やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社



 血液検査は,現代医療に欠かせない臨床検査の中でも重要な地位を占め,血液疾患のさいはもちろん他の疾患でも参考になり,手術前に行われる一般的検査の一つになっている.
 1959年(昭和34年)衛生検査技師学校の制度ができた当時,まだ適当な教科書がなかった.1967年(昭和42年)カリキュラムが変更になった機会に「衛生検査技術講座」が教科書として企画され,その中の一冊である「血液学]を日野が担当し,血液学の基礎知識ならびに一般の血液検査法を述べた.それが本書の前身になった.
 そもそも血液学は主として形態学と凝固学に始まったが,その後,基礎的知識や検査法の発展は目覚しく,生化学や免疫学との境界は取り払われるようになり,さらに細胞生物学・分子遺伝学などに領域を広げ,20世紀後半に大きな進歩を遂げた.また,自動測定機器が開発されて検査室に広く普及し,血球数の算定などはほとんどこれに頼っているのが現状なので,その原理と応用を少し詳しく記載するようにした.しかし,同じ目的の自動測定機器でも製造会社により様式が異なるから,操作法はそれぞれについて覚える他はない.
 このようにして検査室の実務が複雑になる一方,教育制度は改変を重ね,本来の授業時間はむしろ制約を受けるに至り,現場から教育機関に対する要望が過大になった.
 その上,時が経つに連れ検査法にも変遷がみられ,改版の都度手直しを加えたが,あまり使われなくなった方法の記述は簡略化し,あるいは削除するなど,本書全体のページ数を抑えるように努力した.
 しかし本書には,すでに技師として働いている人や,その外広く医療に携わる方がたの参考になるような内容を取り入れてあるから,検査技師用の教科書としては凡例に基づいて使い分けることが望ましく,さらには基礎的知識や新技術に対する応用力を養うようにして欲しい.
 1996年(平成8年)から共著者として奈良と小山が加わり,それぞれ専門の見地から手を入れた.また,2000年(平成12年)には新しいカリキュラムを導入されたから,その教育目標である「結果の解析と評価」などに改訂を加えた.
 本書の内容は多くの学者の業績と膨大な文献の賜物であり,少なくとも学者名と発表年を簡略に記入するように努め,原文を探す人の手掛かりになるようにした.その他,同僚や学生から教えられた点が少なくない.深く感謝の意を表する.
 2001年2月 著者

第4版の序

 本書の前身である「衛生検査技師講座」の第3巻「血液学」が出た当時(1967),独学の人にも使える教科書という目標があったが,制度の変遷で状況が変わった.その間,学問の進歩や社会情勢の変化があり,それに応じて改訂を加えてきたが,今回の版でかなり現状に即したものになったと考える.
 1.項目の追加と削除:第3版(1993)で,発作性夜間血色素尿症のための溶血試験・酸ホスファターゼ染色・急性白血病FAB分類のM0を加え,白血球エステラーゼの一部を書き改めたが,本版では,ヘモグロビンの酸素解離曲線・メチレンアズールの化学構造式・好塩基球数計測を新たに入れた.一方,凝固因子欠乏血漿の入手が比較的容易になったため,歴史的・理論的に興味があったトロンボプラスチン生成試験(TGT)やプロトロンビン消費試験(血清プロトロンビン時間)の意義が薄れたと思われるので削除した.また,二次出血時間とアスピリン忍容試験はあまり行われないから省略し,ページ数の増加を抑えた.
 2.配列の変更:検査法に血球数算定の篇を設け,血球計による視算法を一まとめにして記述の重複を避けた.また,検査室での自動測定装置の普及は著しく,血球数の測定はほとんどこれに頼っているのが現状のようなので,その原理と応用の記述を少し詳しくした.しかし,個々の器械は製造会社によって異なるので,操作法には触れていない.
 モノクローナル抗体による血球の分類はリンパ球に始まったため,これまではCDシステムをそこに記してあったが,白血球全体に関係する問題であるのでそちらへ移した.初めて学ぶ人々への知識としては行き過ぎの気もするけれども,実際面では必要になるであろう.
 3.用語の変更:前版から,活性トロンボプラスチン(複合体)をプロトロンビナーゼにし,Wintrobeの平均赤血球恒数を指数に改め,主としてMCV・MCHCなどの用語を用いることにした.蛋白質の分子量はkDa(kilodalton)で表した.たとえば20万の表現は200kDaとなる.
 従来,凝固第III因子を“組織トロンボプラスチン“ニしていたが,“組織因子”というのが適当と考えられるので改めた.しかし,プロトロンビン時間に用いる試薬の名称はやはり組織トロンボプラスチンである.
 Protein CとSをそれぞれ蛋白CとSと表現していたが,読者の一部からの要望により原語のままとした.
 細かいことではあるが,von Willebrand病の分類に使われていたローマ数字が国際会議でアラビア数字に変更になった由なのでこれに従った.
 1994年初春 日野志郎

