Login
歯科界ニュース
文献検索
メールマガジン
医歯薬出版オンラインショップ
第12回日本顎顔面インプラント学会総会・学術大会開催される Minimize
Location: Blogs歯科界ニュース学会・研究会レポート    
2008/12/08 16:22

 12月6日(土),7日(日)の2日間,日本歯科大学(東京都千代田区)において,第12回日本顎顔面インプラント学会総会・学術大会が604名の参加者を集め開催された.

 

 2008JJFMI1.jpg

 初日の教育講演「今まさに隣国のインプラント医療は」では,韓国よりKim Hong-Ki氏(ソウル漢陽大学校)が,台湾よりBor-Jian Chen氏(Bor-Jian Dental Clinic)が招かれ,それぞれの地域でのインプラント医療の現状を,術式のトレンドからマーケットの特性まで,多方面より紹介された.座長である白川正順大会長(日歯大教授・口外)は「地域横断的に現状を理解しあい学びあうことで,三地域における“インプラント文化”を醸成する意義は大きい」とまとめられた.

 

2008JJMFI2.jpg

 シンポジウム1「歯科大学・医科大学付属病院におけるインプラント医療の位置付けと今後を展望する」では,歯科大学病院インプラント科,医科大学病院口腔外科におけるインプラント治療についての現状と今後の課題が議論された.

 歯科大学病院からは明海大・嶋田淳教授(歯学部付属病院口腔インプラントセンター),東歯大・矢島安朝教授(インプラント学研究室),福岡歯大・松浦正朗教授(口腔インプラントセンター)が登壇され,充実した検査や全身管理の実施が保障される施設としての利点を活かし,「地域におけるインプラント治療の中核を担う存在」との位置付けを明確に打ち出していく必要性が提示された.また,教育・研修施設としての,領域横断的な知識・技術・経験を備えたインプランティストの養成が喫緊の課題として取り上げられた.

 医科大学病院からは,まず富山大・野口誠教授(歯科口腔外科学講座)より,医科大学病院口腔外科は医療連携の中核施設としての役割が中心となるが,歯科大学のない地域においては医科-歯科の円滑な連携実施が困難となる局面も多い旨が紹介された.またインプラント治療の症例数が少ないなかで,臨床研修プログラムにおけるインプラントの扱いも大きな課題として提示された.続いて,佐賀大・後藤昌昭教授(歯科口腔外科学講座)は,先進医療を担う施設という点において,インプラント補綴だけでなく,特に顎顔面補綴の将来性についての懸念が提示され,エピテーゼを中心として口腔外科が取り組むべきアピールについて提言がなされた.

 

  “インプラント医療の予知性と位置付けを再考する”とのメインテーマが掲げられた本大会.計111題の一般演題,ランチョンセミナー4題,シンポジウム2題,特別講演,教育講演といった充実したプログラムが組まれ,また認定医・指導医制度もスタートするなど,各診療領域の集学的医療としてのインプラント医療の位置付けを確固たるものにするための確実な第一歩との感をもった.

Permalink

カテゴリ Minimize

過去記事 Minimize

検索 Minimize

本サイトに掲載の写真・記事等のコンテンツの無断転載を禁じます. Copyright © Ishiyaku Pub.,Inc.