やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2,640円(税込)
品切れ

医学のあゆみ
244巻5号
うつ病 −治療・研究の最前線
2月第1土曜特集

発行時参考価格 2,400円
  • 総頁数:100頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2013年2月
  • 注文コード:924405
  • 雑誌コード:20471-2/2

目次

 はじめに−精神医療の未来は治療研究にかかっている 功刀 浩

薬物療法
 新規抗うつ薬の有効性と使い分けに関するエビデンス 吉田和生・渡邊衡一郎
 抗うつ薬の増強療法 寺尾 岳
 ドパミンを標的にしたうつ病治療とメカニズム 井上 猛
 新規抗うつ薬の有害作用−賦活症候群を含む情動面および行動面の変化を中心に 辻 敬一郎・田島 治
 グルタミン酸神経系を標的とした新規抗うつ薬創製の可能性 茶木茂之
 個別化治療へ向けたうつ病の遺伝薬理研究の現状 加藤正樹

他の治療法
 新しい脳刺激法 本橋伸高
 うつ病の認知行動療法と生理メカニズム 清水栄司
 うつ病の栄養・運動療法 功刀 浩

脳画像
 光トポグラフィによるうつ病診断 野田隆政
 脳画像研究からみたうつ病の神経回路 高石佳幸・岡本泰昌
 PET を用いた気分障害の分子イメージング−基礎から臨床へ 藤原広臨・須原哲也

関連疾患
 身体疾患とうつ病−循環器疾患との関連を中心に 伊藤弘人・奥村泰之
 うつ病と睡眠障害 三島和夫
 うつ病と認知症の鑑別 朝田 隆

病態メカニズム
 うつ病と海馬神経細胞新生 中川 伸
 うつ病の病態におけるBDNF-TrkB 受容体シグナル系の役割 橋本謙二
 ストレス脆弱性形成の分子機構−エピジェネティクス機構の関連 渡辺義文

バイオマーカー
 ユビキチン・プロテアソームとうつ病様行動−ユビキチン化セロトニントランスポーターを指標とした診断薬の開発 毛利彰宏・鍋島俊隆
 うつ病の神経内分泌的研究−最新の知見 尾鷲登志美
 うつ病の死後脳研究によるバイオマーカー探索 富田博秋
 うつ病の脳脊髄液マーカー 服部功太郎・功刀 浩
 BDNF 遺伝子のメチル化を用いたうつ病バイオマーカーの開発 森信 繁・他

■サイドメモ
 Activation syndrome
 Number needed to treat(NNT)とNumber needed to harm(NNH)
 双極スペクトラム
 5 −HTTLPR の機能
 5 −HTTLPR による個別化治療のコストパフォーマンス
 うつ病の責任病巣はどこか
 ファンクショナルコネクティビティ
 包括的うつ管理モデル開発ナショナルプロジェクト
 脱同調
 ケタミン
 エピジェネティクス