凡例

 1)教科書としては大きな字の部分を使っていただきたい.参考事項は小さな字にしてあるが,重要なものもあるので,そこは太字(ゴシック体)で示した.
 2)注釈や細かい注意などは[注]として記入した.その多くは補助的なもので,病院実習や卒後教育のさいの資料と考えて貰えばよい.
 3)カリキュラムの実習の部には具体的な検査項目が示されていない.そのため,行うべき検査項目の目安として次の区分をした.(1)カリキュラムに指定されている項目の他,検査室として必要と思われるものにはとくに印を付けてない.(2)日本臨床病理学会の二級臨床病理技術士資格認定試験範囲(平成元年度改訂)に入っているものには*印を付けた.(3)**を付けたのは学会の試験範囲にも入っていないものである.これらには実習に組み入れる必要のないものが多いが,原理だけは講義しておくことが望ましい.(4)カリキュラムと学会の試験範囲に「染色体検査の概略」があるが,これは血液病における染色体異常の知識程度にとどめるべきで,本書では検査法の細部には言及してない.
 4)カリキュラムには「その他」の項目がある.*や**を付けたうちのどれを「その他」とみるかは,各教育施設の裁量に任せる他はない.
 5)細胞の形態学は文章だけで理解することは困難だから,巻頭のカラー図版を参照していただきたい.
 6)外国人の名は原則として原語で記した.
 7)検査法など,なるべく原著に当たって確実を期した.わが国で慣用されている方法と異なる場合には,[注]で説明を加えた.
 8)凝固因子欠乏血漿の入手が比較的容易になったため,凝固系で必要が少なくなった検査は簡略にした.
 9)SI単位:国際的にはこれを使うべきだが,長さの基礎単位としてmを採用しているため,誘導単位である容積単位はm3となっている.しかし,医学領城で用いるには大きすぎるので,特別な名称(special name)として一般にはlitreを使うことになっている.
 一定容積中の濃度や数を示すには分母にl(litre)を用い,そこにはlの倍数や約数は使わないと決められた.たとえば,ヘモグロビン14g/dlは,140g/l,赤血球数450万/mm3は4.5×1012/l,白血球数6,500/mm3は6.5×10【9】/l,血小板数24万/mm3は240×10【9】/lと表し,%は45%であれば0.45と表記することになる.論文に記載するにはこれが望ましいにしても,従来の数値の桁を変えねばならないので臨床側との間に混乱を招く虞がある.そこで,本書では原則として在来の表記法を採用した.ただし,数字の桁を変えないで済むところはSI単位に従い,μはμmに,μ3はfl(femtolitre)に,mm3はμl(microlitre)に,γγはpg(picogram)に,N(ノーマル)やM(モル)はmol/lにした.
 10)蛋白質の分子量はkDa(kilodalton)で表した.たとえば20万といっていたのは200kDaになる.
 11)細かいことではあるが,von Willebrand病の細分類に使われていたローマ数字が国際会議でアラビア数字に変更になった由なので,これに従った.
 12)索引は和文と欧文に分けて作成してあるので,一方で見つからないときは,他方も探してみてほしい.

