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第59回春季日本歯周病学会学術大会 開催される
5月19日(木)~21日(土),かごしま県民交流センター,宝山ホール(いずれも鹿児島市)にて,第59回春季日本歯周病学会学術大会が,「歯周病治療の洗練と確信―未来への架け橋―」をメインテーマに開催された(大会長:野口和行氏/鹿児島大).

特別講演Ⅱ「Clinical Concepts and New Developments for Treatment of Soft Tissue Defects at Teeth and Dental Implants」では,Anton Sculean氏(ベルン大・スイス)が登壇.天然歯周囲およびインプラント周囲軟組織増大術におけるトンネルテクニックについて,治癒過程に関する生物学的理論背景の解説に続き,豊富な臨床例が術式の動画とともに紹介され,会場の関心を惹いた.

倫理委員会企画講演「人を対象とする医学的研究に関する倫理指針」では,田代志門氏(国立がん研究センター)により,2014年に告示された同指針の要点が解説された.実際の研究計画立案の際の注意点として,「介入の有無」と「侵襲の程度」に関する正確な理解が必要であると強調.また,特にインフォームド・コンセントにおけるオプトアウトの位置づけについては,改正個人情報保護法との関連に注意が必要であると述べた.

その他,シンポジウム3題は,将来の歯周病治療を見据えての技術革新の可能性に期待させられる内容であったほか,国際セッション講演7題,一般演題口演36題,一般ポスター講演60題,臨床ポスター70題など,盛況な開催となった.

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