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第1回CAD/CAMシンポジウム開催される Minimize
Location: Blogs歯科界ニュース学会・研究会レポート    
2009/10/26 15:29

 10月25日(日),シェーンバッハ・サボー(東京都千代田区)にて,標記シンポジウムが「歯科新時代 CAD/CAMの現状から近未来 ―Basicな臨床技術からAdvanceまで―」をテーマに,約220名の参加者を集めて開催された.

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 本会の特色としては,CAD/CAMシステムの各メーカーの参画により開催され,演者からは日本歯科CAD/CAM学会設立の発表がなされるなど,CAD/CAM技術による歯科医療の発展に向けて,臨床家,研究者,メーカーが三位一体となり取り組んでいく趣旨が全体を通して明確だったことが挙げられる.
 宮崎 隆氏(昭和大学教授)は「歯科医療を変革するCAD/CAMシステムと新素材」をテーマとして,CAD/CAMが歯科医療に応用されてきた今日までの歴史的経緯とCAD/CAMの将来展望を概説した.加えてジルコニアの適合性や接着について解説し,臨床応用への可能性にも言及した.また上記を踏まえたうえで,歯科医療は全人的医療であり,超高齢社会を迎えた現代においては歯科医療の高度化が必要であると強調した.
 山田和伸氏(株式会社カスプデンタルサプライ)は,「ジルコニアを応用した審美修復と技工の実際」をテーマに講演.オールセラミックの考慮すべき光透過性,ジルコニアのもつ審美性,生体親和性などを詳説した.クラックやチッピングへのトラブル防止のポイントにも言及した.
 高橋英登氏(東京都開業)は,「CAD/CAM時代の臨床のおさえどころ」をテーマとして,支台歯形成と予後を左右する接着にフォーカスして解説.歯科医師と歯科技工士における支台歯情報の共有の重要性を述べ,さらに材料特性の熟知なくしてCAD/CAMの有用性を得られないと説いた.
 小濱忠一氏(福島県開業)は,「CAD/CAMシステムの臨床的優位性」をテーマに登壇.CAD/CAMシステムを中心としてメタルフリー修復においては,術後の最終的な形態を意識したうえで,症例に応じてマテリアルを選択できる目を養っておくことが重要であると述べた.
 高橋 健氏(Dental Laboratory Smile Exchange)は,「ジルコニアを使用した歯科臨床における審美的アプローチ」をテーマに講演.患者の要望に応えるジルコニアの優位性だけではなく,適合精度などの課題についても言及し,材料特性を認識することが重要であると述べた.また,審美修復の治療計画においては,歯科医師,歯科技工士,患者の綿密なコミュニケーションによって患者のQOL向上が実現できると強調した.
 末瀬一彦氏(大阪歯科大学客員教授)は,「CAD/CAMシステムの今後の課題」をテーマに登壇.CAD/CAMの導入によってもたらされる効用と課題を総括したうえで,高度化したCAD/CAMと材料を活かし,個々の症例に応じた歯科医療を提供するためには歯科医師と歯科技工士の連携が不可欠であると述べ,次世代の歯科医療の創生を目指す講演に会場からは大きな拍手が送られた.

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 なお,日本歯科CAD/CAM学会の設立記念総会・学術講演会は,2010年3月28日(日),都市センターホテル(東京都千代田区)にて開催予定である.

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