刊行のことば

 昭和33年,衛生検査技師の資格が定められ,教育制度も制定された.その後,教育施設の増加に伴って,教育の場で使える教材を求める気運が高まり,「衛生検査技術講座」を編集し,刊行したのが昭和42年のことであった.
 昭和45年,法改正によって臨床検査技師が誕生したのにあわせて,昭和47年からは「臨床検査講座」に引きつがれ,すでに15年の歳月が流れている.
 この間における医学全般にわたる進歩発展がすばらしいものであったことは申すまでもないが,同時に社会の変遷も激しく,医療経済事情の変化も大きかったことも見のがすわけにはいかない.
 その中で,臨床検査技師という職種が医学界で高い評価を得,社会に定着してきたことは,ご同慶の至りであるが,何よりも驚くべきことは,臨床検査技術そのものの進歩である.
 学問的な進歩による改善は勿論であるし,現代の医療形態の変化に即応する改変の要請も加わっている.これに対応しているのが,自動化機器の開発進歩とその導入であって,正に日進月歩の感がある.
 一方,臨床検査技師教育が始まってしばらくたつと,教育の方法やその内容等に関して,改めるべき点が多々気付かれてきた.教育の現場にある先生方と実地で働いている技師の方の双方の声が重なり,さらに所管の官庁の方も加わって,数年にわたる合議の繰り返しの結果として生れ出たのが今回の省令改正とそれに伴うカリキュラムの変更である.
 教科内容が広がって,個々には科目名が変わったもの,新設された科目もかなりあるが,大きく分けて基礎科目,基礎専門科目,臨床専門科目の3つになった.また,臨床実習の義務化は検査技術の実力増強に大いに役立つであろう.
 ますます“質”が求められ,教育においても独自性,特徴が要求される時代が到来した.それだけに「新編臨床検査講座」の責任は非常に重いわけである.
 今回の指定規則及び指導要領の改正に対応するための編集に際して,従来からの執筆者には最新の知見の取り入れをお願いしたことは勿論であるが,新鋭の方にも執筆陣に加わっていただいた.全般的には講義と実習のバランス,基礎専門科目と臨床専門科目の連繋に留意し,巻数も23になった.
 数多くの方々からのご指摘,ご叱正を得て,さらによい講座となることができれば幸である.
 1987年初春 清水文彦
 序
 カラー図版

総論
I.血液と血液学
II.血液の成分
 1-血液の成分
 2-血漿の成分
III.血液量
IV.血液の比重
V.血液の粘度
VI.血液の機能
 [1]ガス代謝
 [2]栄養の運搬
 [3]老廃物の運搬
 [4]ホルモンの輸送
 [5]水分などの調節
 [6]体温の調節
 [7]生体の防御
 [8]血液凝固
VII.血球の回転
 1-個体発生からみた血球の生成
 2-血球の起源と分化
 3-血球生成の場所
 4-血球の成熟から崩壊まで

