10月18日(木)~20日(土),ザ・クレストホテル柏(千葉県柏市)において,日本歯科放射線学会「第12回臨床画像大会」(大会長:金田 隆 日本大学松戸歯学部教授)が,「CT,MRIは我々に何をもたらしたか」のテーマのもとに開催された.

18日(木)には「明日から使えるパノラマエックス線写真による画像診断」と題した4時間に渡る生涯学習研修会(第1回認定医講習会)が開催され,定員を上回る62名の開業医が受講.講義後の試験をパスし,「歯科エックス線優良医」として同学会に認定された.
19日(金),20日(土)は,特別講演,教育講演,シンポジウム,フィルムリーディングセッション,一般講演など,終日多彩なプログラムで埋め尽くされ,会場では活発な質疑応答が交わされた.
特別講演「Landmarks for Imaging of Head and Neck Cancer」では,頭頸部画像診断の権威であるHugh D. Curtin ハーバード大学教授が登壇,また,教育講演「CT・MRIにおける筋膜による鑑別診断」では,酒井 修 ボストン大学准教授が頭頸部の正常解剖や病変の位置診断と質的診断について講演された.
Work in progressでは,CT・MRIメーカー各社によるプレゼンテーションが行われた.会場からは,普及にあたって特に開業医の画像処理技術が追いついていない現状が指摘され,学会が積極的に教育的フォローを行っていくべきとの意見が聞かれた.

3日間に渡る大会は,今日までにCT・MRIの普及・進歩が歯科医療にもたらしたものを総括し,今後についても展望して盛況裡に幕を閉じた.