やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第2版の序
 超高齢社会を背景に内部障害者数が著増している.内部障害のリハビリテーションは普及・発展を続け,すべてのリハビリテーション関連職種が精通すべきリハビリテーション医学・医療における基本領域の一つになった.2009 年に出版した本書は幸い多くの支持を得て,臨床現場や教育現場で広く利用され,増刷を重ねてきた.
 内部障害リハビリテーション医学・医療は急速に発展を遂げている.2010 年には厚生労働省により肝臓機能障害が新たな内部障害として認定され,肝臓リハビリテーションも生まれた.2012年に心大血管疾患リハビリテーションに作業療法士の参入が認められ,施設基準緩和や診療報酬増点も行われた.また,2014 年に6 分間歩行試験と糖尿病透析予防指導管理料の診療報酬が認められた.さらに,2016 年には質の高い運動指導を評価するための腎不全期患者指導加算,人工透析患者の下肢末梢動脈重症化予防の評価として,下肢末梢動脈疾患指導管理加算および経皮的酸素ガス分圧測定が算定されるようになった.腎臓リハビリテーションの概念も生まれ,日本腎臓リハビリテーション学会を中心に目覚ましい発展を遂げている.さらに,がんリハビリテーションの診療報酬が認められ,そのガイドラインが策定され,普及してきた.
 長らく運動は禁忌とされてきた内部障害の代表疾患である慢性心不全や慢性腎臓病に対しては運動療法の著しい効果が証明され,「運動制限から運動療法へ」というコペルニクス的転換を果たしたことは,内部障害リハビリテーションの進歩の象徴であるといえる.
 本書はこのような背景のもと,前版の優れた特長を生かしつつ,(1)リハビリテーション医のみならず,リハビリテーションスタッフにも使いやすい書籍にする,(2)最新ガイドラインの知見を盛り込む,(3)図表の多用や簡潔な表記を尽くし一目で理解できるようにする,(4)内部障害リハビリテーション評価の基礎的内容も含み,学生が教科書としても,また卒後も使える書籍にする,の4 点を心がけて改訂したものである.
 本書は,東北大学医学系研究科内部障害学教室で研鑽を積んだ仲間が執筆するという伝統を守りながら,内部障害リハビリテーションの最新知見を余すことなく加えた自信作である.本書は内部障害リハビリテーションにかかわる医師やメディカルスタッフの臨床現場や養成校での手引書,国家試験や専門医試験にも役立つ新たな必読書となるとともに,すでに行っている方々の技術や考え方の再点検やブラッシュアップの役割も果たせるものと確信している.執筆者各位に深く感謝するとともに,企画・編集で何かと手を煩わせた医歯薬出版株式会社の平林 幸氏にも感謝する.
 本書により,内部障害リハビリテーションにかかわる医師やメディカルスタッフが十分な自信をもって良質な内部障害リハビリテーションを供給できるようになり,1 人でも多くの内部障害者やご家族の福音になれば,編者としてこれに勝る喜びはない.
 2017 年5 月
 上月正博


第1版への推薦のことば
 『内部障害のリハビリテーション』(1995 年発行)の出版以来,14 年の歳月を経過したが,内部障害の障害者手帳所有者数は平成8 年度からの10 年間で約1.7 倍に増加し,平成18 年度の厚生労働省の統計において100 万人を越えている.中でも,心臓機能障害,膀胱・直腸障害,小腸機能障害の増加率が高い.
 また,急性心筋梗塞の治療法の進歩,臓器移植の推進,メタボリックシンドロームや慢性腎臓病(CKD)への取り組みの強化など,当領域の役割も変化し,増大してきている.
 さらには,「介護保険法」の改正や,新たな「障害者自立支援法」の成立など,リハビリテーションにかかわる諸制度が改められている.
 この状況を踏まえ,この度本書『新編 内部障害のリハビリテーション』では,臓器移植や摂食・嚥下障害も加えて,大巾な改訂・増補が行われ,紙数もほぼ2 倍となっている.
 『内部障害のリハビリテーション』は,東北大学に新設された「内部障害学分野」の発足初期に,植物機能の障害に対するリハビリテーションをまとめる形で,当時の教官の分担執筆により作成された.1999 年には,HIV感染症の増補がなされた.