各論
I.赤血球
 1-赤血球回転(成熟と崩壊)
 [1]赤血球系の成熟
 [2]赤芽球の分類とその形態
 [3]溶血と赤血球寿命
 2-赤血球の形態と機能
 [1]正常赤血球の形態と機能
 [2]特殊な赤血球
 [3]赤血球の異常
 3-赤血球に関する数値の基準範囲(正常値)
 [1]赤血球数
 [2]ヘモグロビン濃度
 [3]ヘマトクリット値
 [4]赤血球に関する指数
 4-赤血球の生化学
 [1]ヘモグロビンの代謝
 [2]ヘモグロビンの合成異常
 [3]鉄の代謝
II.白血球
 1-顆粒球系
 [1]生成と成熟と崩壊
 [2]好中球系
 [3]好酸球
 [4]好塩基球
 2-単球系
 [1]生成と成熟と崩壊
 [2]単球系の形態
 [3]単球系の機能
 3-リンパ球系
 [1]リンパ球の生成・成熟・崩壊
 [2]リンパ球系細胞の形態
 [3]リンパ球系の機能
 4-白血球形態の異常と異常な血球
 [1]白血球形態の異常
 [2]血液細胞以外の細胞
 5-白血球数の基準範囲
 [1]白血球数の基準値
 [2]白血球数の生理的変動
 [3]白血球百分率の基準値
III.血小板とその母細胞
 1-血小板の生成
 2-巨核球と血小板の形態
 [1]巨核芽球
 [2]前巨核球
 [3]巨核球
 [4]血小板
 3-血小板の機能
 [1]毛細血管透過性の抑制
 [2]血小板の粘着・凝集・分泌
 [3]血液凝固の促進
 [4]血餅の収縮
 [5]血管の収縮
 4-血小板数の基準範囲
IV.止血の機序と凝固線溶系
 1-止血
 2-出血性素因とその検査法
 [1]出血性素因の検査法
 [2]血管異常の検査
 [3]血小板異常の検査
 [4]血液凝固異常の検査
 3-血液凝固の機序とその検査法
 [1]第1相
 [2]第2相
 [3]第3相
 [4]血液凝固の制御機構
 [5]循環抗凝血素
 [6]血栓症と抗凝固剤療法
 [7]血液凝固検査法の原理
 [8]血漿凝固因子異常の検査
 4-線維素溶解
 [1]プラスミンの生成
 [2]一次線溶と二次線溶
 [3]フィブリン分解産物とその作用
 [4]線溶の検査
V.造血臓器
 1-骨髄
 [1]骨髄の構造
 [2]骨髄の機能
 [3]骨髄穿刺
 2-リンパ組織
 [1]リンパ組織の構造と機能
 [2]リンパ節穿刺と生検
 3-脾
 [1]脾の構造
 [2]脾の機能
 [3]脾臓機能亢進症
 [4]脾臓穿刺
 4-髄外造血

血液疾患
I.血液に変化を示す病気とその分類
II.赤血球の変化を主とする病気
 1-貧血
 [1]大球性貧血
 [2]正球性貧血
 [3]小球性正色素性貧血
 [4]小球性低色素性貧血
 2-多血症と赤血球増加症
 [1]偽性多血症
 [2]二次性多血症
 [3]真性多血症
III.白血球の変化を主とする病気
 [1]白血球増加症
 [2]白血球減少症
 [3]白血球の質的変化
IV.出血性素因
 [1]血小板の異常による出血性素因
 [2]主として凝固異常による出血性素因
 [3]血管壁の異常が主因になる出血性素因
 [4]高グロブリン血症による紫斑病
 [5]自己感作による紫斑病
V.凝固能亢進状態(血栓症)
VI.脾臓機能亢進症

検査法――A.検査法総論
I.採血法
 1-採血の条件
 2-末梢血(毛細管血)
 3-静脈血
II.よく使われる器具と抗凝固剤
 1-静脈血用の容器
 2-抗凝固剤
 [1]ヘパリン
 [2]EDTA塩
 [3]ヘパリン-EDTA塩混合液
 [4]クエン酸三ナトリウム
 [5]シュウ酸塩
 3-載せガラスと被いガラスの清浄法ならびに取り扱い方
 4-Petri皿
 5-視野縮小器

検査法――B.血球数の算定
I.血球計による血球計数
 1-血球計
 2-赤血球数(視算法)
 3-白血球数(視算法)
 【付】骨髄穿刺液の有核細胞数と巨核球数
 4-好酸球数(直接算定法)
 5-好塩基球数(直接算定法)
 【付】間接算定法
 6-血小板数(直接法)
 【付】血小板数(間接法)
II.自動血球計数器法
 【付】自動測定装置
 [1]自動血球計数器
 [2]自動白血球分類装置
 [3]自動凝固計

