内容紹介
失語症に関する医学的解説とリハビリテーションの実際を平易に解説したコンパクトな一冊.失語症の患者さんの家族はもとより,ケアに携わる医師,言語聴覚士,理学療法士,作業療法士,臨床心理士,ケースワーカー,保健師,看護師,介護職などの方々にも必読の内容がまとめられている.
目次
1 患者さんのご病気は何でしょうか?
2 その言語障害は本当に失語症ですか?
3 失語症には,どんな言語症状がありますか?
4 ご家族の失語症はどんなタイプ?
5 言語障害の他にどんな症状がありますか?
6 失語症を理解するために必要な脳の知識
7 脳損傷の状態を調べるための検査
8 失語症は精神病でも認知症でもない
第2部 失語症のリハビリテーション
1 リハビリテーションについて
2 失語症の経過と回復
3 失語症の評価とは
4 言語治療の実際
第3部 失語症のホームケア
1 コミュニケーションの取り方
2 家庭での言語訓練
3 コミュニケーションの場を拡げる
第4部 失語症とともに
1 日々の暮らし
2 仲間づくり
3 公的サービスの利用
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
1950年 神奈川県生まれ
1975年 京都大学医学部卒業
1993年 国立精神神経センター精神保健研究所老人精神保健部長
医学博士.京都大学医学部卒業後,京都第一赤十字病院精神神経科,大阪赤十字病院精神神経科,アーヘン工科大学(ドイツ)医学部神経科,国立京都病院精神科等を経て,現職.専門は神経心理学,神経精神医学.
「重症失語の症状学―ジャルゴンとその周辺」(金芳堂)1991年,「失語症臨床ハンドブック」(金剛出版)1999年,など著書・翻訳書多数.
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