wernicke脳症
  ・心身症の病態
  ・病態背景(心身症)
  ・アレキシサイミアとアレキシソミア
  ・タイプA行動パターン仮説
  ・心身症と神経症の鑑別
  ・心身症の周辺疾患
  ・心身医学的諸検査
  ・一般心理療法と医師の姿勢
  ・心身医学領域によく用いられる治療法
  ・病因論の概要(パニック障害)
  ・広場恐怖(agoraphobia)
  ・社会的認知の功罪
  ・患者対応のコツ(身体表現性障害)
  ・ICD-10
  ・DSM-5
  ・精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)
  ・第1 世代抗精神病薬
  ・第2 世代抗精神病薬
  ・複雑な意識障害
  ・通過症候群(Durchgangs syndrome)
  ・症例:George Gershwin
  ・発達障害の心理検査
  ・「ふつう」であることの厳しさ
  ・摂食障害の病因
  ・パーソナリティによる分類の試み
  ・治療スタンス(摂食障害)
  ・転帰(摂食障害)
  ・統合失調症との鑑別(薬物依存症)
  ・CRAFT
  ・薬物依存症者との関わり方
  ・患者を通報するか否か(薬物依存症)
 18章 運動器疾患
  ・骨折治癒の年齢的要因
  ・持続牽引に際しての注意点
  ・キャスト固定に際しての注意点
  ・肩関節脱臼の徒手整復術
  ・肘内障
  ・歩いて来院する大腿骨頸部骨折
  ・大腿骨頸部/転子部骨折の観血的治療
  ・頸椎症性脊髄症の手術治療
  ・myelopathy hand
  ・インピンジメント症候群
  ・腱板断裂の手術治療
  ・Loose shoulder
  ・肘部管症候群の手術治療
  ・手根管症候群の手術治療
  ・Dupuytren拘縮の手術治療
  ・腰痛治療におけるエビデンス
  ・自然に消滅する椎間板ヘルニア
  ・腰椎椎間板ヘルニアの外科的治療
  ・腰部脊柱管狭窄症の手術療法
  ・脊椎圧迫骨折後遅発性麻痺
  ・経皮的椎体形成術
  ・転移性脊椎腫瘍の手術治療
  ・発育性股関節形成不全
  ・股関節OAの手術的治療
  ・人工股関節全置換術とは
  ・人工股関節全置換術後の問題点
  ・膝関節OAのXp所見
  ・膝関節穿刺および膝関節内注射
  ・膝関節OAとサプリメント
  ・膝関節OAの手術的治療
 19章 小児疾患
  ・重症患児の見分け方
  ・小児のハイリスク・グループ
  ・乳幼児突然死症候群(SIDS)
  ・発熱の機序と原因
  ・病原性大腸菌O-157 とは
  ・出血性大腸炎
  ・VTの作用機序
  ・溶血性尿毒症症候群(HUS)
  ・嘔吐の鑑別疾患
  ・Delayed repeat enema
  ・重症度に基づく移送基準(腸重積症)
  ・咳と喘鳴の定義
  ・扁桃摘出の適応
  ・各種肺炎の特徴
  ・修飾麻疹(麻疹の特殊型)
  ・先天性風疹症候群(CRS)
  ・妊婦への感染(水痘)
  ・ワクチンの2 回接種について(流行性耳下腺炎)
  ・小児の反復性耳下腺炎
  ・妊婦への影響・対応(伝染性紅斑)
  ・HHV-6 初感染時合併症・予後
  ・爪への影響(手足口病)
  ・慢性活動性EBV感染症
  ・急性糸球体腎炎やリウマチ熱の2 次的発症
  ・Brudzinski徴候
  ・Moro反射
  ・Kernig徴候
  ・化膿性髄膜炎の病態
  ・トリプトファン反応
  ・無菌性髄膜炎の病態
  ・急性脳炎・急性脳症とは?
