7月16日(木),東京歯科大学千葉病院(千葉市)において,東京歯科大学千葉病院 医療連携講演会が開催された.本会は地域の開業医と東京歯科大学千葉病院との連携強化を目的として毎年開催されている.

石井病院長 医療連携委員長の髙野教授
石井拓男病院長および医療連携医委員長の髙野伸夫教授の挨拶に続いて歯内療法学講座の中川寛一教授が「根管治療における難治症例とその対応」について講演.X線写真による診断のみでは限界があることを指摘し,深く穿孔し過ぎないことがポイントだと指摘した.口腔外科学講座の高木亮助教は「異常出血とその対応」をテーマに,抗血栓療法を受けている患者への対応を中心に解説を行った.検査学研究室の松坂賢一准教授は「歯科金属アレルギー検査」について,検査の種類や,夏季は汗のためパッチテストは難しい,などの実施上のポイントについて述べた.
休憩を挟んで,石井拓男病院長が「医療計画・医療連携・連携パス」をテーマに,一足先に医科で進んでいる医療連携の動向について解説.今後,歯科も積極的に関与する必要性があると指摘した.また,スポーツ歯学研究室の武田友孝准教授は,「安全性の高いマウスガードの製作法」と題して講演し,マウスガードの効果の周知が進み,着用が広がりつつあることを紹介するとともに,適合性を高めるためポイントなどを述べた.最後に口腔外科学講座の片倉朗准教授が「歯科診療所での感染予防対策の基本」について講演.感染予防対策の具体的な方法を述べるとともに,再び拡大しつつある新型インフルエンザへの対応についても解説した.
講演会終了後には参加者懇親会が行われ,交流が深められた.