やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

7,700円(税込)
品切れ
本書には改訂版がございます.
詳細はこちら

切断と義肢

発行時参考価格 7,000円
  • 総頁数:536頁 / 2色
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2007年2月
  • ISBN978-4-263-21300-1
  • 注文コード:213000

内容紹介

●斯界第一人者が,切断者の生活,職業などに適応した義肢について多面的に述べた解説書として,改訂発行を重ねた定評あるテキスト「りハビリテーション医学全書/切断と義肢」を,義肢の最新知見に基づき,見やすくわかりやすい図や写真と・表を随所に収載して懇切に解説した新装新版.
●大腿義足のソケットとして広く用いられているIRCソケット(坐骨収納型ソケット)について, La Trobe大学(オーストラリア)のMichael P. Dillon氏の手技をもとに,キャストの採型,陽性モデルの修正など,その特長を大きく取り上げた.
●また,IRCソケットのなかで,特に前壁・後壁のトリムラインを低くしたM.A.S.?について,開発者であるMarlo Ortiz氏による採型の手技など,その特長を詳述.
●下腿義足の主流として使用されているTSBソケットについて,La Trobe大学のLes Barnes氏の採型手技を中心にその特長を紹介.
●TSBソケット発展のもとになったシリコーンライナーの開発について,Icerossなどを中心に最近の動向を掲載.
●兵庫県立総合リハビリテーションセンターで実施されている筋電義手の評価システム,装着訓練,メインテナンスの実際などについて詳細に紹介.
●障害者自立支援法と補装具費の支給について,その制度の概略を紹介.

目次

第1章 切断
第2章 義肢に関する基本的な事項
第3章 義手
第4章 義足
第5章 切断者のリハビリテーション
第6章 義肢装具の支給サービス
第7章 義肢装具における国際協力

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
澤村誠志【さわむらせいし】
 1930年 神戸市に生まれる
 1955年 神戸医科大学卒業,整形外科入局.「切断者のリハビリテーション」をライフワークとする
 1958年 米国UCLA義肢教育プロジェクトで義肢製作研修を受ける
 1960年 神戸大学医学部整形外科に復帰.兵庫県立身体障害者更生相談所の巡回移動相談を担当し,障害のある人々の生活から多くを学ぶ.そのニーズから,総合リハビリテーションセンター設立を企画し,知事に提出
 1968年 第1回日本義肢装具研究同好会(現日本義肢装具学会)を神戸市で開催
 1969年 兵庫県立総合リハビリテーションセンター開設.以後,同附属中央病院副院長,院長,兵庫県立総合リハビリテーションセンター所長(1994年)を経て,2001年より,中央病院名誉院長,リハビリテーションセンター顧問,現在に至る.この間22年間,兵庫県立身体障害者更生相談所長を兼務
 1973年 日本リハビリテーション医学会義肢装具委員会委員長として[義肢装具における将来計画]を作成し,義肢装具士の教育・資格制度に着手.兵庫県リハビリテーション協議会を設立,会長職を務め現在に至る
 1974年 ISPO(国際義肢装具協会)の設立後,ISPO日本支部会長,アジア地域担当の国際コンサルタントを務め,ISPO副会長(1986)として第6回ISPO世界会議を神戸市で開催(1989).以後,次期会長(1992〜1995),会長(1995〜1998)を務める
 1992年 日本リハビリテーション医学会会長を務める.日本リハビリテーション病院・施設協会会長に就任し,地域リハビリテーションをライフワークとする.2003年10月より名誉会長を務める
 1995年 兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所所長を兼任
 1997年 日本福祉のまちづくり研究会の設立に伴い,副会長を経て,2001〜2005年まで日本福祉のまちづくり学会会長に就任.現在,名誉会長
 2000年 神戸医療福祉専門学校三田校名誉校長に就任し,2003年より校長,現在に至る
 2002年 日本リハビリテーション連携科学学会理事長に就任し,現在に至る
 2005年 福祉用具プラザ北九州所長を1年間兼任

執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください

澤村誠志 著