 この度,上月正博教授の編集の下に,「内部障害学分野」で学んだ医師以外の多くの専門分野の仲間も加わり,それぞれの経験を織り込みながら,総力を挙げて『新編 内部障害のリハビリテーション』が完成した.『内部障害のリハビリテーション』と比べるに,リハビリテーションの進め方がより具体的に解説されており,臨床現場において大いに役立つ内容となっている.また,参考文献も刷新され,充実した.
 近年,各種の治療ガイドラインが作成されているが,本書には,虚血性心疾患,呼吸機能障害,さらには,高血圧,糖尿病,肥満,痛風,HIV感染症などに関する治療ガイドラインの内容も随所に引用されている.
 また,リハビリテーション医学領域の拡大・充実に向けた新たな取り組みも多く紹介されている.
 「内部障害学分野」において,先駆的に取り組んできた腎機能障害のリハビリテーションや,本邦初の脳死肺移植のリハビリテーションなどの貴重な経験が紹介されている.また,肝機能障害のリハビリテーションも今後の重要な領域であろうと考えられるが,肝肺症候群の貴重な自験例や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)への介入なども取り上げられている.
 本書が,医学部や医療職養成校の学生,リハビリテーション医学にかかわる方々などに,広く活用されるとともに,リハビリテーション医学の可能性がさらに拡大されていくことを期待する次第である.
 2009 年4 月 国立障害者リハビリテーションセンター顧問
 佐藤コ太郎


第1版の序
 リハビリテーション(リハ)医療は社会における医療の重点領域であり,リハ医療従事者の役割は益々大きくなっている.我が恩師である佐藤コ太郎先生によって1995 年に刊行された『内部障害のリハビリテーション』は,内部障害のリハに関する本邦における最初の成書であり,医師をはじめとするリハ専門職チームの共通の成書として好評のうちに増刷を重ねてきた.
 『内部障害のリハビリテーション』が刊行されてから14 年が経過したが,この間のリハ医学・医療とそれをとりまく社会は大きく変容した.わが国は予想以上の速いペースで超高齢社会を迎えた.また,新生児医療,救命医療,臓器移植,再生医療などの医療の高度化,障害の複雑化・重複化も生じたため,リハ医療に対するニーズは予想をはるかに超えるほど高まっている.
 また,人口高齢化の加速や動脈硬化性疾患の増加を背景に,身体障害者に占める内部障害者の割合は急増し,2006 年にはついに全体の30%を突破した.しかも,複数の障害を有する重複障害者が5 年間で77%も急増し,その中でも内部障害との重複障害が最多である.さらに,内部障害の中での障害の重複化,とくに心臓機能障害と呼吸器機能障害,腎臓機能障害の重複が目立ってきた.このような状況から内部障害リハは,いまやすべてのリハ関連職種が精通すべき基本領域になったといえる.
 内部障害リハによる効果が次々に明らかになり,ADLを拡大し快適な在宅生活,復職を目指すとともに,動脈硬化性疾患の発症・再発予防,生命予後の延長などにもつながることが明らかになった.その結果,内部障害リハはさまざまな疾患の治療ガイドラインに「きわめて有効な治療」の1 つとして収載されている.内部障害リハは科学的なリハ処方に基づく理学・運動療法,作業療法,言語聴覚療法に加えて,きちんとした薬物療法,食事療法,患者教育,カウンセリングをセットにして行われることで威力が倍増する.このようなリハを「包括的リハ」と呼び,内部障害リハを行うには包括的リハの知識が欠かせない.
 2006 年の診療報酬改定では「呼吸器リハ料」や「心大血管疾患リハ料」が算定されるとともに,心不全や末梢動脈疾患など新しい分野へのリハ料も認められた.しかし,その普及は十分ではない.今後,内部障害リハのエビデンスを患者・医療関係者双方に周知徹底させ,内部障害リハの重要性を啓蒙することが何よりも重要である.本書『新編 内部障害のリハビリテーション』は,このような背景のもと,当教室出身の医師や関連専門職を中心に執筆し,内部障害リハの最新知識と具体的進め方を盛り込んでいる.本書の企画・編集には医歯薬出版株式会社の関係諸氏の手を煩わせた.
