はじめに
超高齢社会の進展にともない,自身で口腔管理ができない高齢者が増加し,口腔機能も低下してくるため,誤嚥性肺炎や低栄養などの全身疾患の発症や全身状態に影響を及ぼすことが問題となっています.全身疾患の予防のみならず,口から美味しく食事を摂るというQOLの視点から,高齢者の口腔機能の維持・向上は重要です.高齢者の口腔ケアは,単に口腔衛生や口腔機能の予防的手段ではなく,全身状態の改善や全身疾患の予防に向けた医療の一環として位置づけて,歯科医師・歯科衛生士のみならず看護師や介護者が多職種連携のなかで普及させていくことが求められています.
本書は,2012年に発行した「歯科医師・歯科衛生士のための専門的な口腔ケア〜超高齢社会で求められる全身と口腔への視点・知識〜」を,歯科医師・歯科衛生士のみならず看護師や介護者の皆さまに知ってほしい知識や技術を大幅に加筆・修正した改訂新版です.口腔ケア中の誤嚥事故を予防する『水を使わない口腔ケア(CHAPTER-5)』や『周術期口腔機能管理(CHAPTER-7)』,『認知症患者さんの口腔ケア(CHAPTER-8)』など,最新の内容をまとめ,新たに伝えたい考え方や技術を加筆しました.
特に,『水を使わない口腔ケア』は口腔ケアの手技としては画期的なものですので,歯科医師・歯科衛生士のみならず看護師や介護者の皆さまも導入していただきたいと考えています.口腔ケアを行っている病院,施設,在宅では,その方法や使用する道具はさまざまです.咳反射・嚥下反射が低下している患者さんに通常の水を使用して口腔内を洗浄する口腔ケアを施すことは,誤嚥の危険をともないます.口腔内細菌が口腔ケアによって気管や肺に入り込むことにつながり,医原性の誤嚥性肺炎を引き起こす可能性が指摘されています.そこで,誤嚥性肺炎の危険性のある患者さんでは,水を使わずに口腔ケアを行う方法を検討する必要があると考えます.『水を使わない口腔ケア』では,口腔内に水を用いずに,物性のあるジェルを使用してケアすることで,咽頭への流れ込みを防ぎ,誤嚥リスクを低下させます.私たちは口腔ケア専用のジェルとして「お口を洗うジェル」を新規に開発し,現在口腔ケア用ジェルと吸引嘴管を用いた『水を使わない口腔ケア』を臨床にて実施し普及活動を行っています.
『周術期の口腔管理』は,がんの周術期,化学療法および放射線療法を受けている患者さんにとって口内炎の予防や術後の感染症の予防から必要不可欠な支持療法となっています.一方,増加し続ける認知症患者さんへの対応は高齢者医療のなかでも最重要課題の一つとなっています.そのなかで『認知症患者さんの口腔ケア』は患者さんのQOL向上の観点から必要不可欠なものとして位置づけられつつあります.
本書は歯科を専門としない皆さまにもわかりやすいようにていねいな記載を心がけました.日々高齢者医療の現場でご活躍されている皆さまのお役に立てていただければ幸いです.
2017年6月
角 保徳
超高齢社会の進展にともない,自身で口腔管理ができない高齢者が増加し,口腔機能も低下してくるため,誤嚥性肺炎や低栄養などの全身疾患の発症や全身状態に影響を及ぼすことが問題となっています.全身疾患の予防のみならず,口から美味しく食事を摂るというQOLの視点から,高齢者の口腔機能の維持・向上は重要です.高齢者の口腔ケアは,単に口腔衛生や口腔機能の予防的手段ではなく,全身状態の改善や全身疾患の予防に向けた医療の一環として位置づけて,歯科医師・歯科衛生士のみならず看護師や介護者が多職種連携のなかで普及させていくことが求められています.
