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エッセンシャル 在宅看護学
事例集付

エッセンシャル 在宅看護学

(第1版第2刷:2010年2月10日発行)

2010年4 月の「平成22年度診療報酬改定」にともなう内容の変更があります. 本書をお読みいただく際に,以下の表に差し替えてお読みください.

2010年5月31日更新

表2-19 訪問看護ステーションにかかわる法律

  高齢者の医療の確保に関する法律
第78条
健康保険法 介護保険法
費用 後期高齢者医療広域連合が被保険者へ訪問看護療養費として支給すべき額を限度として訪問看護ステーションに支払うことができる 保険者が訪問看護療養費として訪問看護ステーションに支払うことができる 市町村が訪問看護費として訪問看護ステーションに支払う
利用料 訪問看護に要した額の定率1割または3割 訪問看護に要した額の3割 @利用者負担1割
A通常の事業実施範囲を超えた場合の交通費
@訪問にかかる交通費,日常生活上必要な物品,死後の処置は実費負担
A時間を超える延長や営業時間外は差額を負担
費用内容
@訪問看護基本療養費(1日1回につき) @介護予防訪問看護費・訪問看護費
(T)週3日まで(1日1回につき) イ 指定訪問看護ステーションの場合
  看護師等:5,550円  20分未満 285単位
  准看護師等:5,050円  30分未満 425単位
 週4日以降(1日1回につき)  30分以上60分未満 830単位
  看護師等:6,550円  60分以上90分未満 1,198単位
  准看護師等:6,050円 ロ 病院または診療所の場合
 20分未満 230単位
特別地域訪問看護加算50/100  30分未満 343単位
※難病等複数回訪問看護加算 1日2回 4,500円  30分以上60分未満 550単位
1日3回以上 8,000円  60分以上90分未満 845単位
※緊急時訪問看護加算 1日につき 2,650円 ハ サービス提供体制強化加算 6単位/回
※長時間訪問看護加算 週1回につき 5,200円  
※乳幼児加算(3歳未満) 500円/幼児加算(3歳以上6歳未満) 500円 A深夜等の加算
※複数名訪問看護加算 看護師との訪問 4,300円  夜間(18:00〜22;00)25%加算
准看護師との訪問 3,800円  深夜(22:00〜6:00)50%加算
(U)(1日1回につき)  早朝(6:00〜8:00)25%加算
 精神障害者社会復帰施設等の入所者に精神訪問看護経験者が訪問  
 相当の経験を有する保健師,看護師,作業療法士:1,600円 B複数名訪問加算
(精神科を標榜する保険医療機関の精神科医の指示に限る)  30分未満の場合 254単位
特別地域訪問看護加算 50/100  30分以上の場合 402単位
※延長時間加算(3時間以上5時間まで) 1時間につき 400円 C特別地域加算
(V)週3日まで(1日1回につき)  離島・過疎地の加算 単位数の15%
 同一建物に居住する複数の利用者に対して同一日に訪問  中山間地域等にある小規模事業所の加算 単位数の10%
  看護師等:4,300円  中山間地域等への訪問看護提供加算
  准看護師等:3,800円  単位数の5%
 週4日以降(1日1回につき) D緊急時訪問加算
  看護師等:5,300円  指定訪問看護ステーションの場合
  准看護師等:4,800円 540単位/月
   病院または診療所の場合  290単位/月
A訪問看護管理療養費 E特別管理加算 250単位
 月の初日の訪問 7,300円 ※長時間訪問看護加算 300単位/回
 2日目以降12日目まで 2,950円  
※24時間対応体制加算/24時間連絡体制加算 5,400円/2,500円  
※重症者管理加算/重症度等の高いもの 2,500円/5,000円 Fターミナルケア加算 2,000単位/月
※退院時共同指導加算(1回,がん末期等は2回) 6,000円  
※退院時支援指導加算 6,000円 ★1単位の単価は10円に地域区分ごとの割合を乗じた額とする
※在宅患者連携指導加算(月1回) 3,000円
※在宅患者緊急時等カンファレンス加算 (月2回) 2,000円  
   