 本書が,これから内部障害リハを開始しようという医師および関連専門職の現場での教科書として,また,すでに現場で行っている方々の技術や考え方のブラッシュアップの役割も果たせるように構成されている.本書が,質・量ともに優れた内部障害リハの普及に貢献することを期待する.
 2009 年4 月
 上月正博
 第2版の序
 第1版への推薦のことば
 第1版の序
第1章 内部障害
 I 内部障害の定義と種類
 II 内部障害の統計
  1.内部障害の統計
  2.内部障害の症状や社会問題
  3.内部障害に対する行政の課題
  4.リハビリテーション従事者に望むこと
第2章 運動医学
 I 運動と代謝,運動と筋
  1.骨格筋
  2.骨格筋の構造と収縮
  3.筋収縮のためのエネルギー供給
  4.筋線維
  5.ミトコンドリアと骨格筋・運動の役割
  6.運動による筋線維の変化
 II 廃用症候群と老年症候群
  1.廃用症候群の定義と内容
  2.廃用症候群の系別の病態生理と治療の原則
  3.加齢と老化
  4.老年病と老年症候群
  5.サルコペニア
  6.フレイル
  7.リハビリテーションの役割
 III 運動と呼吸循環
  1.運動と呼吸
  2.運動と循環
 IV 運動と臓器障害
  1.最大酸素摂取量に影響を与える障害
  2.身体トレーニング(持久性訓練)および廃用(脱調節)による循環系の変化
 V 運動負荷試験とその注意点,ならびに運動処方
  1.運動負荷試験
  2.運動処方
第3章 呼吸器機能障害
 I 肺の構造と生理
  1.肺の解剖
  2.呼吸生理
 II 呼吸機能障害の評価
  1.呼吸機能障害の評価のリハビリテーションにおける意義
  2.基本検査(一次検査)
  3.応用検査(二次検査)
  4.呼吸筋力テスト
  5.運動耐容能の評価
  6.ADL評価
  7.QOL評価
 III 呼吸不全
  1.呼吸とは
  2.呼吸不全の診断
  3.呼吸不全の分類
  4.症状
  5.病態
  6.基礎疾患
 IV 呼吸不全をきたす疾患と病態
  1.COPD(慢性閉塞性肺疾患,従来の肺気腫および慢性気管支炎)
  2.その他の慢性呼吸器疾患
 V 呼吸リハビリテーション
  1.呼吸リハビリテーションの概要
  2.呼吸リハビリテーションの目的
  3.実施のための要件
  4.プロセス
  5.患者選択
  6.評価
  7.個別的プログラムの作成と実践
  8.理学・運動療法のリスク管理
  9.再評価と維持
  10.実施体制
  11.効果とエビデンス
  12.理学・運動療法の実際
  13.呼吸理学療法
  14.運動療法
  15.日常生活指導
  16.環境因子
  17.心理・社会的側面
  症例 呼吸リハビリテーションの実際:呼吸リハビリテーションにより生体肺移植を回避できた例
第4章 循環機能障害
 I 心臓の構造と生理
  1.心臓の解剖
  2.心収縮の電気生理
  3.心拍出量・前負荷・後負荷・心筋収縮能・心拍数
 II 循環機能障害の評価
  1.聴診
  2.胸部X線写真
  3.心電図
  4.ホルター心電図
  5.心エコー
  6.運動負荷試験
  7.心臓カテーテル検査
  8.その他の一般検査
 III 虚血性心疾患
  1.狭心症
  2.急性冠症候群
  3.心筋梗塞
 IV 心不全
  1.病態生理・分子病態
  2.急性心不全
  3.慢性心不全
 V 循環不全をきたす疾患と病態
  1.不整脈
  2.肺血栓塞栓症
  3.弁膜症
  4.心筋症
  5.成人先天性心疾患
  6.大動脈疾患
  7.高血圧症
  8.睡眠時無呼吸症候群
 VI 心臓リハビリテーション
  1.心臓リハビリテーションの定義・目的
