4月19日(日),都市センターホテル(東京都千代田区)にて,2009年救歯塾(東京都開業・黒田昌彦氏主宰)がスタートした.
同塾は,歯を守ることを基本に据えた臨床(=救歯臨床)の実践を目指し,実習とグループディスカッションを中心に構成されたセミナーで,①“気づき”を起こす,②“知っていること”と“できること”の違いを知る,③自分の実力レベルを知る,との3つを基本原則とした年間コース.
本年のテーマは,「経過観察の意義を考える」.
“経過観察”とは,治療のその後を見届ける「自己研鑽」,無責任な治療を行わない「患者への責任」,さらには「治癒様式の理解」の3つの意義を含むものであるとの前提のもと,「経過観察はなぜ必要か」「経過観察のための院内システム」「歯周治療,歯内療法の経過」「クラウン・ブリッジの経過」「欠損歯列処置の経過」「移植・インプラントの経過」「受講者プレゼンテーション」の計7回にわたるプログラムが11月まで組まれている.

第1回となる本日程では,「経過観察はなぜ必要か」とのテーマのもと,経過観察の基礎となる口腔内写真撮影,X線写真撮影の基本技術とその読影について,実習とグループディスカッションが展開された.

インプラント治療をはじめ「成功率」という言葉が巷をにぎわすが,それは決して自分自身の治療の成功率ではなく,あくまで自分自身で術後経過を確認していく姿勢が,臨床医にとって重要であることが強調された.