12月9日(日),神田ベルサール(東京都千代田区)において,標記セミナーが開催された.今回のセミナーは,Bruce A. Matis教授(インディアナ州立大学歯学部保存学講座),宮崎真至教授(日本大学歯学部保存修復学講座),近藤隆一氏(東京都開業,LDAチェアマン)を演者に迎え,トゥースホワイトニングに関する最新動向を中心とした報告があった.

250名の参加者を集め活発な質疑が行われた
最初に登壇したMatis教授は,アメリカ歯科医師会(ADA)でホワイトニングに関するコンサルタントを務めるなど,この分野の第一人者として著名.今回は「ホワイトニングの有効性」と題した講演で,患者へのホワイトニング導入法から,ホームホワイトニングの有効性,オフィスホワイトニングやOTCの位置づけにいたるまで,詳細な解説を行った.特に,研究・臨床の両面から10%過酸化尿素の夜間装着によるホームホワイトニングが「安全でベスト」と,その有効性と安全性を強調した.
宮崎教授は,「ホワイトニングの安全性」と題し講演.エビデンスに基づくホワイトニング手法の安全性と歯髄への影響について,痛みへの対処策,歯面の環境変化に言及し,さらにホワイトニング前後のCR修復について解説した.
国内・外においてやはりこの分野のリーダーシップをとる近藤氏は,「ホワイトニングの可能性」と題し,ホワイトニングを行うことで,患者のモチベーションや行動変容にどのような効果があるかを解説.説明時と施術時の注意点について具体的に述べた.
250名を数えた参加者から質問が相次ぐなど,この領域の最新情報に対する関心の高さがうかがえたセミナーであった.

左から,近藤氏,Matis教授,宮崎教授