本書は,2012年に発行した「歯科医師・歯科衛生士のための専門的な口腔ケア〜超高齢社会で求められる全身と口腔への視点・知識〜」を,歯科医師・歯科衛生士のみならず看護師や介護者の皆さまに知ってほしい知識や技術を大幅に加筆・修正した改訂新版です.口腔ケア中の誤嚥事故を予防する『水を使わない口腔ケア(CHAPTER-5)』や『周術期口腔機能管理(CHAPTER-7)』,『認知症患者さんの口腔ケア(CHAPTER-8)』など,最新の内容をまとめ,新たに伝えたい考え方や技術を加筆しました.
特に,『水を使わない口腔ケア』は口腔ケアの手技としては画期的なものですので,歯科医師・歯科衛生士のみならず看護師や介護者の皆さまも導入していただきたいと考えています.口腔ケアを行っている病院,施設,在宅では,その方法や使用する道具はさまざまです.咳反射・嚥下反射が低下している患者さんに通常の水を使用して口腔内を洗浄する口腔ケアを施すことは,誤嚥の危険をともないます.口腔内細菌が口腔ケアによって気管や肺に入り込むことにつながり,医原性の誤嚥性肺炎を引き起こす可能性が指摘されています.そこで,誤嚥性肺炎の危険性のある患者さんでは,水を使わずに口腔ケアを行う方法を検討する必要があると考えます.『水を使わない口腔ケア』では,口腔内に水を用いずに,物性のあるジェルを使用してケアすることで,咽頭への流れ込みを防ぎ,誤嚥リスクを低下させます.私たちは口腔ケア専用のジェルとして「お口を洗うジェル」を新規に開発し,現在口腔ケア用ジェルと吸引嘴管を用いた『水を使わない口腔ケア』を臨床にて実施し普及活動を行っています.
『周術期の口腔管理』は,がんの周術期,化学療法および放射線療法を受けている患者さんにとって口内炎の予防や術後の感染症の予防から必要不可欠な支持療法となっています.一方,増加し続ける認知症患者さんへの対応は高齢者医療のなかでも最重要課題の一つとなっています.そのなかで『認知症患者さんの口腔ケア』は患者さんのQOL向上の観点から必要不可欠なものとして位置づけられつつあります.
本書は歯科を専門としない皆さまにもわかりやすいようにていねいな記載を心がけました.日々高齢者医療の現場でご活躍されている皆さまのお役に立てていただければ幸いです.
2017年6月
角 保徳
はじめに
マンガ なぜ歯科医師・歯科衛生士による口腔ケアが求められているのか
CHAPTER-1 歯科を取りまくいま,そして歯科医師・歯科衛生士の役割
1 はじめに―いま“口腔の専門家”として求められていることとは?
2 歯科医療に対する社会的要求の変化
・歯科医師・歯科衛生士に求められていること
3 超高齢社会を迎えた制度改革
4 高齢者の楽しみは「食べること」
5 医療の現場で「口腔ケア」の普及を!
6 今後歯科医師・歯科衛生士に求められる役割
CHAPTER-2 口腔ケアの定義・考え方
I 専門的口腔ケアの位置づけ
1 口腔ケアの普及方法
・地域完結型口腔ケア
・社会保険制度にみる歯科医師・歯科衛生士の新たな役割
2 「口腔ケア」を明確に定義する必要がある!
・現状の定義
3 歯科医師・歯科衛生士に求められていることとは?
II 標準的口腔ケア:口腔ケアシステム
1 「普及型“口腔ケアシステム”」とは?―これからの普及を目指した分類の提案
2 普及型“口腔ケアシステム”の方法
III 専門的口腔ケア
1 いま必要とされている「専門的口腔ケア」
・専門的口腔ケアの問題点・難しさ
2 専門的口腔ケアの定義とは
3 専的的口腔ケアの目的・手順
・口腔局所感染予防
・口腔機能の回復・向上
・全身の健康の維持,増進および社会性の回復
4 専門的口腔ケアの現実的な内容
5 専門的口腔ケアの有効性
・栄養サポートと口腔ケアのかかわり
6 歯科医師が行う歯科治療
7 口腔機能の向上の必要性
CHAPTER-3 患者さんの全身状態の把握
I 要介護者・有病者に「専門的口腔ケア」を行うため
1 “全身“から“口腔”をみることが必要とされている!
