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「MCS陶友会講演会」開催される

 76日(日),白鵬東京研修センター(東京都千代田区)にて標記講演会が開催された.主催のMCS陶友会とはセラミックス技工技術の研鑽を目的とした卒後教育機関マスターセラミストスクール〔センター長:宗村裕之氏(群馬県太田市/足利セラミックラボラトリー)〕の卒業生らを中心に構成される会であり,定期的な講演会の開催などの活動を行っている.

 3回目を迎える今回は「歯科技工は何処へ向かうのか?―インプラント技工の今を語る。」をテーマに関 錦二郎氏(岩手県盛岡市/関錦二郎商店),志田和浩氏(川崎市中原区/PREF)の両氏が登壇し,歯科技工士養成校の学生を含む118名が聴講した.

 

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 「Gingival Characterize Anatomical Gingival shading Technique」と題した関氏は,「毛細血管は可動粘膜には多く見えるが,付着歯肉にはほとんど見えない」「メラニンは上皮と結合組織の中間部にある」といった解剖学的な視点を踏まえた歯肉色の再現技法(Anatomical Gingival Shading Technique)を紹介.ベーシックな製作レシピと手順を解説するとともに,発展編としてレジンの多色築盛でよりリアルに歯肉部を再現した上部構造の製作例を供覧した.(中略)

 

 志田氏は「私が考えるインプラント技工」との演題の講演の冒頭で,インプラントを埋入した後に「補綴物で何とか対応してください」という依頼が多いという現状に言及.可撤式と固定式で埋入方向を変える必要性があることや,アクセスホールの位置による補綴設計の難易度などを説明するとともに,インプラント治療において歯科技工士が設計段階から参画することの重要性や,3Dプランニングに基づくトップダウントリートメント,ガイデッドサージェリーの有益性を説いた.(後略)

 

※講演の詳細は後続号の月刊『歯科技工』にて報告いたします.

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