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「第14回 モリタ歯科技工フォーラム 2016 TOKYO」開催される
カテゴリ:歯科界
 1月23日(土),御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター(東京都千代田区)にて標記イベントが開催された.今回は講演3題,ハンズオンセミナー2題,歯科技工登竜門の受賞者による講演1題の他,企業展示や歯型彫刻コンテスト『ほるほる』の作品展示等が催され,歯科技工士ら425名が参加した.

 「インプラント技工における私なりの留意点―インプラント治療の長期安定を目指して―」とのテーマで登壇した土屋雅一氏(横浜市都筑区/クレストデンタルアート)は,力と炎症のコントロールに関わる6つのキーワードをもとに,インプラント治療の長期予後獲得に向けた取り組みを考察.マイクロムーブメントによる不潔液の漏出はインプラント周囲炎を惹起しうる,アバットメントジョイント部の形状や締結様式は炎症リスクやメンテナンサビリティに大きく影響するといった,インプラント補綴の設計・技工を行ううえで知っておくべき諸要件を整理した.

 戸田 篤氏(茨城県守谷市/デンタルデザイン デイズ)の「臨床総義歯 歯科技工士が目指す“生体との調和”とは」では,歯科医師-歯科技工士間で材料や患者情報,治療方針に対するコンセンサスを得ることの重要性と共に,高精度な技工を行うために知っておくべき材料物性・技工のポイントを解説した.採得したい情報(加圧・無圧)に応じた個人トレーの製作法,模型と生体の被圧変位量を考慮した咬合紙の使い分けなど,長年蓄積した情報に基づく豊富な臨床治験が供覧された.

 大河雅之氏(東京都渋谷区/代官山アドレス歯科クリニック)は「Minimally Invasive Interventions&Interdisciplinary Approach for Esthetic Dentistry 審美修復治療の最前線-MIを考慮した審美修復治療とは?」と題して,生体への介入を最小限にした治療(Minimal Intervention)の有益性を紹介.接着技術の活用によって,歯質の削合は必要最小限に留められるとして,重度の酸蝕症の患者に対しサンドイッチベニア(唇側と舌側それぞれにラミネートベニアを製作し,歯質をはさむように装着する手法)を用いた症例を提示した.

 ハンズオンセミナー「知識で変わる歯のかたち~天然歯形態再現のポイント~」に登壇した伊原啓祐氏(鶴見大学歯学部歯科技工研修科)は,上下顎第一大臼歯をモデルに若手が間違いやすい天然歯の形態的特徴を列挙し,それらの問題を内包した“違和感”のあるワックスモデルの修正過程を,デモをとおして解説した.その後,歯軸方向に配慮して前歯部歯列の修復を行った一症例を供覧し,客観的根拠をもって技術を伝えることの意義を説いた.

 また,2015年より歯科技工登竜門がテクニカルコンテストとプレゼンテーションを一年おきに実施することとなったが,昨年テクニカルコンテストで最優秀賞を受賞した今田裕也氏(千葉県松戸市/協和デンタルラボラトリー)が本年行われたプレゼンテーション部門でも優秀賞を獲得し講演.「今、I.O.Dを成功させるために私が実践していること~受圧・加圧を考慮し、患者満足をあげられた技工~」と題して,欠損歯列ごとに生じる加圧・受圧のバランスを考察し設計に活かした症例を供覧したほか,氏が行っているデンチャーカラーリングの手法を紹介した.