●歯科保健医療を取り巻く社会環境の変化は大きく，科学的な根拠に基づいた医療保健が，今日 歯科衛生活動を展開していく歯科衛生士にも求められています．
●本書では，歯科衛生活動に必要な保健医療情報の収集と取捨選択から，収集したデータの処理と解析まで，目的に応じた科学的なアプローチができるよう，統計理論だけではなく，具体的な例題による演習形式を取り入れながら，統計学的解法をわかりやすく解説しました．また，情報の取り扱いについても収載しました．
●各章のはじめには，「到達目標」を掲載し，その章の学習のポイントをわかりやすく示しています．また，用語解説や歯科衛生士にとって重要な内容をコラム等で別掲しています．

1章　保健情報と保健統計
2章　保健情報と疫学
3章　歯科疾患の指数
4章　保健情報の分析手順
5章　保健統計の方法
6章　保健情報の分析演習
7章　情報の保護と倫理
付　CPITN（地域歯周疾患治療必要度指数）の集計と評価方法

【著者略歴（執筆順）】
佐々木好幸【ささきよしゆき】
　1985年　東京医科歯科大学歯学部卒業
　1989年　東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了
　1997〜1998年　文部省長期在外研究員メルボルン大学客員研究員
　2000年　東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科医療情報部副部長
　2004年　東京医科歯科大学歯学部附属口腔保健教育研究センター助教授
　2011年　東京医科歯科大学大学院総合研究科
　　摂食機能保存学講座う蝕制御学分野准教授

杉原直樹【すぎはらなおき】
　1987年　東京歯科大学卒業
　1992年　東京歯科大学大学院修了
　1993年　東京歯科大学衛生学講座講師
　2006〜2007年　米国ミシガン大学に留学
　2010年　東京歯科大学衛生学講座准教授

眞木吉信【まきよしのぶ】
　1978年　東京歯科大学卒業
　1990年　東京歯科大学助教授
　2002年　東京歯科大学教授

三宅達郎【みやけたつろう】
　1983年　大阪歯科大学卒業
　1987年　大阪歯科大学大学院修了
　1996年　大阪歯科大学講師（口腔衛生学）
　2007年　大阪歯科大学准教授（口腔衛生学）
　2008年　大阪歯科大学大学院准教授（口腔衛生学）

青山　旬【あおやまひとし】
　1978年　広島大学歯学部卒業
　1987年　広島大学大学院歯学研究科修了
　1991年　広島市衛生局中保健所，広島市衛生局環境保健部健康管理課
　1994年　国立公衆衛生院疫学部主任研究官
　1998年　厚生省統計情報部保健統計室
　2002年　国立保健医療科学院口腔保健部主任研究官
　2005年　栃木県立衛生福祉大学校歯科技術学部長
　　栃木県保健福祉部健康増進課主幹

畠中能子【はたなかよしこ】
　1981年　大阪府立公衆衛生専門学校歯科衛生科卒業
　1986年　大阪府立公衆衛生専門学校講師
　2003年　関西女子短期大学助教授
　2010年　関西女子短期大学教授

白鳥たかみ【しらとりたかみ】
　1983年　東京歯科大学歯科衛生士専門学校卒業
　1993年　東京歯科大学歯科衛生士専門学校教務主任

井上裕光【いのうえひろみつ】
　1992年　東京都立大学人文科学研究科博士課程修了（数理心理学）
　1993年　千葉県立衛生短期大学一般教育統計学講師
　1997年　千葉県立衛生短期大学助教授
　2009年　千葉県立保健医療大学准教授
　　ISO/TC34/SC12 国内対策委員，（財）日本科学技術連盟官能評価セミナー組織委員長

【編者略歴】
眞木吉信【まきよしのぶ】
　1978年　東京歯科大学卒業
　1990年　東京歯科大学助教授
　2002年　東京歯科大学教授

白鳥たかみ【しらとりたかみ】
　1983年　東京歯科大学歯科衛生士専門学校卒業
　1993年　東京歯科大学歯科衛生士専門学校教務主任

畠中能子【はたなかよしこ】
　1981年　大阪府立公衆衛生専門学校歯科衛生科卒業
　1986年　大阪府立公衆衛生専門学校講師
　2003年　関西女子短期大学助教授
　2010年　関西女子短期大学教授

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全国歯科衛生士教育協議会　監修／眞木吉信　編著／白鳥たかみ・畠中能子　編／佐々木好幸・杉原直樹・三宅達郎・青山旬・井上裕光　執筆