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「第21回PDS研究会合宿研修会」開催される Minimize
Location: Blogs歯科界ニュース学会・研究会レポート    
2009/06/12 21:30

6月10日(水),11日(木),オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)にて,標記研修会(高橋泰樹会長)が開催された.本会は,“チーム医療”を実践する10医院からなるスタディグループ「PDS研究会」が毎年開催するもので,歯科医師,歯科衛生士,歯科技工士など約80名の会員を集めた.
 初日午前には,「新人発表」と銘打って,柴田浩子氏(東京都中野区/景山歯科医院)が登壇.甘味指導やモチベーション向上についての悩みを症例を通して提示したほか,浅賀庸平氏(埼玉県蕨市/浅賀歯科医院)が新人臨床医としての1年間を振り返り,“未来を見据えた展望をもって臨床に当たる”という自身の目標を熱弁した.
 つづく「技工士発表」では,「チーム医療」をテーマに,大津智宏氏(東京都多摩市/富澤歯科医院),真田修平氏(東京都大田区/サイトウ歯科医院)が講演し,調整が少ない補綴物を制作するための印象採得や石膏模型の扱い方の工夫,画像や書面を用いたチーム内での患者情報共有についての提案を行った.また,午後に登壇した吉田智之氏(浅賀歯科医院)はシェードを正確に伝達するために必要な “明度・彩度・色彩” 等の基礎的知識を供覧,岡田光司氏(千葉県市川市/長谷川歯科医院)は,「包括的歯科治療への歯科技工士の参加」と銘打って,患者を中心に据えた職種間の連携について発表を行った.

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 また,「特別講演」では,歯科衛生士・歯科技工士の両方の資格をもつ小林明子氏(東京都調布市/小林歯科医院)が講演.チーム医療においては,それぞれの職種が同じ言語を用い,共通の目標に向かって尊重し合う体制が不可欠だとしたほか,歯科衛生士においても補綴物の特性を理解したケアを行うための知識が求められていると述べ,それぞれの職種の専門知識を活かして学びあう“チーム医療”のあり方が改めて確認された.

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 2日目はまず,歯科技工士2名の発表が行われた.松岡幹彦氏(さいたま市岩槻区/テクニカルセンター)は,「機能美デンチャー~快適な部分床義歯を求めて~」と題して,装着時の違和感を軽減することを目的として開発した義歯「機能美デンチャー」を紹介.口蓋皺襞の隆起に沿った金属床を製作することで,味覚を損ねることなく違和感を減らすことができるとしたほか,シリコーンコアを用いて全顎の顎堤の厚みを揃えることで安定した義歯製作が可能となることを示した.
 「これからのチーム歯科医療における技工士の関わり方」とのテーマで登壇した佐藤 稔氏(神奈川県足柄下郡/リアルセントリック・ラボラトリー)は,院内ラボでの経験から,補綴計画や補綴物装着後のメインテナンスに歯科技工士が積極的に参加することを提案した.石膏模型製作後では計画の変更は難しいが,計画時から歯科医師と綿密な検討を重ねることでより質の高い補綴物が製作できるとした.また,補綴物装着後,そのメインテナンスはチェアサイドに委ねられるが,定期的に石膏模型を製作し,歯科技工士が確認することで破折の可能性など補綴物の細かな変化を指摘できると述べた.
本合宿最後のプログラムとしては.景山正登氏(東京都中野区/景山歯科医院)が「ホームケアを見直そう―う蝕の場合のホームケアを整理する―」と題して講演を行った.歯科医院でのプロフェッショナルケアだけでは,う蝕対策として万全ではないとして,ホームケアの重要性を強調した.そして,参加者はさまざまなフッ化物配合の歯磨剤を使用した実習をとおして,実際に患者に対してどのようなブラッシング方法を提案できるかなど,画一的でないホームケアのあり方を探った.また景山氏は,再石灰化療法の一つとして,特定保健用食品のガムを挙げ,噛みすぎによる口腔内への悪影響を避けるため,「3~4回/日,15~20分咀嚼する」という具体的な数値を示すなど,明日から実践できる内容となった.  
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