2 専門的口腔ケアに必要な情報収集の手順
3 専門的口腔ケアに影響を与える全身疾患
1.循環器疾患
・高血圧 ・虚血性心疾患
2.脳血管疾患(脳卒中)
3.代謝性疾患
・糖尿病 ・甲状腺疾患
4.腎臓病
5.肝臓病
6.呼吸器疾患
7.血液疾患
8.認知症
9.がん(悪性腫瘍)
II 専門的口腔ケアにおける全身への対応
1 専門的口腔ケアを始める前に
2 口腔ケア前の全身状態の確認
1.感染症の有無
2.易感染性の有無
3.出血傾向の有無
3 口腔ケア時のリスク管理
4 口腔ケア時の体位
1.患者さんの体位の選択
2.術者の位置取り
3.その他の留意点
CHAPTER-4 患者さんの口腔内状況とその評価方法
1 入院患者さんの口腔ケアの実態とは?
2 口腔ケアに関連する局所状態の把握
3 要介護高齢者の口腔の評価を行う際の注意点
1.歯および歯肉の状態
2.義歯使用の有無とその状態
3.口腔粘膜の状態
4.舌の病変
5.口腔機能にかかわる状態や障害
4 含嗽(うがい)機能・構音機能の評価
・口腔機能の評価としてのうがい機能
CHAPTER-5 専門的口腔ケア―“水を使わない口腔ケア”実際の手技
1 口腔ケア時の誤嚥を予防する
1.口腔ケアがなぜ必要とされているか
2.水を使わないで,何を使うのか?
2 水を使わない口腔ケアに必要なツール
1.口腔ケア用ジェル
2.吸引嘴管,吸引器
3.ヘッドライト
4.口角鉤
5.パルスオキシメータ
6.歯ブラシ
7.歯間ブラシ,タフトブラシ
8.スポンジブラシ
3 水を使わない口腔ケアの実践
・誤嚥のリスクを減らす“水を使わない口腔ケア”
・“水を使わない口腔ケア”の方法を遵守して
4 ベッドサイドでもスケーリングはできる!
1.ベットサイドでのスケーリングに必要なもの
2.病院や在宅,施設のベットサイドでスケーリングを行うために
5 化粧・整容療法
1.化粧療法
2.整容療法
3.化粧療法の実際
4.認知症と化粧・整容療法
6 口腔外マッサージ
CHAPTER-6 症状に対応した専門的口腔ケアの手技
局所への対応
1 口腔乾燥症
・局所療法(対症療法)
・「口腔乾燥症」の原因療法
2 剥離上皮および痰
・剥離上皮および痰のある患者さんの口腔ケア
3 口呼吸,持続的開口
4 口内炎,口腔粘膜潰瘍
5 口腔粘膜や歯肉の出血
6 根面齲蝕,多発性の齲蝕
7 口腔カンジダ症
1.口の中の常在菌
2.口腔カンジダ症の分類と症状
3.口腔カンジダ症の診断と投薬
4.口腔カンジダ症への専門的口腔ケア
8 舌苔
9 義歯の不適合,義歯性の潰瘍
10 開口障害,開口困難
11 がん治療に関連する口内炎の感染予防と症状緩和
CHAPTER-7 周術期口腔機能管理
1 周術期口腔機能管理の目的
2 周術期口腔機能管理の重要性
3 周術期口腔機能管理の仕組み
4 周術期口腔機能管理の具体的な内容
1.手術療法
・がんなどの手術療法
2.化学療法
3.放射線療法
4.緩和ケア
CHAPTER-8 認知症患者さんの口腔ケア
1 認知症患者さんの口腔の特徴
2 認知症患者さんの歯科治療
3 認知症患者さんの口腔ケア
4 口腔ケアの拒否への対応
5 認知症と化粧療法および口腔外マッサージ
CHAPTER-9 超高齢社会の到来と歯科医療の将来展望―歯科医師・歯科衛生士の役割の変化と口腔ケア・口腔管理
1 超高齢社会の到来と歯科医療
2 高齢者医療費の増加と停滞する歯科医療費
3 医療に対する評価基準の変化
4 超高齢社会に求められる口腔管理
5 形態修復中心から,口腔機能向上を目指す歯科医療への転換
6 全身管理の必要性
7 歯科医師・歯科衛生士教育の改革を
8 卒後研修と地域連携の中核としての病院歯科の役割
9 歯科衛生士法の改正と歯科衛生士の役割の変化
10 高齢者のチームアプローチへの参入を
11 超高齢社会における歯科医師の役割への提言
メモ
1.ADLとは?
