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日本口腔インプラント学会 第36回関東・甲信越支部学術大会 開催される
 2月11日(土),12日(日),京王プラザホテル(東京都新宿区)にて,標記学術大会が「インプラント治療の最先端を語ろう」をメインテーマに開催された(大会長/尾関雅彦・昭和大学歯科病院インプラントセンターセンター長,インプラント歯科学講座教授).
 専門歯科技工士教育講座では,野本秀材氏(東京都開業)が「開業医のデジタルデンティストリー最前線」と題し講演.
 口腔内スキャナーにより採得されたデータから模型を介さずに製作された補綴物の精度を紹介し,来たるべきデジタルデンティストリーの可能性について解説した.また,口腔内スキャナーの進歩が,デジタルデンティストリーの展開を加速させる一方,そこではヒューマンエラーの存在がよりいっそうクローズアップされることにもなると強調された.
 専門歯科衛生士教育講座「インプラント治療開始前の歯周病の評価と治療」には,鍵和田優佳里氏(東京都オーラルケアクリニック青山)が登壇した.
 インプラント治療後,短期間のうちにインプラント周囲への細菌感染が起こることや,インプラント失敗症例の細菌叢に関する文献等を紹介し,インプラント治療を成功に導くために治療前の歯周病の改善が重要であると強調.また,歯周病は感染症,生活習慣病,慢性疾患,それぞれの側面をもつと述べたうえで,歯周病の検査・治療の方法を実践的なコツを踏まえて詳説した.
満席となった専門歯科衛生士教育講座
 本会では,初の試みとして「体験参加型歯科衛生士セミナー」が開催され,参加者はインプラント治療に関連する器具,器材を使用したワークショップをとおして,その使用感を確認した.歯科関連企業6社の協力のもと,対象となった器材は歯ブラシやインスツルメント,歯面清掃器,生体情報モニタ,自動体外式除細動器など多岐にわたった.
体験参加型歯科衛生士セミナーの様子

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