  ・急性脳炎・急性脳症を疑う症状
  ・発作の種類と抗てんかん薬の適応
  ・てんかん症候群分類について
  ・偽陰性(蟯虫症)
  ・イソプロテレノール持続吸入療法
  ・アトピー性皮膚炎の有症率
  ・出生時からの予防(アトピー性皮膚炎)
  ・タクロリムス軟膏の使用法
  ・アドレナリン自己注射薬(エピペン(R))
  ・経口免疫療法
  ・小児での運動負荷心電図
  ・学校検尿のシステム
  ・複雑性尿路感染症
  ・急性出血性膀胱炎
  ・水腎症
  ・逆流性腎症
  ・Nutcracker現象
  ・疫学・病因病態(アレルギー性紫斑病)
  ・受診のきっかけ(アレルギー性紫斑病)
  ・起立性調節障害の病態
  ・虐待と鑑別すべき疾患
  ・通告者の保護
  ・代理ミュンヒハウゼン症候群(MSBP)
  ・児童虐待の未然防止
  ・同時接種について
 20章 女性疾患
  ・妊娠反応
  ・女性科疾患とMRI
  ・ホルモン療法
  ・高齢者の性
  ・エコーフリースペース
  ・骨盤内炎症性疾患(PID)
  ・異所性妊娠(子宮外妊娠)
  ・卵巣嚢腫の茎捻転に関連して
  ・内分泌異常と月経異常
  ・薬剤と高プロラクチン血症
  ・思春期の不正出血
  ・思春期外来
  ・(機能性)月経困難症
  ・機能性子宮出血
  ・更年期障害の評価
  ・高齢者における帯下
  ・子宮内膜症の進行期分類
  ・内膜症における月経困難症
  ・若年者の月経困難症
  ・不妊症と子宮内膜症
  ・子宮内膜症のホルモン療法
  ・手術療法(子宮内膜症)
  ・チョコレート嚢胞と卵巣癌
  ・子宮筋腫
  ・超音波での子宮の所見のとり方
  ・最近の検査法(子宮筋腫)
  ・治療(子宮筋腫)
  ・産婦人科での一般的な子宮全摘後の指導
  ・子宮全摘の心理的影響・性交
  ・手術後のホルモン療法
  ・子宮頸癌とHPV
  ・CINの概念
  ・子宮頸部腺癌
  ・進行頸癌におけるNAC
  ・子宮内膜増殖症
  ・子宮体癌のホルモン療法
  ・癌検診
  ・子宮頸癌検診の自己採取法
  ・卵巣癌の進行期分類
  ・組織分類(卵巣腫瘍)
  ・良性卵巣嚢腫の治療法
  ・卵巣癌の治療指針
  ・卵巣癌の予後
  ・腫瘍マーカーと卵巣腫瘍
  ・術後化学療法と卵巣機能・妊孕能
  ・緊急避妊法
  ・10 代の妊娠と人工妊娠中絶の疫学
  ・妊娠とウイルス・原虫疾患
  ・妊娠とMRI
  ・前期破水(PROM)
  ・早産児の予後
  ・習慣性流産(不育症)
  ・母乳
  ・乳癌の疫学
  ・代表的な検査(乳癌)
  ・乳癌の治療
  ・転移・再発(乳癌)
  ・特殊な問題(乳癌)
  ・かかりつけ医としての役割分担
  ・乳がん検診について
  ・参考となるWebサイト(乳癌)
 21章 泌尿器疾患
  ・排尿障害
  ・排尿障害の検査
  ・病態(前立腺肥大症)
  ・ESWL
  ・処方にあたり注意点(勃起不全)
 22章 眼疾患
  ・病棟でとくに注意を要する眼科疾患
  ・近視の成因
  ・屈折矯正手術
  ・結膜炎の学校内感染
  ・ヘルペスウイルスによる眼感染症
  ・眼圧上昇に関与する因子
  ・眼圧上昇で眼に生じる変化
  ・緑内障の疫学(2000〜2001年多治見スタディ)
  ・緑内障の視野検査
  ・先天緑内障
  ・白内障手術
  ・高血圧症における眼底の変化
  ・そのほか高血圧性網膜症に関連する病態
  ・ぶどう膜炎の病因
  ・ぶどう膜炎の分類
  ・ぶどう膜炎の疫学
  ・眼底検査時のコツ(一般内科医のための)
  ・非薬物療法(糖尿病網膜症)
  ・糖尿病と眼合併症
 23章 耳鼻咽喉疾患
  ・概念・疫学(鼻出血)
  ・病態(鼻出血)
  ・急性化膿性中耳炎
  ・注意が必要な中耳炎(周辺への炎症の波及)
