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第35回 日本顎咬合学会学術大会・総会開催される
 6月10日(土),11日(日),東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて,標記学術大会・総会が「新・顎咬合学 ―国民の健康・幸福に貢献する」をテーマに開催された(大会長:上濱 正氏/茨城県).
 テーブルクリニックでは谷本幸司氏(東京都)が「GPこそマイクロスコープを!」と題して講演.マイクロスコープは治療の質の向上をもたらすのみならず,歯科医師としての職業寿命の延伸に寄与すると強調.未だ普及率が低く導入に迷われるケースも多いマイクロスコープであるが,積極的に情報を収集して自身の臨床に役立てて欲しいと述べた.
立ち見客で賑わうデーブルクリニックの様子
 ワンランク・アップシリーズでは,安井利一氏(明海大)が「う蝕予防臨床のための基礎科学」と題して講演.個々人の口腔内の環境を評価して,齲蝕リスクを評価する方法「Caries Management By Risk Assessment:CAMBRA」を紹介.歯質の再石灰化に関与する因子と齲蝕の進行に関与する因子のバランス関係を,容易に測定できるCAMBRAの重要性について述べた.
ワンランク・アップシリーズはどれも盛況であった
 テーブルクリニックでは勝部義明氏(大阪市)が「ここだけは押さえておきたい!! 歯周外科(再生医療)の手技とポイント」と題して講演.歯周外科の基本術式から再生療法,歯肉移植までを幅広く解説.低侵襲な歯周外科を実現するため切れ味の良い眼科用のメスを応用するなど,工夫に富んだ手技を紹介された.
講演中の勝部氏

 「Step-Up 歯周病学」では白石和仁氏(福岡県)が座長を務め,「1ランクアップのための臨床ヒント」下田裕子氏(水上歯科クリニック・歯科衛生士),「1ランクアップのための臨床ヒント」水上哲也氏(福岡県),「再考しよう! 歯周基本治療―チーム医療から見えてきたこと―」長谷川嘉昭氏(東京都)が登壇した.
 下田氏は水上歯科クリニックで実際に行っている歯周基本治療について基本的な流れについての概説に加え,治療のステップごとに重要なポイントを詳説した.また,チーム医療として歯周基本治療を進めるためには医院の誰が見ても患者さんの病態や特徴を把握できるように,細かなメモを残すことが重要であると論じた.
 次に水上氏が登壇し,低侵襲型フラップと従来型のフラップのコンセプトの違いや,歯周外科治療の際のアシスタントのポイントなどを説明した.そして,「歯周治療は総合歯科診療において重要な役割があり,そして医院全体が1つのチームとして,診療を行う必要がある」と述べ,会場の歯科衛生士にエールを送った.
 最後に長谷川氏が登壇.歯科衛生士のSRPによって改善した複数の症例を提示し,最小限での外科的介入の有効性について論じた.また,今後は高齢者のオーラルフレイルが増加することからも,器質的口腔ケアだけでなく,機能的口腔ケアについても対応することが重要であると結論づけた.

下田氏
水上氏
長谷川氏