2016/11/21
11月20日(日),愛知学院大学楠元キャンパス(名古屋市千種区)にて『平成28年度歯科衛生士カムバックセミナー・フォローアップセミナー』(主催:愛知学院大学歯学部同窓会愛知県支部・同短期大学部歯科衛生学科同窓会)が,開催された.
著書『顔・からだバランスケア』(弊社刊)を紹介する筒井氏
『フォローアップセミナー』では約350名の参加者を集め,日本包括歯科臨床学会顧問である筒井照子氏(北九州市八幡西区/筒井歯科 矯正歯科医院)を講師に,【態癖-力のコントロール,からだ・顔・バランスケア-お口の健康を保つために】と題した講演が行われた.
咬合論には生理学的咬合論と補綴学的咬合論の2つがあり,炎症と力の診断・コントロールが必要な生理学的咬合は,歯科界で整理しきれていないことを指摘したうえで,歯科衛生士も生理学的咬合の崩壊のサインをみつける必要があること,患者に概要を説明できる知識を持ち合わせることの必要性を提言された.また,診査・診断においては原因を見つけることが重要であるが,そのため,あえて患者ごとに担当を決めず,視点を変えることで原因となる『態癖』を見つけることが可能であるとも伝えた.
12月18日(日)には,本講演会を主催する愛知学院大学歯学部同窓会愛知県支部による歯科医師と歯科技工士の連携をテーマにした『MI 時代の天然歯審美修復最前線-個々の患者に適した修復法を考える―』が開催される.