  ・その他の耳痛を起こす中耳疾患
  ・外耳疾患
  ・代表的な急性難聴
  ・食道に異物があるか否か不明のとき
  ・顔面神経の解剖
  ・概念と疫学(Bell麻痺)
  ・原因(Bell麻痺)
  ・薬物療法(Bell麻痺)
 24章 皮膚・軟部組織疾患
  ・皮膚の病態所見について
  ・原発疹と続発疹の解説
  ・湿疹と皮膚炎について
  ・湿疹の原因
  ・掻破と湿疹の関係
  ・生活指導
  ・アトピー性皮膚炎はなぜ治らないか
  ・医原性接触皮膚炎の原因
  ・手湿疹とアトピー性皮膚炎の関係
  ・汗疱について
  ・手湿疹の生活指導
  ・紅斑について
  ・紫斑について
  ・蕁麻疹の原因
  ・水疱について
  ・膿疱について
  ・皮膚の細菌感染症について
  ・細菌直接鏡検法(グラム染色法)
  ・白癬はなぜ誤診されるか
  ・KOH法の手順
  ・ヘルペス性疾患について
  ・ヘルペス性疾患の検査
  ・マダニは感染症の宝庫
  ・頭髪の基礎知識
  ・脱毛を訴える患者をみたら
  ・爪の基礎知識
  ・悪性を示唆する所見について(皮膚腫瘍)
  ・中毒疹について
  ・スキンステープラーの利用について
  ・創傷の局所治療
  ・局所の清浄化
  ・ドレッシング(創傷の被覆)について
  ・各種創傷被覆材について
  ・外用薬について
  ・創傷被覆材・外用薬の使い分けについて
  ・その他の創傷治療法
  ・熱傷治療におけるゲーベンクリームの使用
  ・褥瘡危険要因点数表(OHスケール)
  ・OHスケール各項目に関して
  ・ブレーデンスケール(Braden scale)
  ・ハードウェア整備の重要性
 25章 薬物使用法
  ・ダウン・レギュレーション
  ・カテコラミン使用時の留意点
  ・抗菌薬のアレルギー歴
  ・抗菌薬のアレルギー反応
  ・ペニシリン系抗菌薬のアレルギー反応
  ・妊婦,授乳中の患者における抗菌薬の選択
  ・肝不全における抗菌薬使用の注意点
  ・抗菌薬と他の薬剤との相互作用
  ・抗菌薬の値段
  ・抗菌薬の一般名と商品名
  ・主な病原微生物の性質
  ・抗菌薬の耐性菌
  ・ワルファリン使用時の凝固能検査の変化の特徴
  ・妊婦へのワルファリン投与時の注意事項
  ・ワルファリンの薬物相互作用
  ・PT(INR)とTTとの関係
  ・NOAC投与時の検査法
  ・ステロイドの吸収について
  ・ステロイド皮膚症
  ・内服時の工夫(小児)
  ・ドラッグデリバリーシステム(DDS)
  ・内服処方箋の書き方
  ・小児での適用外使用
  ・バイオアベイラビリティ
  ・多剤使用の場合の注意点
  ・オーストラリア医薬品評価委員会
  ・虎ノ門病院での基準(妊娠中の薬)
  ・厚生労働省(添付文書について)
  ・NSAIDs
  ・薬剤の母乳移行とその危険度
  ・母乳分泌を中止するために
  ・治療薬物モニタリング(TDM)
  ・TEN(中毒性表皮壊死剥離症)
  ・DIHS(drug-induced hypersensitivity syndrome)
  ・GVHD(移植片対宿主病)
  ・TENでのステロイド全身使用の賛否
  ・薬疹の各種試験法の解説
  ・遺伝子マーカーの解説
 26章 検査
  ・左室流入速波形
  ・心筋虚血の徴候と出現順序
  ・壁運動異常評価
  ・壁厚変化
  ・壁エコー輝度の評価
  ・ドプラ法エコー
  ・ドプラ法の原理
  ・Tissue harmonic imaging
  ・肝SOLの診断における超音波検査の優位性
  ・肝SOLの超音波診断上の注意点
  ・肝悪性腫瘍診断における超音波のサイン
  ・急性膵炎の超音波診断
  ・消化管における超音波検査の有用性
  ・急性腹症の超音波検査
  ・冠動脈造影検査の適応