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第9回 STEP Annual Meeting開催される
11月20日(日),都久志会館(福岡市)において,標記の発表会が開催された.本会は田中秀樹氏(福岡県)が主宰するSTEP(TEP・秀志会)による発表会で,徳永哲彦氏(福岡県)を主宰とするR・R2,安東俊夫氏(福岡県)を主宰とするPABCとの共催である.今回のテーマは「診断力2~明日からできる!診断&テクニック~」であり,昨年好評であったテーマ「診断力~1歯から全身まで」の続きとして企画された.
冒頭,挨拶をする田中氏
 会員発表として葉山揚介氏(福岡県)の『歯の保存のための歯内療法オプション~エンドマテリアルの活用』,井上秀樹氏が『感染根管治療を振り返って』,円林秀治氏が『審美と歯周組織の調和を考えたダイレクトボンディングの実践』,上島 忠氏(福岡県)が『重度歯周病患者に対し総義歯とAGCテレスコープデンチャーにて対応した一症例』,末宗清伸氏(福岡県)が『患者本来の顎位を考慮した全額矯正治療の一症例』,田代 剛氏(佐賀県)が『自家歯牙移植~歯根膜の組織学的特性を考える』,荻野真介氏(福岡県)が『インプラント補綴のカントゥアデザイン~より自然で機能的な補綴物のために』,菅鉢孝治氏(熊本県)が『前歯部領域におけるインプラント~永続性のある審美修復への鍵~』としてそれぞれ発表.
 それぞれ,自身の手がけた症例についての診断と治療の経過を示し,その用いたテクニックやマテリアルの解説を盛り込んだ.各発表後には会場とのディスカッションも活発に交わされ,ベテランの歯科医師からの指摘やアドバイスも飛び交い,参加者の耳目を引きつけた.
会員発表中の様子
午後の会員発表に続き,特別講演として安東俊夫氏が登壇.「経過の中で当時の診断力を検証する」の演題のもと,氏が過去に手がけた症例について,当時の診断や治療の経過を提示.それに関する文献や各種コンセンサスなども示され,どのような判断のもとに治療を進めたのか会場と共有.過去の症例に類似した症例に対しては新たな知見を元に治療を試みたケースが示され,氏の診断力の進歩が示された.
特別講演演者の安東氏

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