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「日本接着歯学会・日本デジタル歯科学会共催シンポジウム」開催される
 6月11日(日),東京医科歯科大学歯学部特別講堂(東京都文京区)にて日本接着歯学会〔理事長:矢谷博文氏(阪大)〕と日本デジタル歯科学会〔理事長:末瀬一彦氏(大歯大)〕の共催によるシンポジウムが「デジタルデンティストリーと接着歯学の融合―CAD/CAM冠とジルコニアクラウンの適用と接着―」をテーマに掲げて開催され,161名が参加した.
 草間幸夫氏(東京都新宿区/西新宿歯科クリニック)は「デジタル臨床をサポートする接着テクノロジー」と題し,主にジルコニアクラウンの接着操作に関して「セメントスペースの厚み」「マージン位置に応じた支台歯形成と接着材の選択」などについて見解を述べた.
 高橋英和氏(医歯大)は「CAD/CAMレジン冠・ジルコニアクラウンの特性と接着」との演題で,ジルコニアとCAD/CAM冠用レジンブロックの組成・物性を解説,「各種レジンブロックは保険適用品ながら情報開示が十分でない」「ジルコニアと強固に接着するモノマーがない以上,機械的維持を与える必要がある」と指摘した.
 「CAD/CAM冠およびジルコニアへの接着技法~基礎・臨床研究からの知見~」と題して登壇した峯 篤史氏(阪大)は,CAD/CAM冠接着における唾液の影響,ジルコニアの接着における10-MDPの有効性に関する実験結果を報告,さらに112本のCAD/CAM冠症例の後向き研究から歯種と支台築造の有無が予後に影響している可能性を示唆した.
 坪田有史氏(東京都文京区/坪田デンタルクリニック)は「CAD/CAM冠およびジルコニアへの接着技法~臨床例と注意点~」として,CAD/CAM冠では冠内面と被着面の処理が重要になること,ジルコニアクラウンにおいても仮着材の除去を徹底することがトラブル防止につながるなど,臨床的なポイントについて考察した.
 最後には質疑応答・ディスカッションの時間が設けられ,各演者の発表内容に対する質問や,CAD/CAM冠・ジルコニアの各材料,技術に関しての今後の展望,保険収載に向けての論点など,活発に意見が交わされた.