9月24日（水），衆議院第1議員会館（東京都千代田区）にて，標記総会が開催された．
石井みどり参議院議員の司会で，議員連盟会長保岡興治衆議院議員の挨拶の後，役員案が可決された．その後，日本歯科医師会へのヒヤリングが行われ，大久保満男日本歯科医師会会長は「口腔保健法の制定に向けて」と題して説明を行った．成人期の歯周病や，歯周病と癌の関係，喪失歯と死亡率，かかりつけ歯科医と生存率など，さまざまなテーマで情報が提供された．なかでも，「寝たきり」の高齢者が義歯を入れたことにより，庭いじりできるまで回復した様子が動画を交えて映し出されると，会場が沸いた．
その後の質疑では，咬合と全身状態の関係，歯科による味覚や食育への取り組み，学校歯科医による歯周病への対応など，参加した議員の側から活発な質問が出され，「口腔保健法」制定へ向けての動きが再確認される総会となった．