B訪問看護情報提供療養費 1,500円  
C訪問看護ターミナルケア療養費 20,000円  
(2010年4月現在)
表4-7 厚生労働省が定める疾患等の患者
【厚生労働省が定める疾患等の患者】
末期の悪性腫瘍,多発性硬化症,重症筋無力症,スモン,筋萎縮性側索硬化症,脊髄小脳変性症,ハンチントン病,進行性筋ジストロフィー,パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症,パーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上かつ生活機能障害度がU度またはV度のものに限る))多系統萎縮症(線条体黒質変性症,オリーブ橋小脳萎縮症,シャイ・ドレーガー症侯群),プリオン病,亜急性硬化性全脳炎,後天性免疫不全症候群,ライソゾーム病,副腎白質ジストロフィー,脊髄性筋萎縮症,球脊髄性筋萎縮症,慢性炎症性脱髄性多発神経炎,若しくは頸髄損傷の患者または人工呼吸器を装着している状態
(2010年4月現在)
表4-9 訪問看護に係わる報酬(医療保険) 病院・診療所からの訪問看護

●在宅患者訪問看護・指導料 ●同一建物居住者訪問看護・指導料(1日につき)
1.保健師,助産師,看護師による場合 1.保健師,助産師,看護師による場合
 イ 週3日目まで 555点  イ 週3日目まで 430点
 ロ 週4日目以降 655点  ロ 週4日目以降 530点
2.准看護師による場合 2.准看護師による場合
 イ 週3日目まで 505点  イ 週3日目まで 380点
 ロ 週4日目以降 605点  ロ 週4日目以降 480点
●在宅移行管理加算(医療機器使用者:退院後1カ月)  
◯緊急時訪問看護加算 265点  ・在宅悪性腫瘍患者指導管理 500点
◯在宅患者連携指導加算 300点(月1回)  ・気管カニューレを使用している状態  
◯在宅患者緊急時等カンファレンス加算  ・留置カテーテルを使用している状態  
200点(月2回)  ・その他 250点
◯長時間訪問看護・指導加算 520点(週1回) ●ターミナルケア加算
◯難病等複数回訪問看護加算 2000点
2回 450点 ※死亡前2週間以内に死亡日を除いて複数回の訪問看護
3回以上 800点 ●精神科訪問看護・指導料T(准看護師を除く)
◯乳幼児加算(3歳未満)50点 575点
◯幼児加算(3歳以上6歳未満)50点 ◯複数の保健師,看護師等を訪問させて,看護上または療養上必要な指導を行った場合の加算
◯複数名訪問看護加算 450点
 看護師との訪問 430点 ※退院後3カ月以内の患者に対して行う場合は,週5回まで算定できる
 准看護師との訪問 380点 ●精神科訪問看護・指導料U(准看護師を除く)
  160点
(2010年4月現在)
表4-10 訪問看護に係わる報酬(医療保険) 訪問看護ステーションからの訪問看護

●訪問看護基本療養費(1日1回につき)    
(T)週3日まで(1日1回につき) (U)(1日1回につき)
  看護師等:5,550円  精神障害者社会復帰施設等の入所者に精神訪問看護経験者が訪問
  准看護師等:5,050円  相当の経験を有する保健師,看護師,作業療法士:1,600円
週4日以降(1日1回につき) (精神科を標榜する保険医療機関の精神科医の指示に限る)
  看護師等:6,550円 ※延長時間加算(3時間以上5時間まで) 1時間につき 400円
  准看護師等:6,050円    
     特別地域訪問看護加算 50/100  
特別地域訪問看護加算50/100    
※難病等複数回訪問看護加算 ●訪問看護管理療養費  
  1日2回 4,500円  月の初日の訪問 7,300円
  1日3回以上 8,000円  2日目以降12日目まで 2,950円
※緊急時訪問看護加算    
  1日につき 2,650円 ※退院時共同指導加算(1回,がん末期等は2回) 6,000円
※長時間訪問看護加算 ※24時間対応体制加算 5,400円
  週1回につき 5,200円 ※24時間連絡体制加算 2,500円
※乳幼児加算(3歳未満) 500円/幼児加算(3歳以上6歳未満) 500円 ※重症者管理加算/重症度等の高いもの 2,500円/5,000円
※複数名訪問看護加算 ※退院支援指導加算 6,000円
  看護師との訪問 4,300円 ※在宅患者連携指導加算(月1回) 3,000円
  准看護師との訪問 3,800円 ※在宅患者緊急時等カンファレンス加算 2,000円
(V)週3日まで(1日1回につき)    
同一建物に居住する複数の利用者に対して同一日に訪問    
  看護師等:4,300円 ●訪問看護情報提供療養費 (月2回) 1,500円
  准看護師:3,800円 ●訪問看護ターミナルケア療養費 20,000円
週4日以降(1日1回につき)    
  看護師等:5,300円    
  准看護師:4,800円  
(2010年4月現在)