本シンポジウムを主催する日本再生歯科フォーラムは,第7回日本再生医療学会総会(3月12,13日,名古屋国際会議場,上田実大会長)の歯科分科会としての参画を機に,同学会へ合流する方向で検討中.
シンポジウムはまず,Jan Eirik Ellingsen教授(オスロ大)が,インプラントのチタン表面にフッ化物処理を加えた動物実験で,骨形成の促進,インプラントと骨の結合の改善がみられたと報告.

Jan Eirik Ellingsen教授
続いて土屋賢司氏(東京都開業)は,インプラント修復を行ううえでのリスク因子を,歯肉のレベル,形,バイオタイプ,歯の形,骨頂の位置等に整理し,プロビジョナルレストレーションの重要性を強調した.
鈴木真名氏(東京都開業)は,欠損歯槽堤に対する軟組織マネジメントについて,症例を分類したうえで,結合組織移植を伴うリッジオーグメンテーションのケースを示して解説.
最後に,上田実教授(東大・名大)は新たな細胞ソースとして話題のiPS細胞と乳歯幹細胞について言及し,再生医療の近未来像を俯瞰した.