検査法――C.血球に関するその他の検査
I.赤血球関係の検査
 1-ヘモグロビン(血色素)濃度
 [1]光電光度計法
 [2]シアンメトヘモグロビン法
 [3]Sahli法(Sahli-小宮法)
 [4]結果の解析
 2-ヘマトクリット値
 [1]ミクロヘマトクリット法
 [2]自動血球計数器法  [3]結果の解析159
 3-赤血球指数の計算と解釈
 [1]MCV
 [2]MCH
 [3]MCHC
 [4]赤血球指数による貧血の分類
 4-赤血球の大きさの測定
 [1]赤血球直径測定法
 [2]その他の方法
 [3]結果の解析
 〔付〕赤血球の厚さ
 5-赤血球抵抗
 [1]赤血球浸透圧抵抗;測定法の原理と問題点
 [2]Giffin-Sanford法
 [3]Parpart法のDacie変法
 6-赤血球沈降速度(赤沈,血沈)
  Westergren法(国際標準法)
 7-発作性夜間ヘモグロビン尿症のための溶血試験
II.塗抹染色検査
 1-血液薄層塗抹標本
 [1]準備
 [2]載せガラス法による塗抹標本の作製
 [3]標本の良否
 [4]被いガラスによる塗抹標本の作製
 2-普通染色法(Romanowsky染色)
 [1]染色法の選択
 [2]用意する器具と薬品
 [3]染色の実施
 [4]染色に関する一般的注意
 3-特殊染色
 [1]網赤血球染色
 [2]ハインツ小体染色
 [3]鉄染色
 [4]PAS染色(反応)
 [5]白血球のペルオキシダーゼ反応
 [6]好中球のアルカリホスファターゼ染色(朝長法)
 [7]酸ホスファターゼ染色
 [8]白血球のエステラーゼ染色
 4-塗抹標本の観察(血液像)
 [1]顕微鏡について
 [2]標本の肉眼的観察
 [3]検鏡の仕方
 [4]赤血球観察上の注意点
 [5]白血球観察上の注意点
 [6]血小板観察上の注意点
 [7]特定の細胞のある位置を知る方法
 [8]標本をみた後の処理と保存
 5-血液濃塗標本
III.好中球の機能検査
 1-遊走能(速度)と走化性の検査
 2-貪食能と殺菌能の検査
IV.LE細胞試験
 1-凝血法
 2-Cartwrightの振盪法
 3-結果の解析と評価
V.骨髄検査
 1-臨床検査技師と骨髄検査
 2-穿刺液の検査
 3-結果の解析と評価
VI.染色体(核型)分析

検査法――D.血液凝固と線溶系の検査
I.血小板の関係する検査
 1-出血時間
 [1]Duke法
 [2]Ivyらの法
 [3]型板出血時間
 2-毛細血管抵抗
 [1]Rumpel-Leedeのうっ血試験
 [2]Wright-Lilienfeldの変法
 [3]陰圧法(吸引法)
 [4]結果の評価
 3-血小板数
 4-血小板機能検査
 [1]血小板粘着能
 [2]血小板凝集能
 [3]血小板第3因子能
 [4]血小板放出能
 [5]血餅収縮能
II.血液凝固関係の検査
 1-血液凝固時間(試験管法)
 2-血漿カルシウム再加時間
 3-部分トロンボプラスチン時間
 [1]部分トロンボプラスチン時間
 [2]活性化部分トロンボプラスチン時間
 [3]部分トロンボプラスチン時間延長の場合,さらに行うべき検査
 [4]因子欠乏血漿による凝固因子の定量
 4-循環抗凝血素の解析と評価
 5-プロトロンビン時間(一段法)
 6-トロンボテスト
 7-トロンビン時間
 8-フィブリノゲン量
 9-第XIII因子の検査
 10-アンチトロンビンIIIの検査
 [1]発色合成基質を用いる法
 [2]免疫学的方法
 [3]結果の評価
III.線維素溶解(線溶)の検査
 1-血餅溶解時間
 2-ユーグロブリン溶解時間
 3-フィブリン寒天平板法
 4-その他の検査法
IV.FDPの検出
 1-免疫学的検査
 2-傍凝固検査
V.合成基質による凝固・線溶検査
VI.トロンボエラストグラフィ

 参考図書および雑誌
 和文索引
 欧文索引