看護対象者の力を引き出すケアを目指して！
内容紹介
●はじめに，看護過程の概念について解説．看護過程を単なる方法論としてではなく，理念として捉えて，得られた情報をどのような根拠で分析したのか，その解釈の根拠に看護者のどのような人間観や看護観があるのかの，科学的な思考プロセスについて説明．
●次に，ウェルネス看護診断についての新たな考え方を提示．ウェルネスの捉え方，特徴，意義について解説．そして，従来の看護診断のスタイルにとらわれず，自由な形でのウェルネス看護診断をつくってみることを提案し，次章へアプローチを展開している．
●実際に，妊娠・分娩・産褥・新生児各期の事例で看護過程を展開．切迫早産妊婦，貧血褥婦，帝王切開術を受けた褥婦の事例も収載．異常のある対象者でもウェルネス看護診断を用いて，対象を全人的にみることが可能になる例を提示しながら懇切に解説．
