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第4回歯水会発表会開催される

 2007年12月2日(日)、福岡市のアクロス福岡にて、「こだわり 臨床と経営の接点を探る」と題して、標記発表会が開催された。同会は福岡を中心とする開業医約30名によるスタディグループで、公開発表会は4回目。回を重ねるごとに評価が高まっており、今回も日本全国から約600名の参加があった。

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開会の挨拶をする安東俊夫会長

 基調講演では「こだわり、運営、文献、教育・・・バランスのとれた歯科治療を検討する」と題して、水上哲也氏(福岡県開業)が、いかに自身の臨床にこだわりながら、時間的な負担を切り詰めて、経営へのダメージを最小限にしていくかを、症例を提示しながら解説。同時に、参加者に対して、臨床と経営という一見相反するものをどう両立させるかという難しい問題を投げかけた。

 シンポジウム1「情熱」では井上優氏(福岡県開業)、泥谷高博氏(福岡県開業)がともにコンポジットレジン充填について講演。若手の井上氏が若手らしい情熱的なこだわりで会場を沸かせる一方で、泥谷氏は短時間で美しい充填を行い、こだわりのテクニックと経営の両立を試みている現状を話した。

 シンポジウム2「挑戦」では雑賀伸一氏(福岡県開業)が初期治療のこだわりを紹介。ある程度の時間がかかるのが当然の初期治療だけに、いかに経営的な側面と両立させるかが大きな課題として示された。一方で同会会長の安東俊夫氏(福岡県開業)は、歯肉の着色除去、歯間乳頭の保存など、歯周環境の改善をいかに図るかを解説。軟組織を自在に操るテクニックに、会場から驚嘆の声が漏れた。

 シンポジウム3「追求」では、吉松繁人氏(福岡県開業)が総義歯へのこだわりを紹介。咬合再構築の基本としての総義歯に真摯に取り組み、患者さんの満足を確実に得ていくことが、超高齢社会を迎える時代の医院経営の鍵にもなりうることが示された。林美穂氏(福岡県開業)は開業10年でこだわり続けてきたインプラントを、自身の症例を基に振り返り、反省点などを整理した。経過良好のサイナスリフト症例などを新たに導入したCTで検証し、課題を見つけるなど、示唆に富んだ内容となった。

 最後に特別講演を行った張在光氏(福岡県開業)は「軽く、早く、長く」として、術者も患者もストレスなく、良好な結果を得るためのさまざまなテクニックや新器材を、臨床例を示しながら紹介。24年という長い臨床経験に裏付けされた内容で、参加者も多くのヒントを得ることができるものだった。

 講演者と参加者の距離が近い会場設定とともに、同会の会員を紹介するムービーなど,場を和ませる演出がふんだんに盛り込まれたせいか、活発な質疑も展開された。来年以降の発表会が早くも期待される、非常に内容の濃い発表会となった。