2.QOLとは?
3.グリコヘモグロビン(HbA1c)とは?
4.認知症への対応
5.MRSAとは?
6.スタンダードプレコーションとは?
7.感染性心内膜炎とは?
8.ビスフォスフォネート系薬剤とは?
9.オーラルフレイル
10.サルコペニア
11.ロコモティブシンドローム
12.終末期の化粧療法
13.口腔粘膜炎
14. プロフェッショナルケア(SRP・PMTC)の重要性
15.口内炎と口腔粘膜炎
16. 口腔ケア地域連携の起点および拠点としての病院歯科の役割
巻末付録 動画で学ぶ「専門的口腔ケア」
文献
索引
マンガ なぜ歯科医師・歯科衛生士による口腔ケアが求められているのか
CHAPTER-1 歯科を取りまくいま,そして歯科医師・歯科衛生士の役割
1 はじめに―いま“口腔の専門家”として求められていることとは?
2 歯科医療に対する社会的要求の変化
・歯科医師・歯科衛生士に求められていること
3 超高齢社会を迎えた制度改革
4 高齢者の楽しみは「食べること」
5 医療の現場で「口腔ケア」の普及を!
6 今後歯科医師・歯科衛生士に求められる役割
CHAPTER-2 口腔ケアの定義・考え方
I 専門的口腔ケアの位置づけ
1 口腔ケアの普及方法
・地域完結型口腔ケア
・社会保険制度にみる歯科医師・歯科衛生士の新たな役割
2 「口腔ケア」を明確に定義する必要がある!
・現状の定義
3 歯科医師・歯科衛生士に求められていることとは?
II 標準的口腔ケア:口腔ケアシステム
1 「普及型“口腔ケアシステム”」とは?―これからの普及を目指した分類の提案
2 普及型“口腔ケアシステム”の方法
III 専門的口腔ケア
1 いま必要とされている「専門的口腔ケア」
・専門的口腔ケアの問題点・難しさ
2 専門的口腔ケアの定義とは
3 専的的口腔ケアの目的・手順
・口腔局所感染予防
・口腔機能の回復・向上
・全身の健康の維持,増進および社会性の回復
4 専門的口腔ケアの現実的な内容
5 専門的口腔ケアの有効性
・栄養サポートと口腔ケアのかかわり
6 歯科医師が行う歯科治療
7 口腔機能の向上の必要性
CHAPTER-3 患者さんの全身状態の把握
I 要介護者・有病者に「専門的口腔ケア」を行うため
1 “全身“から“口腔”をみることが必要とされている!
2 専門的口腔ケアに必要な情報収集の手順
3 専門的口腔ケアに影響を与える全身疾患
1.循環器疾患
・高血圧 ・虚血性心疾患
2.脳血管疾患(脳卒中)
3.代謝性疾患
・糖尿病 ・甲状腺疾患
4.腎臓病
5.肝臓病
6.呼吸器疾患
7.血液疾患
8.認知症
9.がん(悪性腫瘍)
II 専門的口腔ケアにおける全身への対応
1 専門的口腔ケアを始める前に
2 口腔ケア前の全身状態の確認
1.感染症の有無
2.易感染性の有無
3.出血傾向の有無
3 口腔ケア時のリスク管理
4 口腔ケア時の体位
1.患者さんの体位の選択
2.術者の位置取り
3.その他の留意点
CHAPTER-4 患者さんの口腔内状況とその評価方法
1 入院患者さんの口腔ケアの実態とは?