  2.心臓リハビリテーションの時期的区分
  3.心臓リハビリテーションの構成要素
  4.心臓リハビリテーションの構成スタッフ
  5.心臓リハビリテーションの適応・禁忌
  6.運動療法プログラムおよび運動処方
  7.心臓リハビリテーションと安全性
  8.低いリハビリテーションへの参加率
  9.心臓リハビリテーションで寿命が延びる
  10.患者教育
  11.薬物療法
  12.栄養指導
  13.禁煙指導
  14.呼吸理学療法
  15.運動療法
  16.日常生活指導
  17.心筋梗塞のリハビリテーション
  症例 LVAD装着中のリハビリテーション
  18.弁膜症術後の心臓リハビリテーション
  19.高血圧症の運動療法
  20.慢性心不全のリハビリテーション
第5章 腎臓機能障害
 I 腎臓の構造と生理
  1.腎臓の構造
  2.腎機能調節
  3.腎内分泌機能
 II 腎臓機能障害の評価
  1.尿タンパク
  2.血液検査
  3.クリアランス試験
  4.尿細管機能検査
  5.画像診断
  6.核医学検査
  7.腎生検
 III 腎不全
  1.急性腎障害(AKI)
  2.慢性腎臓病(CKD)
 IV 透析
  1.透析患者の疫学
  2.透析患者の問題点
  3.透析患者の就労の現状
  4.透析患者と介護保険
 V 腎臓リハビリテーション
  1.腎臓リハビリテーションの背景
  2.腎臓リハビリテーション
  3.運動療法の実際
  4.腎臓リハビリテーションの留意点
  5.日常生活指導と栄養指導
  6.薬物療法
  症例 透析患者における運動療法の意義―自験例における効果
第6章 肝臓機能障害
 I 肝臓の構造と生理
  1.肝臓の構造
  2.肝臓の生理
 II 肝臓機能障害の評価
  1.肝細胞変性の指標
  2.肝細胞合成能の指標
  3.肝細胞排出機能の指標
  4.胆汁うっ滞の指標
 III 肝不全
 IV 疾病と病態
  1.ウイルス性肝炎
  2.B型肝炎
  3.C型肝炎
  4.肝硬変
  5.脂肪性肝疾患
 V 肝臓機能障害のリハビリテーション
  1.肝臓機能障害
 VI 肝臓リハビリテーション
  1.肝臓リハビリテーションの定義
  2.肝臓リハビリテーションの効果
  3.疾患別リハビリテーションの実際
第7章 小腸機能障害
 I 小腸の構造と生理
  1.解剖学的構造
  2.小腸活動のエネルギー源
  3.小腸の免疫機能
  4.消化管運動
  5.消化吸収
 II 疾患と小腸機能検査
  1.小腸機能検査の実際
 III 短腸症候群
  1.短腸症候群の定義と原因となる基礎疾患
  2.腸管大量切除の病態
  3.合併症
  4.術後経過と管理
 IV 小腸機能障害のリハビリテーション
  1.intestinal rehabilitation program
  2.在宅栄養療法
  3.immunonutrition
  4.ホルモン治療
第8章 代謝障害
 I 糖尿病
  1.糖尿病の疫学
  2.糖尿病の病態
  3.診断
  4.治療の目標とコントロール指標
  5.治療
  6.低血糖およびシックデイ
  7.急性合併症
  8.慢性合併症
  9.リハビリテーションの実際
  10.栄養指導
  11.運動指導
  12.日常生活指導
 II 脂質異常症
  1.疫学
  2.脂質代謝と動脈硬化
  3.診断
  4.管理目標
  5.治療
  6.リハビリテーションの実際
  7.栄養指導
  8.運動指導
  9.日常生活指導
 III 痛風・高尿酸血症
  1.病態
  2.診断
  3.治療
  4.栄養指導
  5.運動指導
  6.日常生活指導
 IV メタボリックシンドローム
  1.メタボリックシンドロームとは?
