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「深井保健科学研究所 第7回コロキウム」開催 Minimize
Location: Blogs歯科界ニュース学会・研究会レポート    
2008/06/16 9:33

 6月14日(土),富士ソフト秋葉原ビル(東京都千代田区)にて,深井保健科学研究所 第7回コロキウムが開催され,「これからの地域保健・地域医療を考える」とのテーマのもと,さまざまな視点からの問題提起とディスカッションが展開された.

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 神原正樹氏(大歯大)からは,「歯科界の新たな戦略―口腔保健管理の方策」として,“「疾病に対する予防”から“健康を目指した予防”へと意識を変化させていくなかでの,「健康」を測定していくための指標作りの方向性が報告された.
 花田信弘氏(国立保健医療科学院)は,「国際生活機能分類と歯科医療・公衆衛生」と題し,WHO国際生活機能分類が有する問題点を,国際疾病分類とのあるべき役割分担の視点から指摘された.
 高江洲義矩氏(東歯大)は「保健医療と保険医療のカオスの中で」とのテーマの下,医療をめぐる最近の閉塞感についての分析と問題解決の糸口を示唆された.
 岡本悦司氏(国立保健医療科学院)は,「レセプトオンライン化と医療制度改革」として,レセプトオンライン化の政策決定過程の解説とともに,単なるペーパーレス化だけでなく,医科レセプトとも連動させた疫学データベースとしての活用がオンライン化の最大のメリットとなりうる点について提言された.
 中村修一氏(九歯大)は,「地域保健開発における“場”」として,ネパールにおける20年の歯科医療協力活動の成果について報告し,地域に健康保健行動が根付いていくためのかかわりのあり方について報告が行われた.
 さらに,深井穫博氏(深井保健科学研究所主宰,埼玉県開業),安藤雄一氏(国立保健医療科学院),高柳篤史氏(埼玉県開業),吉野浩一氏(横浜銀行),遠藤眞美氏(日大松戸歯)からは,「口腔保健の近未来」との問題提起が行われ,8020達成を見据えたこれからの地域保健の課題についてディスカッションが行われた.

 地域保健の「現場」から研究の「現場」,さらには政策決定の「現場」まで,多領域の専門家が集う同会ならではの多角的な議論が展開され,これからの保健医療のあるべき姿について多くの課題が明らかになるとともに,あらゆるステージの「現場」が共通の目的意識のもとで有機的に機能していく必要性を感じたセッションであった.

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