2 口腔ケアに関連する局所状態の把握
3 要介護高齢者の口腔の評価を行う際の注意点
1.歯および歯肉の状態
2.義歯使用の有無とその状態
3.口腔粘膜の状態
4.舌の病変
5.口腔機能にかかわる状態や障害
4 含嗽(うがい)機能・構音機能の評価
・口腔機能の評価としてのうがい機能
CHAPTER-5 専門的口腔ケア―“水を使わない口腔ケア”実際の手技
1 口腔ケア時の誤嚥を予防する
1.口腔ケアがなぜ必要とされているか
2.水を使わないで,何を使うのか?
2 水を使わない口腔ケアに必要なツール
1.口腔ケア用ジェル
2.吸引嘴管,吸引器
3.ヘッドライト
4.口角鉤
5.パルスオキシメータ
6.歯ブラシ
7.歯間ブラシ,タフトブラシ
8.スポンジブラシ
3 水を使わない口腔ケアの実践
・誤嚥のリスクを減らす“水を使わない口腔ケア”
・“水を使わない口腔ケア”の方法を遵守して
4 ベッドサイドでもスケーリングはできる!
1.ベットサイドでのスケーリングに必要なもの
2.病院や在宅,施設のベットサイドでスケーリングを行うために
5 化粧・整容療法
1.化粧療法
2.整容療法
3.化粧療法の実際
4.認知症と化粧・整容療法
6 口腔外マッサージ
CHAPTER-6 症状に対応した専門的口腔ケアの手技
局所への対応
1 口腔乾燥症
・局所療法(対症療法)
・「口腔乾燥症」の原因療法
2 剥離上皮および痰
・剥離上皮および痰のある患者さんの口腔ケア
3 口呼吸,持続的開口
4 口内炎,口腔粘膜潰瘍
5 口腔粘膜や歯肉の出血
6 根面齲蝕,多発性の齲蝕
7 口腔カンジダ症
1.口の中の常在菌
2.口腔カンジダ症の分類と症状
3.口腔カンジダ症の診断と投薬
4.口腔カンジダ症への専門的口腔ケア
8 舌苔
9 義歯の不適合,義歯性の潰瘍
10 開口障害,開口困難
11 がん治療に関連する口内炎の感染予防と症状緩和
CHAPTER-7 周術期口腔機能管理
1 周術期口腔機能管理の目的
2 周術期口腔機能管理の重要性
3 周術期口腔機能管理の仕組み
4 周術期口腔機能管理の具体的な内容
1.手術療法
・がんなどの手術療法
2.化学療法
3.放射線療法
4.緩和ケア
CHAPTER-8 認知症患者さんの口腔ケア
1 認知症患者さんの口腔の特徴
2 認知症患者さんの歯科治療
3 認知症患者さんの口腔ケア
4 口腔ケアの拒否への対応
5 認知症と化粧療法および口腔外マッサージ
CHAPTER-9 超高齢社会の到来と歯科医療の将来展望―歯科医師・歯科衛生士の役割の変化と口腔ケア・口腔管理
1 超高齢社会の到来と歯科医療
2 高齢者医療費の増加と停滞する歯科医療費
3 医療に対する評価基準の変化
4 超高齢社会に求められる口腔管理
5 形態修復中心から,口腔機能向上を目指す歯科医療への転換
6 全身管理の必要性
7 歯科医師・歯科衛生士教育の改革を
8 卒後研修と地域連携の中核としての病院歯科の役割
9 歯科衛生士法の改正と歯科衛生士の役割の変化
10 高齢者のチームアプローチへの参入を
11 超高齢社会における歯科医師の役割への提言
メモ
1.ADLとは?
2.QOLとは?
3.グリコヘモグロビン(HbA1c)とは?
4.認知症への対応
5.MRSAとは?
6.スタンダードプレコーションとは?
7.感染性心内膜炎とは?
8.ビスフォスフォネート系薬剤とは?
9.オーラルフレイル
10.サルコペニア
11.ロコモティブシンドローム
12.終末期の化粧療法
13.口腔粘膜炎
14. プロフェッショナルケア(SRP・PMTC)の重要性
15.口内炎と口腔粘膜炎
16. 口腔ケア地域連携の起点および拠点としての病院歯科の役割
巻末付録 動画で学ぶ「専門的口腔ケア」
文献
索引