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次世代 iPS医療
239巻14号 2011年12月31日 p.1309-1314
第5土曜特集 次世代 iPS医療 microRNAを用いたiPS細胞作製と癌治療への応用 宮ア進・他
サマリー   2006 年にマウスの線維芽細胞に対してウイルスベクターを用いて4 種類の転写因子(Oct3/4Sox2c−MycKlf4)を導入することにより,胚性幹細胞(embryonic stem 細胞:ES 細胞)によく似たinduced pluripotentstem cell(iPS 細胞)が樹立できることが報告された.その後,iPS 細胞の研究は進み,マウスだけでなくラット,ブタといった大動物からもiPS 細胞が樹立され,2007 年にはヒトの体細胞よりiPS 細胞が樹立できることが報告された.その後さまざまな誘導因子や誘導方法に関する研究が進められるなか,2011 年に当教室よりmicroRNA(miRNA)を用いてiPS 細胞と類似した多能性をもつ細胞が誘導できるということを報告した.miRNA とは内在性に発現する22 塩基程度の短い一本鎖RNA のことであり,1993 年にはじめて報告された.複数の蛋白質と複合体を形成し,mRNA の3′末端非翻訳領域と結合して遺伝子発現を抑制する.著者らがiPS を作製するのに利用したmiRNA はmir−200c,mir−302s,mir−369s であり,マウス脂肪幹細胞(mouse adipose stromal cells:mASCs)にこれら3 種のmiRNA をtransfect することにより,リプログラミングを行った.この方法ではウイルスベクターも用いず,さらにゲノムへの遺伝子組込みもなく安全である.さらに,アメリカではC 型慢性肝炎に対する治療としてmir−122 のアンタゴニストを用いた,大動物に対する前臨床研究がすでに報告され,また国内でも前立腺癌の骨転移モデルにmir−16 をデリバリーすると転移を消失させるといった研究も進められている.著者らはmiRNA を含む蛋白情報ももたない小分子RNA を用いた核酸創薬に着目しており,これには癌遺伝子の発現抑制のみならず,リプログラミングや分化誘導療法を介した新しい癌治療にも期待できる.
キーワード  microRNA(miRNA),iPS細胞,mi−iPS細胞,癌治療
第5土曜特集 次世代 iPS医療 microRNAを用いたiPS細胞作製と癌治療への応用 宮ア進・他
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次世代 iPS医療
239巻14号 2011年12月31日
週刊(B5判,270頁)
発行時参考価格 5,200円
注文コード:286320
雑誌コード:20475-12/31
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