3月22日(月・祝),東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて,日本審美歯科協会創立25周年記念大会が開催された(会長/榊恭範氏・福岡県開業).
会長の榊氏
同協会は1986年に西日本の歯科医師を中心に設立され,歯の健康と美を高い次元でトータルに追求し,確かな実績を積み重ねてきた.一昨年のソウル,昨年の福岡に続き,25周年となる今年は「美を巡る旅~第二章~」をテーマに東京にて開催された.
会場は3つに分かれ,A Sessionでは,「エンド」,「ペリオ」,「インプラント」,「審美修復」の4つのテーマで講演が行われた.「エンド」では,吉川宏一氏(京都府開業)と木村英生氏(福岡県開業)が登壇.吉川氏は歯内療法を予知性の高めるための手技を具体的に解説すると共に,解剖学的知識と病理学的考察の重要性を説いた.また,木村氏はCBCTの導入以前に,自らの症例を厳しい目で振り返り,正確な治療成績を把握することの大切さを述べた.
吉川氏,木村氏
B Sessionでは,「接着修復」「形成印象」「エンド」「歯周外科」「インプラント」の5つのテーマに分けて,動画で学ぶ基本手技として講演が行われた.午後に行われた「歯周外科」では,松本晃治氏(大分県開業),土肥博幸氏(長崎県開業),安東俊夫氏(福岡県開業)の3氏が講演.まず,松本氏が組織付着療法,切除療法など,歯周外科の基本を,続いて土肥氏がエムドゲインなどを用いた再生療法のポイントを,最後に安東氏がさまざまな目的で行われる歯周形成外科について,いずれも動画を供覧しながら解説した.
C Sessionでは,歯科衛生士セッションが行われ,江島智美氏(うえだ歯科医院勤務),Lim Hyun Ju氏(Hangeul dental Office勤務)らによる発表が行われた.また,同セッションの最後では,下川公一氏(福岡県開業)よる教育講演が行われ,氏が実践する咬合療法によって,その人が本来もつ最大限の美しさを引き出した症例を提示し,歯科衛生士に期待される役割は大きいと述べた.
スマイルギャラリー

一等賞の吉田氏と賞を授与する次期会長の林佳明氏(茨城県開業)
講演と並行して,会場内のロビーにはスマイルギャラリーが設けられ,参加者による投票が行われた.栄えある一等賞は吉田健氏(福岡県開業)が受賞した.