  2.疫学
  3.診断
  4.分子基盤(病態)
  5.治療
  6.リハビリテーションの実際
  7.栄養指導
  8.運動指導
  9.日常生活指導
第9章 直腸・膀胱機能障害
 I 直腸・膀胱機能障害に関する解剖と生理
  1.尿路系と尿の排泄
  2.小腸,大腸と便の排泄
 II 直腸・膀胱機能障害の評価
  1.膀胱機能障害の評価
  2.排便機能障害の評価
 III 直腸・膀胱機能障害をきたす疾病と病態
  1.膀胱腫瘍
  2.神経因性膀胱
  3.骨盤内臓全摘術
  4.放射線性腸炎
  5.クローン病
  6.潰瘍性大腸炎
  7.大腸がん(結腸がん,直腸がん)
  8.尿路変更術
  9.腸瘻(回腸瘻,結腸瘻)
 IV 直腸・膀胱機能障害のリハビリテーション
  1.直腸・膀胱機能障害の問題点
  2.直腸・膀胱機能障害のQOL
  3.ストーマの種類と特徴
  4.直腸・膀胱機能障害の生活指導
  5.ストーマリハビリテーションの際のリスク管理
  6.ストーマリハビリテーションの実際
第10章 臓器移植
 I 臓器移植におけるリハビリテーションの問題点
  1.臓器移植を取り巻く動向
  2.移植医療におけるリハビリテーションの役割
 II 心臓移植のリハビリテーションの実際
  1.心臓移植患者の特徴
  2.心臓移植後リハビリテーションプログラム
  3.心臓移植後リハビリテーションの実際
 III 肺移植のリハビリテーションの実際
  1.呼吸リハビリテーションの実際
 IV 肝臓移植のリハビリテーションの実際
  1.症例と経過
  2.リハビリテーション経過
 V 腎臓移植のリハビリテーションの実際
  1.腎臓移植とは
  2.腎臓移植前後のリハビリテーション
  3.薬物療法
  4.腎移植患者の妊娠・出産
  5.その他
 VI 造血幹細胞移植のリハビリテーションの実際
  1.造血幹細胞移植とは
  2.リハビリテーションの実際
第11章 摂食嚥下障害
 I 摂食嚥下障害に関する解剖と生理
  1.嚥下に携わる器官の正常な解剖
  2.嚥下運動の実際
 II 摂食嚥下障害の評価
  1.スクリーニング
  2.評価
  3.嚥下訓練
  4.ゴール設定
 III 摂食嚥下障害をきたす疾病と病態
  1.脳血管障害
  2.パーキンソン病
  3.脊髄小脳変性症,多系統萎縮症
  4.多発性硬化症(MS)
  5.筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  6.末梢神経障害
  7.筋炎
  8.強皮症
  9.関節リウマチ
  10.全身性エリテマトーデス
  11.甲状腺機能亢進症
  12.神経筋接合部の異常
  13.認知症・アルツハイマー病
  14.頭頸部腫瘍
 IV 摂食嚥下障害のリハビリテーション
  1.嚥下訓練
  2.リハビリテーションの際のリスク管理
  3.QOL
  4.PEG,PEJ,PTEG
第12章 がんのリハビリテーション
 I がんの臨床的特徴とリハビリテーションの意義
 II がんリハビリテーションの実際
  1.がんリハビリテーションプログラム
  2.がんリハビリテーション評価の問題
  3.がん治療に対する阻害因子
  4.がん患者におけるリハビリテーションのリスク管理
  5.各疾患におけるがんリハビリテーション
  6.がんリハビリテーションにおける心理社会的な問題
 III 終末期ケアと疼痛対策
  1.終末期医療とは
  2.疼痛対策
第13章 HIV感染症(AIDS)
 I 疾患の成り立ちと化学療法
  1.HIVの基礎知識
  2.日本のHIV感染者とAIDS患者の状況
  3.HIV感染症/AIDSの診断
  4.HIV感染症の治療
 II 日常生活におけるケア
  1.主な日和見感染症の予防と治療
  2.心理的サポート
  3.HIV診療における社会資源の活用
  4.運動療法
第14章 内部障害の認定要項など
 I 身体障害者福祉,障害年金,介護保険,障害者総合支援法
  1.身体障害者福祉法
  2.年金制度
  3.介護保険
  4.障害者総合支援法
  5.その他

 文献
 索引