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2016年救歯塾がスタート
4月24日(日),都市センターホテル(東京都千代田区)にて,2016年救歯塾が,72名の受講者のもと開講した(東京都・黒田昌彦氏主宰).
同塾は,歯を守ることを基本に据えた臨床(=救歯臨床)の実践を目指し,実習とグループディスカッションを中心に構成されるセミナーで,①“気づき”を起こす,②“知っていること”と“できること”の違いを知る,③自分の実力レベルを確認する,の3点を研修の基本原則とした年間コースである.
本年のテーマは,「黒田式コーヌスクローネをマスターしよう」.超高齢社会において,そのメリットが見直されるコーヌスクローネの手技を学ぼうと,多くの受講者が集った.
主宰の黒田昌彦氏.参加者は定員をオーバーする72名
第1回は,「欠損歯列を読めなければコーヌスクローネはできない」がメインテーマ.まずは欠損歯列の適切な評価と,パーシャルデンチャーの基本原則の理解に重点が置かれ,コーヌスクローネの実践はその延長線上にあることが強調された.
午前の全体討論「パノラマX線写真による直感的難易度評価」では,欠損歯列の難易度を左右する要因をj受講者が自己分析したうえで,グループディスカッションでのディスカッションへと続いた.講演「欠損歯列の読み方」(野嶋昌彦氏・東京都)では,欠損歯列の難易度とは補綴設計の難しさではなく,補綴が長く安定するかどうかを評価するものであり,欠損歯列そのものの崩壊度・安定度の見極めが重要とした.

グループディスカッションは、午前・午後それぞれ1時間以上が充てられている
午後の講演「パーシャルデンチャーの設計原則」(法花堂治氏・千葉県)では,パーシャルデンチャーの構成要素としての,レストならびにガイドプレーンの重要性が強調された.その後,グループディスカッションでは,受講者による補綴設計の討論が行われた.
講演よりも受講者の発言・討論を重視した救歯塾では,第2回より本格的にコーヌスクローネ実習が始まる.
パーシャルデンチャー設計実習では、受講者が設計を石膏模型に記入

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